本部
広告塔の少女~クイズ、遙華はどれ?~
- 形態
- ショート
- 難易度
- やや易しい
- 参加費
- 1,000
- 参加人数
-
- 能力者
- 8人 / 4~8人
- 英雄
- 8人 / 0~8人
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 4日
- 締切
- 2016/02/28 19:00
- 完成予定
- 2016/03/08 19:00
掲示板
-
しっつもーん♪
最終発言2016/02/28 13:15:19 -
クイズ!《遙華はどれ?》
最終発言2016/02/28 17:48:44 -
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2016/02/26 01:37:23
オープニング
「はーい、私遙華、みんな仲良くしてね」
テレビに映った遙華はお茶の間の皆さんにウインクを届けた。
「長期の休暇のおかげで心も体もリフレッシュしちゃった。これからビシバシ、開発に愚神退治頑張るよ! みんな応援してね」
キャピルン。
そうぶりっ子ポーズをとる遙華、さらにその隣で白目で佇むロクト。
「あれ? ロクトちゃん、なんで何も反応してくれないの? 遙華寂しい」
ロクトは反応しない、放心のまま袖をぐいぐい引く遙華のなすがままになっている。
「ねぇねぇ、ろくとぉ」
「……この子だれよ!」
ロクトの叫びがスタジオにこだまする。
「どこからどう見ても見た目は遙華、でも中身は全然違うじゃない! あなた達の目は節穴なの?」
ロクトは激怒した。目の前に整列するスタッフたちを怒鳴りつける。
「これは、最近話題の犯罪集団か、新手の愚神が送り込んだ偽物よ」
「なんでそう思うの?」
偽物(暫定)遙華はロクトに問いかけた。
そこはスタッフルーム、長机とイスと化粧台しかないその部屋にスタッフ一同が押し込まれていた。
「だって、もし遙華がそんなに急に愛想を振りまけるようになったなら、私の今までの苦労はなんだったというの。半年かけて『いらっしゃいませ』もろくに言えない子なのよ?」
一同はうんうんと頷く。
「一朝一夕で身につくものじゃないのよ、だからあなたは偽物」
「ふーん、だったらどうするの?」
「つかまえるわ」
そうロクトはブーツから細長いナイフを取り出し、目の前でまわして、そして放つ。
遠心力を乗せたそれは閃光のようにひらめき、そして遙華の顔面に突き刺さった。
「遙華をどこへやったの?」
「…………えへへへ。そこ」
そう偽物(確定)が指をさすと突如控室のモニターが映った。
その先には。
白目をむいて、目の前の大参事に相対する、遙華の姿が映っていた。
* *
「なによ、これ。私は予定時間にちゃんとスタジオについたわよね。何かのドッキリなの? なんで私が三人もいるのよ!」
遙華はその日、何かおかしいことは感じ取っていた。
朝起きてもロクトがいないし。送迎のオジサンもなにか物言いたげだった
そして収録予定のスタジオまで来るとこのざまだ。
スタジオ内で自分にそっくりな人間が三人もいる。
それぞれ、胸にアルファベットが書かれたバッジをしているが、それ以外は思い思いの行動をとっている。
「あれ? やっと来たんだね」
その遙華たちは本物の遙華が来ると、その興味を本物の遙華に向けた。
「きた! 偽物の遙華だ!」
「偽物?」
遙華はその言葉に首をひねる。Dと書かれたバッジの遙華が放った言葉が根本からよくわからない。
「これから君は偽物になるんだよ」
別の遙華が言った。
「この番組はね本物の遙華を決める番組なんだよ」
「……何よそれ、そんなの聞いてない違うわ、今日は世界の不思議を発見するための」
遙華は自分のスケジュール帖をひっくり返す。
「本物の遙華を決める番組なんて知らないわ」
「じゃあ、あなたが偽物ね」
スタジオにあふれる偽物コール。
「横暴だ!」
遙華は思わず声を荒げた。
「それに本物かどうか決めるのはあなたじゃないわ」
そこに突如Aのバッチをつけた遙華が現れた言った。
「決めるのはこの番組の視聴者よ」
「…………え?」
まただ、遙華は彼女らの言葉の意味が分からない。
だって、決めるまでもなく、自分が、自分が遙華のはずだから。
「この番組で、本物の遙華にふさわしいって選ばれた遙華が、今後遙華をやっていくの、素敵でしょ?」
「全然素敵じゃないわ。だって、私が遙華なんだもの。勝手に遙華を決めるって言われたって、そんなの」
遙華はあまりに混乱しすぎて、何も言えなかった。
「そうだ、そうだロクトよ。ロクトなら私を共鳴できる。リンクさえできれば、私が本物だってわかるはずよ」
