リンクブレイブ

嘗ては、夫や恋人、我が子を戦によって奪われた女達の生ける無念にして、その具象。家庭を幸福に導く善き母性の守護神格とみなされる一方、戦場でその姿が目撃されると戦の首謀者は非業の死を遂げるとも謳われ、凶兆として畏れられた。この世界に於いては、ナイチンゲールが【徴】に覚醒した頃よりその傍らに生ずるも実像を顕現するには至らず、只々彼女の在り様を見守り続けて来たらしい。そのまま消失するものと思われたが、シナリオ『【界逼】海を紅に染めるなかれ』にて、ナイチンゲールの意思に呼応して実体化。略式で誓約を結び、以後力を貸す運びとなる。／　基本的には慈悲深く、大変な世話焼き。だが、諍いを撒き散らす者が在れば果てしなく呪い、執念深く殺傷せしめんとする。果たしてその性業が齎すものとは…。

善知鳥はナイチンゲールにお節介な姉、或いは母として接し、ナイチンゲールもそんな善知鳥を自然に受け容れている。墓場鳥とは、お互いにとっての良き相談役。とは言えその話題は専らナイチンゲールについてである。誓約は“この戦に終焉を”。そして“優しさを諦めない”こと。

ナイチンゲールのことは本名の“グィネヴィア”、墓場鳥は“ナハティガル”と、この二人のみ呼び捨てる。喜怒哀楽のうち哀を除く全てを笑顔で表現する。もし哀しみに暮れることがあっても、それを人前で見せない。