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ゆかたdeショッピングモール2017

高庭ぺん銀

形態
ショート
難易度
易しい
オプション
参加費
1,000
参加制限
-
参加人数
能力者
12人 / 4~12人
英雄
11人 / 0~12人
報酬
無し
相談期間
5日
完成日
2017/08/22 20:12

掲示板

オープニング

●おいでよ、夏のショッピングモール
 シャンゴリラTOKYO。『東京』と名の付く先人たちと同じく、東京都ではないどこかに存在するショッピングモールである。
 暑い夏はまだまだこれから。お出かけの準備をするもよし、ゆったり過ごして英気を養うもよし。平和な夏のひとときを涼しいシャンゴリラで過ごしてみてはいかがだろうか?
 
●シャンゴリラ☆インフォメーション
1、浴衣でショッピング☆
 浴衣でお越しのお客様は店内商品全品5%引き! 映画館やフードコート、ビアガーデンでも有効! 当日購入した浴衣でもOKです(着替えスペースあり)。
 
2、ぎゅぎゅっと☆夏の味覚フェア
 夏が旬の桃やメロンを使ったスイーツを屋台形式で販売! ケーキ、パフェ、ゼリーなど種類豪富。
 かき氷はシンプルから豪華版までいろいろ! 昔ながらのかき氷、人気のふわふわかき氷、ビッグ&ゴージャスなかき氷パフェなど。
 地元農家さんも野菜の直売所を出店中! 夏野菜カレーは無料でいただけます(おひとり様一皿まで)!

3、ミニお化け屋敷『どきどき! おばけ小学校!』
 ここは、おばけが出るとうわさの小学校。真夜中に忍び込み、きみの勇気をためせ!

4、シャンゴリ☆ビアガーデン
 屋上庭園が夏季限定でビアガーデンに! ゴリ盛ジョッキビール(1555ml)がおすすめ!
 今年は、リンカーお笑いコンビ『鳴鳴(めいめい)』のトークショーも開催!

☆映画館シャンゴリシネマより今月のおすすめ
『夏色のフォトグラフ』
 敏腕プロデューサー×H.O.P.E.のコラボレーション作品。キャストたちによる劇中歌が話題。海辺の学園を舞台にした青春オムニバスムービー。
 出会い。決断。そして、つながっていく想い。彼らは、迷い、涙し、それでも笑って進む。「ねぇ……教えてくれてありがとう」

解説

大型ショッピングモール「シャンゴリラ」。3階建て。屋上はイベントスペース。
ファッションから専門店までなんでも揃い、レストランも各種充実。
※ご自由にお好きな店舗をプレイング内で登場させてもOKです。雑貨、本、ゲームセンター、スーパー、楽器屋、おもちゃ屋、フードコートなど。

【イベント補足】
1、浴衣でショッピング☆
 浴衣だけを集めた特設会場の他、各ショップで買うこともできる。

2、ぎゅぎゅっと☆夏の味覚フェア
 一番人気はメロン&スイカの入ったフルーツポンチ。スイカ半玉を器にしたビッグサイズもあり。
 地元農家とコラボしており、新鮮な夏野菜の直売もしている。地元産のトマト、ナス、かぼちゃが入った夏野菜カレーは試食を兼ねているため、無料で食べられる。
 
3、お化け屋敷『どきどき! おばけ小学校!』
 薄暗くボロボロの校舎は大人でも不気味かも。出てくるおばけはディフォルメの効いた可愛いもの(ホログラム)なので、お子様も安心! 花子さんや人体模型など学校の怪談系やシーツおばけが中心。入り口でもらえる聖なるお守りを掲げるとお化けを追い払える。最後は同行者と手を繋ぎ、お守りのパワーと仲良しパワーでボスおばけを浄化!
 
4、シャンゴリ☆ビアガーデン
 ビールだけでなく各種酒類やソフトドリンクも有り。居酒屋にあるようなメニューなら、自由に出してOK。
 鳴鳴はお客さんへ質問をすることもあるので、よければご協力を。(惚気やエピソード語りもOK)
質問例:「今日は誰と来た?」「相手との関係は?」「夏の予定は?」

※すべてのイベントに参加する必要はありません。買い物だけのご利用も大歓迎です。
※買い物や飲食によってアイテムが増えることはありませんのでご了承ください。また、通貨も減りません。

