本部

広告塔の少女~私は着せ替え人形じゃない~

鳴海

形態
ショート
難易度
普通
オプション
参加費
1,000
参加制限
-
参加人数
能力者
10人 / 4~10人
英雄
10人 / 0~10人
報酬
普通
相談期間
4日
完成日
2016/06/08 15:51

掲示板

オープニング

● 西大寺譲のアナウンス。
「えーみなさんこんばんは、遙華です。日ごろお世話になっているわね」
 遙華は拡声器片手に、本当にそう思ってるんだか、思っていないんだかわからない声音でそう言った。
「今日皆さんに集まってもらったのは他でもありません、番組撮影のためです」
「連続しての番組撮影の依頼ですが、みなさん飽きずに協力していただければと思います」
 事実、セラエノやらロンドンやらの事件以来、遙華はずっとテレビに出っぱなしだった。
 まぁ、彼女なりに思うところがあるのだろう。
「今日皆さんに挑戦してもらうのは、あれです」
 そう遙華は市内大通り中央を闊歩する愚神を指さした。
 その愚神はまるでピエロのように顔を白く塗り、色とりどりの布でつぎはぎしたような衣服を着用している。
 下卑た笑いを受けべながら人間を追いかけまわす、できればちょっと触れたくない、お近づきになりたくない愚神がいた。
「今日は、あれを倒してもらいます」
 遙華はそう死んだ目でリンカーたちに言った。
 直後女性の悲鳴が聞こえてくる。
「あ……。えーっと。そしてもうお気づきだと思います。私の番組恒例の。人気のない依頼を番組風にしてひと稼ぎしようの企画です」
 あー言っちゃったよ。そうロクトが額を抑えた。
「今回あの愚神の討伐任務が嫌がられた理由は、あの愚神の攻撃全てに衣服を引き裂く付属効果があるからです」
 そう遙華は一歩右にどけると背後のモニターの電源をつけた。そこには愚神が一般人を攻撃している光景が何枚かの写真で表されている。
 攻撃対象は男性女性無差別、嫌がらせのように服しか被害にあっていない。
「このままだと服が破れるか、敵を倒すかどちらが早いのかの競争になりますが、愚神の耐久力を考えると、こちらが丸裸にされる方が早いと思われます」
 なので、そう遙華はつぶやき手元のスイッチのボタンを押す。すると画面が切り替わり代わりに映し出されたのは六つのプレハブ小屋
「でも安心してください、ちゃんと対策は練ってあります」
 その壁の側面にはグロリア社のマークと、衣裳部屋と大きく書かれていた。
「ここに大量の服が保管してあります」
 更衣室にはビリビリになってしまった皆さんの代えの服があるという。
 しかし、この更衣室こそ今回の番組のミソ。
 ここに仕掛けがないはずがない。
「この試着室、系統ごとに分けられていて。しかも衣装はランダムで排出されるので、試着室に入った本人には選択権がありません」 
 試着室の種類は六つ、外見からの判断は不可能で、一定時間で中身が入れ替わるらしい。
1.民族系
2.フォーマル系 
3.学園系
4.露出系 
5.コスプレ系 
6誰かの衣装 

「出てきた衣装が気に入らなければ、別の更衣室に走っていただいても問題ないけど。その間に愚神や従魔から攻撃されたら大変です。なのでなるべくその衣装に着替えた方がいいでしょう」
 そして遙華は拡声器の電源を切ってあたりを見渡した。
「あー。信じられないでしょ? 私も信じられないと思っているわ。だって女の子をこんな依頼に、私絶対嫌だったのに……」
 ひくついた笑いを浮かべながら遙華は言った、こんな屈辱魔法少女依頼のとき以来である。
 だが、いまさら引き返せない、準備は全て整っており観客までいる始末。
 腹をくくるしかなかった。

● 状況整理。

 今回は、不運なことに変態愚神がわいてしまった町が舞台です。
 碁盤の目のように区画整備されており、ビルやショップが乱立した街中をイメージしてください。
 更衣室と町の地図はあらかじめ用意されています。
 この町の中心は大交差点で、四車線道路が交差し、巨大なビルの側面には大型パネルがはめ込まれております。
 そのパネルには今現在の更衣室使用状況が映し出されています。
 そして戦闘区域はここを中心として半径三キロの円ですが、その外に出ても構いません。
 目立つオブジェクトとしては。
・川と橋
・全長200Mの電波塔。
・放送局
・噴水のある公園
 などがあります
 また、町の監視カメラや周囲を飛んでるドローンが、遠く離れた会場へと映像と音声を送っており、その会場の歓声やら何やらがインカム越しに聞こえてきます
 そうなるときっと、とっても恥ずかしいと思うんです。
 服が破れる度に黄色い声が上がっていたら戦闘どころではないと思うんです。
 どうしてこんな仕様にした、言え! ロクト!
 ちなみに男女比率は半々で二百人くらい観客がいます。