「ロクトはね、邪魔だからね、閉じ込めたわ」
「閉じ込めた?」
「だって、本当の遙華を決めるのには必要ないもの。本当の遙華はみんなが望む遙華でしょ?」
何を言っているの? そう遙華は口にしようとしたが、言葉にならなかった。
「ねぇ、みんな。あなた達も嫌でしょ?」
Aの遙華はテレビの前のみんなに問いかける。
グロリア社に行くたびに『ここはグロリア社。 日常品から能力者のための武器防具まで、ありとあらゆるものが揃う世界最大のコーポレーションよ』なんて横柄に接されるのは」
唖然とすると遙華を尻目に、偽遙華はカメラに視線を送る。
「それでは役者がそろいましたので、これから番組を始めます。クイズ、本物の遙華はどれ、この番組はグロリア社の提供でお送りします」
*遙華ズの紹介
A 愛想のよい遙華
「私、遙華。よろしくね」「好きなものは愛と友情」「みんな大好き!」
とても愛想の良い遙華、愛情と愛嬌をふりまく。笑顔が特徴的。
B 知的な遙華
「うるさいわね、黙っていられないの?」「もう少し考えて話したらどう?」
知的でクールな遙華、残酷と思われる発言をする。
C うるさい遙華
「私が本物だってば!」「なんでわからないの?」
何かにつけて他の遙華の言葉を否定する嫌な遙華
D 幼い遙華
「ふえ、なんでそんなににらむの?」「いやだよう、叩いちゃいや」
幼い遙華、言動も発想も幼い。
E 何かよくわかんない遙華
「さぁ、始めよう。ここから僕らの物語を」
そもそも一人称からして違っている遙華。劇がかった口調で茶々を入れる。
* 回答者集合
この番組が始まった直後あなた達はピンチヒッターとして選ばれた。
本来の出演者とは別にこのクイズ番組に出演し、本物の遙華を当てて欲しい。間違えた遙華を選んでしまった場合、本人がどうなるかは誰にもわからない。
解説
目標 偽物の遙華の撃破
従魔 偽物遙華
・偽物遙華は従魔です。戦闘能力は高くありませんが。他の人間に化けることもできます
・目からビームを放ちます。
・そのチョップは大地を割る威力です。
遙華ズ達は各々の性格に合わせた受け答えをしますが、記憶を共有しているわけではないので。本物しかわからないような質問を投げかければ。すぐに偽物はわかるでしょう。
・このゲームには必勝法があります、ロクトと遙華が共鳴すれば一発で本物がわかるので、うかつなことをせずにロクト救出を優先してもいいかもしれません。
スタジオ
スタジオは二階建ての建物内にあります、体育館程度の大きさでカメラやセットなどでごちゃごちゃしています、壊しても弁償するのはグロリア社なので気兼ねなくやってください。
ロクトさんについて。
この建物内のどこかに監禁されています、外に偽物遙華が三体配備されています。
遙華さんについて。
なんかちょっとすねてます。偽物に言われたことに加え。
みんなに本物だとわかってもらえないことから過去の行いを恥じています。
下記PL情報
実はこの従魔、端末のようなものでして、背後で一人の愚神が操り、糸電話のように従魔の口から言葉を放っています。
こちら建物のどこかに潜んでおりまして。探し出して倒してもこの茶番を終わらせられます。
ロクトがいると探しやすいと思います。この建物の構造を熟知しているので。
愚神 ハイドアンドシーク。
特長
・糸で影を操る愚神。PCの動きを止めることができる。
・クナイを放つ、威力は高くないが命中精度が高い。
・移動力が高く、知能が高い、ふりを悟ると逃げる。
今回愚神を討伐することは目的には入っていませんが、愚神も倒せれば大成功になります。
マスターより
バカンスから帰ってきたばかりの遙華さん。早速気の毒な事件に巻き込まれています。
どうもこんにちわ鳴海です。
今回のテーマは遙華。
彼女にテーマを当てて、彼女をピックアップしたことがなかったので、面白いかなって思ってやりました。
今回のことをきに彼女と仲良くなってくれるとうれしいです。
遙華さんですが、
もう少し素直になればよかったとか、もっとみんなに優しくすればよかったとか、しつれいだったかな? とかぶつぶつつぶやいてへこんでます。
話の本筋とは関係ないですが、余裕があればこえをかけていただけると嬉しいです。
「私なんて、どうせ、愛想もないし。最近失敗ばっかりだし……はぁ」
とか言いますので。
関連NPC
リプレイ公開中 納品日時 2016/03/07 01:04
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クイズ!《遙華はどれ?》
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