NPC
康広&ティアラ
普通の私服。今年は色々と忙しいらしく、遠出は難しいらしい。今日は出演した映画を見るためにやってきた。

リプレイ

●シャンゴリラ開店☆
 自動ドアを通りぬけた瞬間、ナイチンゲール(aa4840)は既視感を覚えた。
「前にも来たことがあったような。確か春先にお肉屋さんが……」
「気のせいだ」
「でも……」
「ぐずぐずしていると置いて行かれるぞ」
 あっと声を上げる間に墓場鳥(aa4840hero001)に手を取られ共鳴する。
(私に気兼ねする必要はない。折角友人達と出掛けるのだから)
(墓場鳥も一緒に遊んだらいいのに)
(……今度な)
 彼女はそう言ったきり口を閉ざす。偶には衒いを忘れて美しく着飾れば良い。そんなことを考えながら。
 待ち合わせの相手は映画で共演した海神 藍(aa2518)、禮(aa2518hero001)、康広、ティアラ。そして。
「杏樹綺麗!」
 藤色に白い桔梗の浴衣。そして山吹色の帯。自然さと華やかさが同居した着こなしにナイチンゲールは感動する。泉 杏樹(aa0045)は嬉しそうに頬を染めて礼を言った。
 榊 守(aa0045hero001)は海松色に白い縞模様の浴衣と黒い帯を合わせている。
「藍たちはここで買うんだよな。着付けなら俺たちが手伝えるぜ」
「助かるよ」
 友人たちにすすめられて康広とティアラも浴衣を買うことにした。
「禮はどんな浴衣にするか決めてるの?」
「ええ、実は」
 ティアラが尋ねると、禮はいたずらを思いついた子供のように笑った。

「……ここに来んのも久々ですなあ」
 フィー(aa4205)は去年と同じ、紫を基調とした浴衣でやって来た。隣には楪 アルト(aa4349)がいる。桃色の浴衣は去年フィーに買ってもらったものだ。
「そんじゃお手をどうぞ、お嬢様?」
 手を繋いで歩き出す。最愛の人の手をギュッと握ったまま、アルトが言った。
「……あれから一年か……何だか長かったよーな気もするな……ホント、あの頃とはもう全然違うからな……」
 そう、今の二人は正式な恋人なのだ。

「あいつ、いつの間に……第二英雄呼んでたんだなぁ……。俺は沖一真だ、よろしくな」
 沖 一真(aa3591)は、三木 弥生(aa4687)の新しい英雄、両面宿儺 スクナ/クシナ(aa4687hero002)と自己紹介をし合う。
「貴方……君が、御屋形様だね。今日はよろしく。私……僕は久科。そしてこっちが」
「……スクナ……」
 カタカタという音は震えているやら、それとも笑っているやら――。
 深い夜のような色の浴衣を着こなす月夜(aa3591hero001)は、弥生とショッピングがしたいと主張した。
「二人だけ……ですか、分かりました!」
「まぁ、そういうことらしいので、俺は適当にうろつくぜ。楽しんできてな」
 弥生はガシャガシャと鎧を鳴らし、まるで護衛のように月夜の前を歩く。浴衣の販売会場に着くまで道行く人々の視線は独り占めだった。

●似合うのはどれ?
「浴衣ってこんな種類たくさんあったんだ……」
 大門寺 杏奈(aa4314)が感嘆の声を上げる。
「アンナには何が似合うのでしょう……燃えてきましたわ!」
「じゃあ、私はレミに似合いそうな浴衣を選ぶね」
「まあっ……! それは楽しみですわ♪」
 レミ=ウィンズ(aa4314hero002)が杏奈のために選んだのは、白銀の髪に映える紺の浴衣だ。柄は涼し気な水色の朝顔。帯は濃い赤に決めた。
「……どうかな?」
「とってもお似合いで……綺麗ですわっ♪」
「ありがとう、レミ♪ じゃあ次はレミの番だけど……着付けは大丈夫?」
「少し不安ですわね……アンナ、手伝ってくださいまし」
「任せて♪ それじゃ着替えようか」
「はい、行きましょう」
 レミが着るのは赤地に薄紅色の桜が舞う華やかな浴衣。締めるのは明るい黄色の帯だ。
「どうでしょう?」
 くるっと1周回ってみると、きらきらと瞳を輝かせる杏奈と目が合った。
「わぁ……うん、よく似合ってるよ♪」
「アンナが選んでくださった衣装ですもの。似合って当然ですわ!」
「……そっか♪」
「さあアンナ、着物の用意も済んだことですし……行きましょう」
 手を差し出すレミ。
「うん、行こう」
 杏奈はレミの手を優しく握り、次の目的地へ向かった。