●衣装について(PL情報)

 冒頭で。衣装の選択権はないみたいなことを言いましたがPLが希望すれば衣装を選択できます。ただしPCには選択権はありません、そうPCには……
 希望がない場合は鳴海がダイスを振ります
1.民族系 和服。チャイナ服等、その国、その文化の色が強く出る服を取り揃えています。
2.フォーマル系 メイド服、燕尾服、スーツ等。社交や儀礼の場に来ていく服を用意しています
3.学園系 制服120種、ブルマ、スクール水着、学校でしかお目にかかれない服を用意しています。
4.露出系 水着やら、裸ジャケットやら。白衣が一枚だけとか、とりあえず肌の露出が多いものがここに含まれます。安心してください、女性は男性より布の数が多いです。
5.コスプレ系 普段お目にかかれない、THE衣装と言ったものが分類されます。ゴスロリ、アニメコス。着ぐるみ。などなど。
6誰かの衣装 あれれ? 僕のじゃない。間違って参加しているリンカーの衣装が入ってる。でもサイズは妙にぴったりなんだよな。たばかったな遙華。

過度なアダルト表現はマスタリング対象ですよ!
ソフトながら妄想がはかどる感じでいきましょう。


解説

目標 愚神の討伐
   TVを盛り上げる
愚神 トロピカルマジナーリ
 ~にょ。~ぬほほ。~ですぞ。としゃべるピエロみたいなおっさん。
 足が速い、またジャンプ力があり上下の動きに強い。
 攻撃は基本的に両手の鋏でのスラッシュ攻撃です。リーチ長め。

 今回の愚神は多彩な能力を持っています
1、魔法系ビリビリトラップ。
 そのエリアに足を踏み入れると、拘束されたうえで服が徐々に破れます。特殊抵抗に勝利するか、仲間の救助が必要。

2、物理系足止めトラップ
 とりもちです。移動ができなくなります、特殊抵抗で判定か仲間の救助が必要。

3、ビリビリの波動
 広範囲魔法攻撃です、威力はそうでもないですが、服が音を立てて裂けはじめます。
 心に大ダメージです。

4 従魔召喚。
 とても弱い従魔を、五体ほど野に放ちます
従魔 キリサッキー 
 一直線にリンカーに飛んでくると服を切り割いていく通り魔みたいなやつ。リンカーに衝突すると命の最後を迎える、蛍みたいな脆弱な奴。
 たいていのリンカーは一撃で倒せる。

