リンクブレイブ

▼能力者となったのは、愚神に襲われ危機に瀕した為だと自覚している。恐怖でビビッて動けなかった自分を思い出すと腹が立つが、それだって仕方のなかった事だと今は思うようにしている。能力者となった今は、その雪辱を晴らすべく銃を執り戦場に向かう▼死を撒き散らす敵を相手に対し恐怖は人並み以上にあると思うが、今できる事、敵を倒す事を性根を据えてやると決めた▼相棒の英雄が何を考えているか分からない。涼しげに軽い口を叩く女みたいな姿をした妙な男だ。声が男のそれなので、女男だと思っている。真実は聞いても答えないが、別に気にしていない▼能力者になる前はあまたのサブカル趣味に手を出す、いわゆるオタクだったが、実際それは今でも変わっていないと思っている。広く浅くって奴で、真のオタクではないかもしれないが▼常軌を逸した存在になったが、一般的な常識は持ち合わせているつもりだ。生活の内容も戦い以外はさほど変わっていない。

なんとなく流されるままに所属してしまった。目的はあるにはあるが複数だったり、ぼんやりしたりしているのでまだ確定していない。

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激動の人生をこれまで過ごしてきて気がついたらエージェントになったが、まだ自分の中でも気持ちの整理がついていない。

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物事に全く動じないほど無神経ではないが、大きく慌てふためいたりはしない。しかし驚愕・恐怖・狼狽といった感情の動きは人並み以上にある。「やべえ」「マジか」などと呟きながら行動に移る。