「おっかいもの! おっかいもの!」
 君島 耿太郎(aa4682)とアークトゥルス(aa4682hero001)は、夏祭りに来ていくために浴衣を買いに来た。
「とは言え……思ったよりも種類がありそうだな。さてどうするか」
「俺? 俺は別にいらねぇからお前らで選びな」
 夜城 黒塚(aa4625)は言う。
「アークお兄ちゃん、店員さんを呼びに行こう!」
 エクトル(aa4625hero001)が待ちきれないと言った様子で、アークトゥルスを促した。
「お客様でしたら、こちらのお色はいかがですか?」
 店員は美しさと威厳に圧倒されながらも懸命に接客してくれた。鏡の前に立ち、何枚か浴衣を体に当ててみる。
「アークお兄ちゃん、浴衣も様になりそうだね!」
 気づけばエクトルが憧れの眼差しで彼を見上げていた。
「そうだ、これも似合うと思うんだー!」
 アークテトゥルスが屈むと、エクトルの小さな手が髪に何かを挿す。黄金色の髪に飾られたのは、月モチーフのチャームと天然石で飾られた簪。彼が店員と相談している間に探したらしい。
「なんだ、エクトル。その簪を選んでくれたのか? ありがとう、とても美しいな」
 浴衣は夏祭りまでのお楽しみだが、折角なので簪はこのままで一日過ごすことにする。
「似合ってるじゃないすか! 俺はどうしようかなー」
「君島の浴衣ねえ……偶にはイメチェンついでにこういうのどうだ?」
 黒塚が手に取ったのは某雑誌を思い起こさせる、派手な伊達ワル風浴衣。生地は当然ラメ入りである。さらにシルバーアクセの帯飾りで渋谷系にアレンジする。
「いいんじゃねえの、『夜空を彩るのが花火なら、地上に咲き誇る華こそが俺』とかキャッチコピーイケる」
「めちゃくちゃかっこいいっす! 浴衣ってこういう着方も出来るんっすね!」
 満足げに眺める黒塚と嬉しそうな耿太郎。
「なんかよくわからないっすけど、すごいってのは分かるっす!」
「あのー……」
 アークたちを接客していた可愛らしい店員が、おずおずと声をかける。
「お客様ならこういった感じもお似合いになるかと……」
 差し出したのは青系のストライプの浴衣。爽やかな色合いが、耿太郎によく似合いそうだ。
「さっきのも捨てがたいけど、お姉さんの好みに合わせてみるっすかねー」
 調子よく耿太郎が言い、悲劇は回避された。
「えへへ、この浴衣着てお祭り行くの、今からすっごく楽しみなんだよ♪)」
 袋を抱き締めて笑うエクトルの頭をアークトゥルスが撫でる。
「夏祭りではこの簪のお返しに何か買ってあげようか。それも楽しみにしているといい」
「うん!」

 弥生はガシャガシャと鎧を鳴らし、まるで護衛のように月夜の前を歩く。浴衣の販売会場に着くまで道行く人々の視線は独り占めだった。
「いいのでしょうか……御屋形様を置いて行ってしまって……おざなりにしているような気分ですが……」
「今日は弥生ちゃんと一緒に楽しみたいの。――まずは鎧どうにかしなきゃね」
「……え? わ、私!? どれもこれも綺麗で月夜殿には似合いそうですが……」
 弥生の視線は色とりどりの浴衣の上をさまよう。
「よ、鎧を着ていないとは、恥ずかしいですから……ひ、人前で脱いでいるなんてできませんー!!」
「だいじょーぶ、弥生ちゃんに似合う浴衣探してあげるから、ね?」
 月夜は妖しい笑みを浮かべ、弥生の腕を引く。数分後、試着室にはすっかり静かになった弥生がいた。
「ふふふ、似合ってるよ、弥生ちゃん!」
 水色を基調とした浴衣には菖蒲が描かれている。古来より魔除けと信じられて来た花だ。
「必勝とか礼儀正しさって意味もあるみたい。ね、ぴったりでしょ?」
 恥ずかしいが、その言葉は嬉しい。抵抗を諦めた弥生は、月夜の袖をきゅっと掴み彼女の背に隠れるようにして売り場を出ていくのだった。

「……来たわぁ。浴衣ロリの群れ、来たわぁ」
 心の中でニマニマと笑みを浮かべていた風深 櫻子(aa1704)は、愛らしい声に名を呼ばれて振り返った。
「お姉さま、どうですか? 浴衣、着てみたんですけど」
 薄いピンク地に桜柄の浴衣を着た天使、もといガブリエル(aa1704hero002)が立っていた。櫻子が着るのは白地に桜柄の浴衣だ。
「桜柄でお姉さまと一緒ですね♪」
(エルたん天使過ぎて目が潰れそうだわぁ……)
 荒くなる息を抑えつつ、櫻子は優しい笑顔で頷いた。
「よーし、エルちゃん。はぐれるといけないから、お姉さまと手、つないどくのよ?」
「はいっ♪」

「うん、これが良いかな」
 藍は早々にお目当ての浴衣を見つけた。紺色に縦縞しじらの浴衣に黒い帯を合わせる。
「ティアラはやっぱり赤が似合うと思うよ」
 ナイチンゲールが言う。選んだのは、黒い地の色をほとんど隠すくらい赤と白の牡丹が咲き乱れる浴衣。そして、蝶を模した髪飾り。
「康広は勢いのある感じが良いんじゃない?」
 康広は水墨画調の竜が描かれた白系の浴衣を選んだ。アドバイスを受けて、普段はあまりしない純和風な着こなしを試してみる。なんだか新鮮な気分だ。
「これ、すっごく可愛い!」
 ナイチンゲールが見つけたのは蔦の間を小鳥が遊ぶモダンな柄の浴衣。着こなしの相談は杏樹におまかせだ。
「髪はすっきり、まとめましょうか。ナイチンゲールさんは、赤い髪が素敵だから、小物に赤を入れて……」
 薔薇モチーフの髪飾りと籠編み部分のある巾着で、ちょっぴり西洋風の雰囲気を取り入れる。
「……たまには白も素敵ですよね」
 禮が手に取ったのは、白地に青い紫陽花の浴衣だった。
「あら、いいわね。新たな魅力発見ね」
 着替えた禮を見てティアラが微笑む。生成りの帯に黒と青の帯飾り。頭上にはいつもの冠が誇らしげに光っている
 着付けを行う杏樹はいつもより少し大人に見えた。自信に満ちた表情となれた手つきのせいだろう。
「ちょっと照れくさいね、こういうの」
 ナイチンゲールは言う。そわそわしているのは恥ずかしさのせいだけではなく、皆で並んで歩くのが楽しみなせいでもある。だからこそ墓場鳥が加わらないのが勿体ない。
「せっかく美人なのに」
 沈黙する英雄の代わりにティアラが言う。
「涼し気な紺や白なんて似合いそうよね。さっき見た燕の柄とか」
「……ちょっと待ってくれる?」
 着替えたナイチンゲールは下駄を鳴らして売り場まで戻っていく。
「そうだ、サフィの分も買って帰りましょう」
 藍と禮が彼女の背を追いかけた。帰りにはケーキも買って帰ろうと話し合いながら。