従魔 ヤツザッキー
 ビルの屋上から、服がズタズタになる粉を振りまいてくる奴、たいていのリンカーは一撃で倒せる。


※武器や防具(AGW)の破壊、ロストは起こりませんのでご安心下さい。コメディです。

リプレイ

第一章 無限の服製

 とある休日の昼下がり『音無 桜狐(aa3177)』と『猫柳 千佳(aa3177hero001)』はショッピングを楽しんでいた。靴を買ったり服を観たり、そしてフードコートでご飯を食べているとその異常性に気が付いた。
「ねぇ桜狐、やけにこのショッピングモール人が少なくない?」
「たしかに、店員さんもいないにゃ……」
 いつの間にやら閑散としているショッピングモール内。
 その寂しくなってしまった店内に、黒髪の少女だけがぽつんといた。
 その少女に近寄る千佳。
「すまんにゃ。いまいったい何がどうなって」
 その時千佳は思った、なんとなく見たことあるな、この子と。
「あ、貴方千佳? そしてあの子桜狐よね」
 微妙に無礼な物言いに二人は首をかしげる。
「私は西大寺遙華よ。H.O.P.E.からの情報提供でね、ちょうどあなた達がフリーだって聞いたから、ごめんなさい、報酬はきちんと出すから、愚神退治に付き合ってくれない?」
「え? えええ?」
「すでにH.O.P.E.とは話をつけてあるわ」
 そう遙華に連れられて二人は『出演者様控室』なる部屋の前に立たされた。その扉には無数のポスターが貼ってある。
「これはいったい何なの?」
 桜狐は呆れてつぶやいた。
「私もさっぱり」
 そう遙華はつぶやくと、勢いよく扉を開けた。
 そこには『クラリス・ミカ(aa0010hero001)』が立っていて。
「説明しましょう」
 そうことのあらましを丁寧に伝えてくれた。
 要は、たくさんのスポンサーを得た代わりにたくさん宣伝しなくてはならなくなった、つまりそう言うことで。
 町中には、ファッションブランドや人気アニメの広告チラシが張り付けられているし。
 さらに町中の掲示板が今日だけ、スポンサーの広告に替わっている。
「少々、ロクトさんと外回りを」
 クラリスは言った。
「あの短い間に、よく39社も……もううちで働けば? クラリス」
「私にはモノプロダクションがありますので」
「そうよね……」
 そう言いながら遙華は控室に視線を移してみると。各々緊張した様子で戦闘準備を整えている。
「服だけを攻撃する愚神ねえ、こんな奴もいるのか。……体を斬られるよりはマシだけど嫌だなあ」
『世良 霧人(aa3803)』は一人心地にそう言った。
「愚神・従魔は倒すべし!皆様と協力して、早く倒してしまいましょう!」
(しかしこの依頼、様々な衣装に着替えられるのですか。折角の機会ですし色々着てみたいですね)
 そう『クロード(aa3803hero001)』はしなやかな尻尾を震わせ思った。
「あれ? ちょっとまって。番組撮影って事は、わわっカメラがある!? クロード、共鳴して!」
「はっはい旦那様!」
 突然顔をかくしクロードの背中に隠れるように共鳴。
――旦那様、急にどうされたのですか?
(このままテレビに映ったら、生徒達にエージェントだって事がバレるからさ。収録中は共鳴解かないでね)
 なるほど、と脳内会話を終わらせるクロード。
 そんな霧人を怯えさせたのは遙華が引き連れた小型カメラドローンである。
 現在控室の様子が生中継されているのだ。
「雨月今回も参加ありがとうね」
 遙華が『水瀬 雨月(aa0801)』へと手を差し出す『アムブロシア(aa0801hero001)』は相変わらず就寝中のようだ。
「ええ、まぁ気になっていたし?」
 そうから返事を返す雨月。実際はロンドンの一件もあったので遙華やロクトが気になっているという理由もあった。
「ねぇ、遙華……」
「なに?」
「……なんでもないわ」
 しかしあの時の失敗が響いているのか、いつものように気軽に遙華と話ができない。
「でも大丈夫なの? 服がビリビリされちゃうわよ」
 遙華が言う。
「ああ、それは問題ないわ」
「え、なんで」
「私の肌を見て喜ぶ人がいると思えないもの……」
 えーっと顔をしかめる遙華。
 そして前回の意見を引きずっている人がここにも一人。
「遙華達が居るのなら……敵が放送を見ている可能性もあるのでしょうか?」
 そう『卸 蘿蔔(aa0405)』は愛銃を抱え体育座りをしながら精神を統一している。
(ロンドンの後なので思う事はありますが、だからこそ沈み立ち止まるわけにはいかないです)
 そして蘿蔔は顔を上げ、銃をくるりと回し構えて見せる。軽快な金属音がなり銃の重さをその手に感じると構えを解く。そして真っ直ぐ前を見据えて、左手を何か掴むように伸ばした。
「ですが、私達は負けない。屈しないのだと見せつける良いチャンスではありませんか。戦いましょう」
――言いたいことは分かった。
 蘿蔔の脳内に『レオンハルト(aa0405hero001)』の戸惑いを含んだ声がこだまする。それもそのはず。
――でも…………なんで俺の姿なんだ。
 周りの視線がレオンハルト(中身は蘿蔔)に集中する。火が出るほど恥ずかしい(レオンハルトが)
――おおおおおお、
「女性も見ているのに殿方が少ないのは問題かと。応援してる方のご期待に沿えなかったら遙華にも迷惑がかかります。それに……」
 
