本部
レトロゲームで休日を棒に振ろう
- 形態
- ショート
- 難易度
- 易しい
- 参加費
- 1,000
- 参加人数
-
- 能力者
- 8人 / 4~8人
- 英雄
- 7人 / 0~8人
- 報酬
- 無し
- 相談期間
- 5日
- 締切
- 2016/04/23 09:00
- 完成予定
- 2016/05/02 09:00
掲示板
-
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2016/04/19 17:11:33 -
熱血!超忍者ブラザーズ
最終発言2016/04/23 08:18:29
オープニング
早朝の東京海上支部。ひと気もまばらで、静まり返った施設内ではゆっくりと時間が流れていた。
従魔討伐の任務を終えてから支部に宿泊していたエージェントたちはそんな中で目を覚ます。特殊事件は時を選ばずに発生してしまうので、仕事を終えても家に帰れないというのはある意味、日常茶飯事なのだ。
時刻は5時前。何故こんな早い時間に目覚めてしまったのだろう。
未だ電車は動き始めておらず、一行はすぐに帰ることは出来なかった。仕方なしに彼らは何か時間を潰せないかと、起き抜けでまどろんでいる体でのそのそと活動し始める。
泊まっていた部屋は和室。テレビを点けたり、部屋に備えられた飲食物を漁ったり、適当にネット閲覧したり。
少し時間を潰せば、後は帰るだけだった。その日は休日だったし、せっかく早起きしたのだから時間を有意義に使ってやろうじゃないかと考えたりしていた。
だのに、誰かが見つけたあるモノにより、事態は一変した。
割としょうもない方向に。
部屋の片隅に、ダンボール箱が1つ置かれていた。見るからに古びたその箱を開けると、中には1台のゲーム機と1本のソフトが入っていた。
ゲーム機には『ブラックコンピュータ』という文字が刻まれ、ソフトはカセットタイプで『超忍者兄弟』というタイトルが記されている。
いわゆるレトロゲーム。30年以上も前に発売された物のようだ。
暇潰しにはこれ幸い、と一同は大型テレビに古のゲームを繋いだ。機体やケーブル類がしっかり働いてくれるか不安だったが、ゲーム機を起動するとテレビ画面は即応し、ドット画で『超忍者兄弟』とタイトルを表示させる。乏しい音源が郷愁感を誘う、ような気がした。
スタートボタンを押すとゲームが始まる。横スクロールアクションのようだ。
キャラを動かし、敵を倒して巻物を拾う。巻物を消費すれば派手な忍術などが使えるらしい。説明書を読む限り。
少しだけ。始発が動き出すまで。
ほんの少しの時間潰し。
というつもりで始めたのに、いつの間にか時刻は午前7時を過ぎていた。電車なんてとっくに動き出している。
だがエージェントたちは一向にゲームをやめようとは思わなかった。
熱中するあまり、時が過ぎるのを忘れて、ひたすらにゲームクリアを目指していた。
腹が立つほどに難しいゲームだが、投げ出す気になれない。
やってやるぜ、今日は休日だしな。
たまの休みを無駄にする覚悟、完了です。
解説
■目的
レトロゲームをプレイしながら楽しく過ごす
■ゲーム
・『超忍者兄弟』
主人公の忍者兄弟を操る、謎の鬼難度レトロゲーム。
知名度がないに等しく、何故か情報がほとんどない。
横スクロールアクション。6エリア全18ステージ、3の倍数のステージにボス敵が待つ。
ラスボス前に各エリアのボスが連続で再登場するいわゆる『ボスラッシュ』がある。
しかもラスボスは5回の変身、計6回倒さねばならない鬼畜仕様。もはや無理ゲー。
ゲームオーバーになると最初のステージからやり直し。
コンティニューはなく、全5機でクリアしなければならない。
当然進むごとにステージは難しくなっていき、ラストステージは理不尽の嵐。
およそ一般人ではクリア不能、共鳴したリンカーの超人的能力なら何とかなるかもしれない。
2人同時プレイが出来るが、両者が一緒に進まないと画面がスクロールしないのでむしろ難しくなる。
しかも1人1機なので残機が減る速度も2倍。無駄機能である。
ちなみに残機が無限になる裏技とかもなく、ネットで調べても『頑張れ。以上』程度のアドバイスしかない。
・ブラックコンピュータ
レトロゲーム機。風圧でバグるとまで言われるスリリングな機体。
接触した日には間違いなく絶望できる。
■お部屋
・広々とした和室。
・大型液晶テレビあり。
・窓からは東京の街並みを一望できる。
・お菓子や飲み物完備。酒類はなし。
■状況
朝、眩しい日光が窓から差し込む。そんな時刻からスタート。
食事やシャワー、お手洗い等で室外に出ることは可能。
ただし乱暴にドアを開閉すると振動でゲーム機が動作不良を起こすかもしれない。
ゲームは丸1日は費やさないとクリアできない難度。最悪2日目突入コース。
クリアする頃には廃人になっているかもしれない。
ただしエンディングは恐ろしく簡素で3秒で終わる。
マスターより
どうも、星くもゆきです。
今回はレトロゲームをプレイしながらゆったり過ごすシナリオです。
もしくは理不尽なゲーム難度や、ゲーム機本体の儚さに絶望するシナリオです。
クリアを目指すというよりは、無茶苦茶なゲームに悪戦苦闘しながら楽しく交流して下さい。
触っちゃいけない物ほど触りたくなるものですよね。
リプレイ公開中 納品日時 2016/05/04 21:48
参加者
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依頼前の挨拶スレッド
最終発言2016/04/19 17:11:33 -
熱血!超忍者ブラザーズ
最終発言2016/04/23 08:18:29