「あ、あたしの事都合のいい着せ替え人形とか思ってんじゃねーぞ……」
 口ではそういいながらも、アルトは楽しそうだ。人が来ればさっと隠れてしまうのも彼女らしくて愛おしい。
「なぁ、フィーはこれとか似合うんじゃねーか? ……どうだ?」
 アルトはアクセサリーをいくつか手に取る。その良し悪しはフィーにはよくわからない。
「アルトこそ何か欲しいものねーんです? ぁ、金は私が出すんで好きなもん選んで構わねーですよ?」
「……え、あ、あたし!? あたしにはそんな……いいって似合わねーから……」
「別に普段から何に使うって訳でもねえですし」
 ぐずっていたアルトは「じゃあお揃いで」の一言で陥落した。彼女が選んだのは音符のチャームがついたアンクレット。
「右足に着けると『恋人募集中』、左足だと『恋人います』なんですよ」
 おせっかいな店員の言葉に従って、戯れに着けてみる。跪いてアルトの左足首にもつけてやると彼女は赤い顔で笑った。

●夏の香りと歌声と
「杏樹、映画を、見に行きたいの。勇気出して、お出かけ、です」
 守のいない初めてのお買い物。ちょっとした冒険気分だ。
「じゃあ兄さん、行ってきます」
「うん、楽しんできてね」
 康広とティアラも映画鑑賞組だ。
「少し気恥しい気もしますけど、出来栄えとか、お客さんの反応とか。気になりますよね」
 禮の言葉にナイチンゲールが頷く。共鳴していなければきっと耐えられないが、皆の活躍を見たいのは本当だった。

 藍が目を止めたポスターに描かれていたのは大人の夏の風物詩。
「ビアガーデン、いいね。榊さん、いっしょに飲むかい?」
「ああ。今日は子供のお守りなしで、気兼ねなく飲めるぜ」

 興行はなかなか好調のようだった。目立ってはいけないと一番後ろの席に並んで座る。
 ナイチンゲールは気づけば映画の世界に没頭していた。主人公たちは皆、甲乙つけられないくらいに魅力的だ。苛烈なまでのひたむきさに涙が出そうになる。
――渚分かつ
――今日と明日 夢うつつ
 皆の為に作った、皆で歌った挿入歌が流れるダイジェストはちょっぴり誇らしい気分にさせてくれる。
(共鳴した私は「居る筈のない生徒」と同じようなものだけど、でもスクリーンの中には残り続けるんだ。エピタフみたいに。皆と一緒に。きっとそれってすごいこと)

 ビアガーデンには、おなじみのグロリアビールも用意されていた。
「やっぱ夏のビールは最高だな」
「酒が多いのは幸せなことだが……乾杯するにはちょっと重いね、これ」
 枝豆をつまみながら藍が言う。
「一度ビールにケーキも試してはみたけれど、合わないからね」
「実験済みかよ。藍らしいというか……」
「……そう言えば。映画組は大丈夫かな?」
 今見た映画に出ている役者が目の前に現われたら、騒ぎになるだろう。
「……まぁいいや、禮がついてるし何とかなるだろう」
「だな」
 酒による酔いはまだまだ浅いものの、彼らは雰囲気に酔い始めていた。
「なあ藍、今日の酒をどっちが奢るか賭けないか?」
「飲み比べだね。受けて立つよ!」

 映画が終わった。
「いいラストだったわね。もし物語に続きがあるなら、あの『妹』も主人公になるのかしら」
 ティアラが言った。瞳に癒えぬ悲しみを湛える、美しい声の少女。彼女もヤスヒロや杏樹たちと出会って、新しい物語を紡いでいくのだろう。
「ん? それってオムニバスムービーにならなくねぇか?」
「細かいことはいいじゃないの。人生が映画なら誰もが主人公よ」
 杏樹は部屋を後にする観客たちをこっそり見まわす。
「皆さん、この映画、楽しんでくれたかな?」
 笑顔の者もいれば涙を拭いている者もいたが、皆どこか満足げな表情に見えた。連れの者と夢中で感想を言い合っている者が多かったが、最後まで客席で余韻に浸っていたひとりの少女がついに出演者たちに気づいた。
「す、すいません……握手、してもらっていいですか?」
「気付かれちゃいましたね」
 禮は微笑み、ファンサービスに応じる。
「あの、どうでした? 映画」
「皆さんの歌、最高でした! 私も部活やってるので、悩みとか共感できて……明日も頑張ろうって思いました!」
 ここにもまた、勇気を受け取ったものがひとり。懸命に歌い、演じた甲斐があったと思いながら、彼らはその場を後にした。