「自分じゃないから恥ずかしくないもん」

――最低だ!!
今回は英雄の姿で挑む予定なのだ。
「なんだが、今日のレオンは元気ですねぇ」
 クラリスがなにもかも見透かした調子でそう言った。
 ちなみにその隣には『蔵李・澄香(aa0010)』と『小詩 いのり(aa1420)』が座っており、リラックスした調子で『イリス・レイバルド(aa0124)』と遊んでいた。
 澄香はイリスを膝の上に座らせて髪をとかしている。
「テレビの前に出るから、お化粧しようね」
 あきらめてなすがままのイリス。考えても仕方ないので。今回のミッションの疑問点を『アイリス(aa0124hero001)』にぶつける。
「服を破くって何を考えて……いや奴らの考えなんて理解してやる気もないけどさ」
――まぁ、気をつけたまえよ
「だいじょうぶだよ、お姉ちゃん そこまでのプレッシャーは感じな……」
――戦闘スタイル的に着替えのお世話になるのは私たちが最有力候補だ。
 その言葉に言葉を失うイリス。それがどんな危険なことか、今わかった。
「最速で最短で真っ直ぐに一直線に情けも容赦も無くぶち殺そう!」
「番組の趣旨的に、そう簡単に倒してしまっては困りますけどね」
 そう『セバス=チャン(aa1420hero001)』と何やら打ち合わせをしていたクラリスが釘を刺した。
 ちなみに、控室で準備を済ませたリンカーは愚神を刺激しない程度に町の様子を眺めることが許されている。
 早々に試着を終えた『フィー(aa4205)』は外に出て双眼鏡で愚神を眺めていた。
「っはー……なんつーか色んな意味ですごい愚神もいたもんでやがりますねえ、帰っていいでやがりますかね?これ」
――ダメニ決マッテルダロ、受ケタ以上ハキチントコナセ
 すでに共鳴状態となっている『ヒルフェ(aa4205hero001)』がぴしゃりと言い放つ。
「まーそうなっちまいますよね、さっさと終わるといいんでやがりますが」
 そう双眼鏡を下ろしたフィーは後ろを振り返る、するとそこには全てのリンカーが集まっていた、いよいよ撮影開始らしい。
 フィーは愛銃に手をかけた。

