リンクブレイブ

クールだが何処か妖艶さが漂うような印象を持つ。またそれと同時に凛と立つ強さも垣間見える。本来の自分を語ることは少ないが、それは訊かれないからであり、特に隠しているワケではない…とは本人の弁。本当は強がっているだけの寂しがり。元は音楽好きの或る貴族の護身用兼蒐集品の古式銃。ただ、主に彼女[カノン]を持ち歩くのは、歌うことが至上の喜びであったその令嬢だったと言う。元の世界での愛称はその令嬢に倣い、歌姫、心無い人々にはセイレーンやローレライと称されてきた。その令嬢の影響か、将又愛称故か、歌を得意としており、透明感と説得力を持つその歌声は変幻自在。時に激しく時に穏やかに聴く者を魅了する。 どんな歌や音楽も愛し、また彼女に掛かればそれはまるで魔法のような音律となって、周囲に広がっていく。手放しで慕ってくれるリリィには戸惑いつつも妹のようであり、護るべき絶対の存在として見るようになる

出会いはリリィが公演を行った際に行った或る場所。気分転換をしようと近くの湖を見に行った際に独り、歌っているカノンを見付けたのが切欠。その歌声に魅了され、またそんな美しい歌を紡ぐカノンの存在を消したくなかった為、誓約を交わす。誓約は『世界中の美しい音楽をジャンル問わず見付けること』▼リリィはカノンのことをその歌声を始めに、その存在全てにおいて心酔と憧れを持っており、普段は「おねーさま」と呼んで慕っている。若干の妄想癖が在る為、カノンに夢を見ている部分もあるようだが…？逆にカノンはリリィのことを普段は可愛らしい妹のような存在であり、また護るべき存在だと思っている。ただ、リリィが演奏している時にはその無垢さと、それと共に存在する感情豊かな表現とその魂に心奪われているのだが、決して表には出さないでいるようだ

基本的に凛とした語調だが、リリィには優しい語調