「……ううっ、ぐすっ。ふえっ。……ナイチンゲールさん……っ、ぐすっ」
(うぉう、エルちゃんめっちゃ涙腺ゆるゆるやん!!)
 ガブリエルは幽霊となって登場人物たちを導いた少女を想って涙する。
「ほれほれよしよし。ほーい、顔拭くぞー。……あー、天使だー」
 小さな声で漏れた本音は、幸い英雄の耳には届かなかった。なぜなら――かの少女が、映画と同じ笑顔で「しー」っと人差し指を立てて物陰へと消えたから。
「エルちゃん?」
 きっと幻か見間違いだったのだろうが、ガブリエルはすっと心が軽くなるのを感じた。
「……あっ。ねぇ、お姉さま。あれ欲しい。……ダメ??」
 映画のパンフレットとキーホルダーを指さして見上げてくる、天使。
(超イイ超イイ!! 余裕余裕!! ていうかクソ高い謎グッズ欲しいって言わないあたり超いい子だな!!)
 櫻子はとめどなく溢れてくる素の自分を抑えながら、良いお姉さんを演じ切るのであった。

●怖いのは?
 一真が探すのは、月夜を笑顔にできる何か。
「菓子……とか買ったら、確かに喜びそうだけど、そうじゃないんだよな……うーん」
 文句の一つも言わず付き合ってくれたクシナとスクナだが、ふと何かに目を止めた。
「興味あるのか?」
 一真が意外そうに尋ねた。その場所は――。

「お、お化け屋敷……? だ、だいじょうぶだよ、ぼく怖くないもん……! へいきだもん……!」
 小さな騎士は唇を震わせながらも、勇ましく胸を張る。
「アークお兄ちゃん、手を離しちゃだめだよ! ぼ、ぼくが守ってあげるからねっ」
『誰か助けて……』
「ぴゃっ、誰!」
 突然背後から現れたのは青白い顔の少女。エクトルの体が跳ねる。悲鳴こそあげるものの、彼は決して逃げようとはしない。
「お嬢さん、私たちは悪いお化けを倒しにきたんだ。何か知らないかな?」
「きっと校長先生よ。私、本当はお空へ行きたいのに閉じ止められてるの」
 大ボスの名前を聞き出す大手柄に、耿太郎が拍手する。しかし校長室への道は険しく遠い。デフォルメとはいえ人体模型などはやはり不気味だ。セットもよくできている。
「雰囲気が出ていて面白いな。こういう度胸試しも悪くない」
「うっ、うっ……アークお兄ちゃんもこー君も怖くないの……?」
 皆、お化けは怖くない性質だ。大人向けのお化け屋敷にいっても涼しい顔をしているだろう。黒塚に至ってはお化け屋敷のハイテクさに感心するばかりだ。
「皆すごいね……大人になったら平気になるのかなあ……」
「エクトル君ならきっと大丈夫っすよ!」
(アークはともかく、君島も怖がるでもねェし肝が据わってんな)
 黒塚は思った。耿太郎とアークトゥルスに励まされ、エクトルは進み続ける。
 校長はメイクをした俳優が演じたホログラムだった。怖さは断トツの一位だろう。
「ここは俺の王国だ! 成仏できないおばけをいっぱい集めて、奴らに人間を怖がらせて、俺のためだけのショーをやらせているのさ!」
「何と卑劣な」
 アークトゥルスが眉を顰める。怯えていたエクトルもこの言葉を聞いて目つきが変わった。
「そんなの許せないよ! 皆、力を貸して!」
 4人で手を繋ぎ、エクトルが聖なるお守りを掲げる。強い光に飲まれて消える校長。
「ありがとう、優しいお兄ちゃんたち」
 先ほどの少女の声が遠くに聞こえた。

「さっきのお化けの演技すごかったっす……ひゃぁう!?」
 首筋に、冷たい感触。耿太郎は、黒塚の悪戯によって本日一番の大きい抜けた声を上げた。
「お化け屋敷ん時よりもイイ反応するじゃねえの」
 意地悪く口の端を上げる黒塚。手には缶ジュース。
「ひ、ひどいっすよ夜城さん……誰だってびっくりするっす……」
「其れやるよ。奢りだ、一服つけな」
 アークトゥルスはぐすぐす言っているエクトルをなだめていた。
「僕今晩おトイレ行けないかったらどーしよ……」
「あまりに怖ければ夜城に一緒に寝てもらったらどうだ?」
 子守唄を歌いながら添い寝する自分を想像してしまった黒塚は、今日初めて背筋に冷たいものを感じたのだった。

(あんま怖い感じしなかったな……)
 お化け屋敷を出た一真がそう思ったのは、お化け屋敷が子供向けだったせいだけではない。
「須久那……腹を立てるな。いけないよ。くっふふ……」
 セットを出たばかりの子供たちがお守りをスクナに掲げる。おばけだと思っているのだ。スクナは長く長く沈黙している。お化けよりよほど怖い。
「いやいや、仕方ないよ。……ここに入ったのがそもそもいけなかったからね……」
「……ウラメシヤウラメシヤ……」
「うん、出よっか。そうしよう……ふっふふっ……」

 お化け屋敷に人間状態で入ったヒルフェ(aa4205hero001)はある装置をセットして霧状態になった。
「あれ? 浄化できない!」
 血まみれの体を揺らし笑うぬいぐるみ。スマホを中に入れどろどろの赤黒い絵具をかけたものだ。効果は上々。スタッフも心当たりのない仕掛けは、実録系怪談として語り継がれるかもしれない。

●ランチタイムは賑やかに
 鐘田 将太郎(aa5148)は普段着の着流しの上に白衣を羽織ってやってきた。
「兄貴、それ、浴衣じゃないんじゃ……」
「浴衣みたいなモンだ!」
 嬢(aa5148hero001)は腑に落ちないという顔で周りをちらりと見る。彼女の浴衣は濃紺に金魚柄。帯は黄色。素足に白いビーチサンダルを履いている。
「何かすげぇ注目集めてる気ぃすんだけど」
「気にしてないから別にいい」
 まずは『ぎゅぎゅっと☆夏の味覚フェア』へ向かうことにした。桃のケーキにメロンパフェ。スイカやメロン、パインが刺さった異形の山脈・かき氷パフェを次々買い漁る。
「そんなに食ったら腹壊すぞ! 太るぞ!」
「うるさいなぁ。こまかいことは気にするなよ。あと太るは余計だ」
 出費を抑えるため無料の夏野菜カレーだけ受け取り、わびしさをこらえる将太郎なのだった。

 月夜と弥生が最初に狙ったのは、夏の風物詩であるかき氷。
「つ……冷たくて……とても美味しいです……」
 いちごにメロン、レモン、ブルーハワイ、宇治金時。別の店では果肉入りのマンゴーやソフトクリーム付きのコーヒー味も楽しむ。最後は夏の果物を中腹に、大量のバニラのアイスをふもとに従えた虹色の山、もといかき氷パフェだ。
「きーん……でも、こんなことでは負けない!」
 頭の痛みも何のその。ノリノリで制覇していく。そして、二人の眼には次の得物が映されていた。
「ふふふ、弥生ちゃんついてきてもらうよ」
「お供いたします!」
 弥生が頷く。夏野菜カレーは一分と掛からず完食、巨大フルーツポンチとタワー状になったココナッツパンケーキを余裕で食べきった。
「こっちも食べる?」
 こちらを見て目をキラキラさせている弥生に気づいた月夜は、メロンのパフェを口に運んであげた。
「え、まだ……食べてもよろしいのでしょうか?」
「心配ないよ、その分運動すればいいんだよ。はいはい、あーん」

「あぁ、去年とは違って色々あんですなあ。なんか食っていきますかい?」
「かき氷にパフェ……フルーツポンチ……、……スイカ半玉ってお腹壊しそうね……」
 フィーが目を止めたのはかき氷パフェだ。
「あそこにあるビッグサイズを2人で食うとかどうですかいね?」
 カラフルなシロップがかかったかき氷を取り分け、互いに違う味を食べさせ合う。
「ほら、あーん」
 アルトはきょろきょろと周りを確認すると、耳を赤くしながら口を開ける。
「ん……美味しい……。ほら、フィーも」
「いやぁ、去年を思い出しますなあ」
 フィーに翻弄されっぱなしだった去年を思い出し、アルトがますます赤くなった。

「スイーツ……!!」
「ふふ……このレミ、全力でお手伝いをさせていただきますわ!」
 今日の杏奈はスイーツの狩人。浴衣にこぼさないよう注意を払いながらも、人気メニューを次々に食べていく。
「今度は桃のケーキですわよ♪ ほらアンナ、あーんしてくださいまし」
 ぱくりと口に含めば、杏奈はこれ以上ないくらい幸せそうに微笑む。
「……美味しい♪」
「やっぱり笑顔のアンナは最高ですわ……!」
 満足げなレミに杏奈がフォークを差し出す。
「レミも食べようよ、ほら」
「もちろん!」
 夏のフルーツたっぷりのパフェが口元に運ばれる。
「甘くて美味しいですわ♪」
「ふふ、気に入ってくれて良かった」
「これ、凄く美味しいですわね……アンナ、もっと欲しいですわ。いただいてもよろしくて?」
「いいよ。レミがおかわりなんて珍しいね?」
 再び「あーん」する杏奈。フルーツとクリームのハーモニーを味わってからレミは答えた。
「そんなことないですわ。アンナが食べさせてくれる物は何回でもおかわりしたいくらいですのよ?」
「そ、それは……」
 恥ずかしそうに顔を赤くする杏奈。
「うふふ、やっぱりアンナは可愛いですわ♪」
「レミだって……すっごく綺麗だもん」
「あらあら、アンナったら…………ありがとうございますわ♪」
 満面の笑みを浮かべるレミだった。

「カレー無料とは太っ腹ね。ほれエルちゃん。好きな物頼んでいいわよ」
「えっと、じゃあ……。カレーとフルーツポンチ!!」
「じゃあ、あたしもカレー食べるか」
 フルーツポンチは大きいものを頼んでシェアすることにした。
「すごーい。このカレー、かぼちゃがごろごろ入ってる!!」
「エルちゃん、好きだもんねー。まー、カレーはこういうとこで食べるのが一番おいしいかもねー」
 ガブリエルはきょとん、と首を傾げる。
「お姉さまのが一番おいしいですよ??」
「ダメだ、きゃわいい!!
「お姉さま、くすぐったいです」
 思わず抱きしめると鈴をころがすような声で笑う。
(……あー、天使だー)
 櫻子はしみじみと思うのだった。

「カレー二人分だ」
 クシナが言った。
「困りますよ、お客様……」
「いや2人分だって」
 クシナと店員はそれぞれ不審そうに相手を見る。
「どうして一人分なんだ? 僕等……私達? は2人だぞ?」
「……クシナ……モウイイ……カナシクナッテキタ……ナカヨクワケヨウ……」
「そうか……うんそうだな。いやそうだったね。」
「えっと、俺の分けようか……?」
 一真の分も合わせて2人分のカレーを受け取り、月夜たちの席を探すことにした。
「御屋形様、こちらでございます!」
 聞けば彼女らは全メニューを制覇したという。
「本当にやっちまうとは…………」
「一真も何か食べる?」
「いや、いい……弥生も楽しめたようでなによりだぜ」
「月夜殿のおかげでございます!」
 クシナたちに浴衣について聞かれた弥生は、月夜に見立ててもらったのだと誇らしげに話している。
「これ、お前にプレゼントだ」
 綺麗な黒色に月の柄の櫛。お化け屋敷の後に雑貨屋で見つけたものだ。
「わあ……あ、ありがと、一真。これで弥生ちゃんの髪梳いてあげられるね――」
 頬を桜色に染めて月夜は言う。弥生のことを引き合いに出したのは照れ隠しだろう。
「お、俺がお前の髪梳いてやってもいいからな」
「ふふふ、じゃあ、お願いしよっかな」
 花がほころぶように笑う月夜。一真は満足げに笑みを返すのだった。



「お食事は……待ってたら、でてくるのかな?」
 ファミレスの席に着席した杏樹は首を傾げた。
「好きなメニューを選んで良いんですよ」
 禮が答える。
「わたしはオムライスと……あ、食後にケーキもほしいです」
「ティラミスが人気みたい。普通のと苺味か。迷っちゃうなぁ」
「ナイチンゲールさん、二人で頼んで、一口交換しましょう!」
 交渉成立だ。
「康広さんの、曲、素敵です。今度、作詞、教えて欲しいの」
「サンキュ。けど俺ロック専門だぜ? 杏樹はアイドルだしやっぱ可愛い曲だろ?」
「色々、挑戦したいの」
 歌が好きなメンバーだけあって音楽談義も楽しい。康広の部活の後輩の頑張りやら、映画の撮影話やら、会話は弾みに弾む。杏樹は店内のBGMに紛れるくらいの声で、挿入歌を口ずさむ。
「やっぱりいい映画でした……でも改めて杏樹さんもナイチンゲールさんも素敵な歌でした!」
「ありがと! 私、禮の歌も大好きだよ!」
「また、一緒に、歌いたいな」
 彼女らは微笑み合う。
「そう言えば、あの映画を撮ってからフィンスイミングを始めたんです。人魚に戻ったみたいで楽しいんですよ」
「へぇ、オレもやってみたいな。ナイチンゲールも一緒にどうだ?」
「水着かぁ……共鳴してたら平気なんだけど」
 いつの間にか砕けた口調になっている康広に気づいたが、彼女は指摘しないことにした。
「ティアラさんと、一緒に、アイドルさん、してみたいの」
「最近はH.O.P.E.も力をいれてるみたいだし機会がありそうね。その時を楽しみにしてるわ」
 平和な時間が流れていく。事件といえば、杏樹が何にでも万札を出そうとして、財布を小銭だらけにしかけたくらい。常識のお勉強はまだまだこれから。

●暑くて美味いビアガーデン!
 普段は日本酒を愛好している将太郎も、今日はゴリ盛ビールで乾杯だ。
「から揚げと枝豆、あと焼き鳥。フライドポテトも頼む」
「あたしはウーロン茶。つか、どんだけ食って飲むんだよ兄貴」
「おまえだって、さっきスイーツ食いまくってただろ。今は俺にとことん付き合え」

 軽快なトークを繰り広げる漫才師には、フィーだけでなくアルトもあまり興味がなかった。
「……最近の若者にはこういうのが流行ってんですかなあ、イマイチわかんねーですわ」
 ソフトドリンク片手につまみをつつく。
「そちらの美人なお二人さん、ちょっとお話いいですかー?」
 関係を問われればフィーは飄々と答える。
「ん? そりゃもう恋人同士って奴で?」
 アルトの頬にキスを落とした彼女は、当然というように宣うのだった。
「私の命よりも、世界なんかよりも優先されるべき可愛い私の恋人ですわ」

 誰と来たのかという質問に嬢は力強く答えた。
「親父と来ました」
「親父じゃなくて兄貴って呼べ!」
 将太郎が声を荒げる。
「誤解だ! 俺は若作りなおっさんじゃないし、こいつがすげえ発達の子供じゃねえ!」
「そうだぞ、もう子供じゃないんだからな!」
 妙な言葉ばかりチョイスする嬢。わかっているのかいないのか、まぜっかえす鳴鳴。
「いやぁ、良い夫婦漫才っぷりだねぇ」
「俺たちは能力者と英雄だ。恋人同士じゃねぇからな!」
 程近い席にいた男の言葉に藍と守が顔を見合わせた。
「じゃ、恋人並に絆は深いよね」
 ツッコミに抱きついたボケはシバかれながら仕事に戻る。
「お二人の夏の予定は?」
「ほとんど仕事ですが何か」
 病院勤めの彼には休みなんてあってないようなものである。杏樹の執事として働く守が深々と頷く。この会話をきっかけに意気投合した彼らは、一緒に飲むことになった。
「俺と付合って飲んでくれるなら大歓迎だ」
 将太郎は嬉しそうに、藍と守とグラスをぶつけ合った。
「おーい色男、夏の予定は?」
 隣のテーブルにいた女性客を誘おうとした守に、鳴鳴の質問が飛ぶ。
「美女と夏デート……したいが、まだ相手募集中だ」

 ビアガーデンを去ったフィーは真っ赤な顔のアルトに怒られていた。
「これでも手加減したんですがねぇ。できれば……」
 フィーの指がちょん、と唇のそばをつつく。
「こ、こここ……ここで!? いいいいやいやいやみんな見てるし」
 首を振ったがキスが嫌なわけじゃない。
「……こ、ここでなら……す、……好きなだけ」
 アルトは物陰へとフィーを誘った。
「結構楽しかったな。……来年も絶対一緒にだからな」
 答える代わりにフィーは、アルトの桃色の唇をふさいだ。

 結局、将太郎はここでもかなりの出費をしてしまった。着流しもアリと判断されて割引が適用されたものの、焼け石に水。夏の涼しさを満喫したのはいいが、財布が寒くなった。
「ま、いっか」
 割と楽しい一日だったから。
「ところで榊さん、杯数数えてた?」
「……え、藍が数えてたんだろ?」
 飲み比べは引き分けに終わったのだった。

 ――シャンゴリラ閉店です! またのお越しをお待ちしております!

結果

シナリオ成功度 普通

MVP一覧

重体一覧

参加者

  • 藤の華
    泉 杏樹aa0045
    人間|18才|女性|生命
  • Black coat
    榊 守aa0045hero001
    英雄|38才|男性|バト
  • あたしがロリ少女だ!
    風深 櫻子aa1704
    人間|28才|女性|命中
  • エージェント
    ガブリエルaa1704hero002
    英雄|14才|女性|バト
  • マーメイドナイト
    海神 藍aa2518
    人間|22才|男性|防御
  • 白い渚のローレライ
    aa2518hero001
    英雄|11才|女性|ソフィ
  • 御屋形様
    沖 一真aa3591
    人間|17才|男性|命中
  • 凪に映る光
    月夜aa3591hero001
    英雄|17才|女性|ソフィ
  • Dirty
    フィーaa4205
    人間|20才|女性|攻撃
  • ボランティア亡霊
    ヒルフェaa4205hero001
    英雄|14才|?|ドレ
  • 暗闇引き裂く閃光
    大門寺 杏奈aa4314
    機械|18才|女性|防御
  • 闇を裂く光輝
    レミ=ウィンズaa4314hero002
    英雄|16才|女性|ブレ
  • 残照と安らぎの鎮魂歌
    楪 アルトaa4349
    機械|18才|女性|命中



  • LinkBrave
    夜城 黒塚aa4625
    人間|26才|男性|攻撃
  • 感謝と笑顔を
    エクトルaa4625hero001
    英雄|10才|男性|ドレ
  • 希望の格率
    君島 耿太郎aa4682
    人間|17才|男性|防御
  • 革命の意志
    アークトゥルスaa4682hero001
    英雄|22才|男性|ブレ
  • 護りの巫女
    三木 弥生aa4687
    人間|16才|女性|生命
  • 愚神の監視者
    両面宿儺 スクナ/クシナaa4687hero002
    英雄|36才|?|ジャ
  • 明日に希望を
    ナイチンゲールaa4840
    機械|20才|女性|攻撃
  • 【能】となる者
    墓場鳥aa4840hero001
    英雄|20才|女性|ブレ
  • 臨床心理士
    鐘田 将太郎aa5148
    人間|28才|男性|生命
  • 苦難に寄り添い差し出す手
    aa5148hero001
    英雄|18才|女性|ソフィ
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