第二章 パーティータイム
 カメラが回ると『キャス・ライジングサン(aa0306hero001)』は持ち前のハイテンションを発揮した。
「ハーイ皆ミテマスカー!」
 その隣で『鴉守 暁(aa0306)』が間延びした声でいえーいと言っている。
 そんなノリのいい少女たちに喝采が送られ番組はスタートした。
 出陣、バイクを唸らせて先を急ぐのは、澄香といのり
――装備品の破壊スキル、少しでも多くデータを収集する必要があります
「本当に!? 時間をかけさせるためのウソじゃなくて?」
「って、澄香! 前!」
 そういのりの叫びに反応して意識を前に向けると、そこにはキリサッキーの群が。
「え、クラリス速度緩めて!」
 余談だが、澄香はバイクの運転ができないので、バイクに乗っている間はクラリスに体の主導権が移るらしい。
 そして聞こえるうら若き乙女の悲鳴。
 そんな様子を、引きつった笑みを浮かべて眺めているイリスと『構築の魔女(aa0281hero001)』
 『辺是 落児(aa0281)』と共鳴中の魔女の支援を受けながら、二人は大きな通りを疾走している。
「いました!」
 早速発見した愚神に突貫する。スラスターをふかせて、路上を跳ねまわる愚神へと剣を叩きつけた。
「ぬほほほ、その程度の剣技では僕を捉えることはできんぞぉ」
「何を!」
 イリスはスラスターをふかせ体制制御、横なぎにその剣を叩きつける。
「ぐふ、幼女たん。こっちにいらっしゃーい」
 剣と鋏がぶつかる。甲高い音が響き渡り、その衝撃波で服に引き裂かれた跡が刻まれる。
「ええ! どうなってるの?」
 身の危険を感じたイリスは盾で続く攻撃を防ぎ、一歩後退。追撃防止に光刃を放つ。
「ぐぬぬ」
 その攻撃にひるんだ愚神へとさっそく一撃浴びせようとスラスターを一気にふかせ、イリスは迫る。
「これで終わりにする!」
――イリス、そこトラップ……焦りすぎだよ?
「え? ビっ!? びりりりrrrrrrr!?」
 周囲に浮かび上がる魔方陣、その中心に四肢を繋がれ拘束されるイリス。イリスの服がだんだんばらばらになっていく。
「な! ななな」
「イリスさん!」
 霧人が助けに向かうが愚神が鋏を持って前に出た。
「男はおよびでない!」
「うわああ。なっ何するんですか!? 燕尾服の燕尾が取れたじゃないですか!」
 いやいや、燕尾どころの騒ぎではない。愚神の両手から発せられるビリビリの波動が霧人を捉え、上半身を覆う衣服が全て消え去っていく。
「このままではまずい!」
 社会的に。
 そう焦る霧人であったが、その瞬間さまざまな角度から襲ってきた銃弾。
 それから逃れるため、マジナーリは器用に体をくねらせた。
 ビームが解除される。
「よし」
 その間に霧人はイリスのトラップを破壊。タオルをかけて更衣室まで送る。
「すみません! 霧人さん」
「大丈夫だよ、それより待っていて、すぐに更衣室に連れて行ってあげるから」
 だが、残念。街を疾走する霧人がたどり着いた更衣室は使用中だった。
「すみません、あとどれくらいで使えるようになりますか?」
「待っててください、今すぐに」
 イリスは更衣室から聞こえる聞きなれた声に首をかしげた。
「あれ? 澄香さん?」
 その時、突如ライトアップされる更衣室、カーテンに浮かび上がる二つのシルエット。
――レディース&ジェントルメン
 クラリスの声が響く。
――さぁ、始まりました、現役アイドルコスプレショー。トップバッターを飾るのはこの人たち。
 更衣室のカーテンの向こうから現れたのは澄香といのり。二人は普段とは別の衣装に身を包んでいる。
――黒に花火模様が映える。祭囃子と共に君の隣で、浴衣!!
 そしてカメラが殺到し、澄香の巾着を片手に佇姿、後ろから流し目の澄香。斜め下から微笑んでいる澄香。等々移していく。
――ふむ、普段の元気印とは異なり大人っぽい印象ですな。普段見せないうなじにドキッとされるかたは多いのでは
 セバスがそう淡々とコメントを返していく。
――続きまして、神秘の赤と清楚の白、貴方のお悩み祓います。巫女服
 破魔矢を片手に佇むいのり。階段に座ってアンニュイないのり。箒を持ってお掃除中のいのり。
「あ、これ澄香とお揃いだ」
 そう楽しげに笑ういのり。
――神社でお召しになっておられましたな。何でもこの世界のシャーマンの衣装だとか
ふむ。お嬢様がお召しになっても何の神聖も感じませんな。
「ひどくない!?」
「澄香さんもいのりさんも、早々にやられちゃったんですね」
 イリスがファッションショーを見つめながら言った。自分もこんな風になるのか……。そう思うと更衣室に入りたくなくなってくる。
「バイクでトラップに引っかかっちゃって」
 てへへと笑う澄香。
「じゃあ、澄香行こうか」
「うん、じゃあ、イリスちゃん。世良さん。またあとで」
 そう澄香はまたもやバイクで街中を疾走するのであった。
「なんだったんでしょうね、あれ」
 霧人は茫然とそうつぶやいた。
 視線を戻して、愚神付近。
 街中で行われていたファッションショーもつゆ知らず、構築の魔女がPride of fools両手に愚神へと突貫していく。
 電柱を足場に飛び、斜め上からで銃弾を浴びせ。着地後姿勢を低くすることによりビリビリの波動を回避、立ち上がりながら射撃。
「ぬおおおお、つよいい。お姉さまきびしーーー」
(き、気持ち悪いですが、テレビに映っている人間を減らすわけにもいかないですし)
 構築の魔女は複雑な表情を浮かべながら銃を乱射する。
 わざと突っ立ちながら、銃を横に構えて、マズルフラッシュでその横顔が照らされるように乱射する。
 その真剣さを帯びた瞳が観客の意識を引いた。
(テレビは引きも重要らしいですが……大きな間は出来ないように注意しましょう)
「逃げるが勝ち!」
「あ! こら!」
 そう空高く跳躍した愚神、そして目の前から愚神がどけたことによって、道路の向こうを走ってくるその姿がはっきり見えるようになった。
 構築の魔女は思った、いよいよこの番組の異常性が現れてきたぞと。
 向こう側からオフィスレディーが二人走ってくる。
「せめてスニーカーにしてほしかったわね」
 オフィスレディーその一。雨月が言う。
「衣装は完璧でないとって、ロクトが」
 オフィスレディーその二。遙華は言う。二人はスーツにメガネ、ハイヒールの仕事のできる女スタイル。
 そのまま手に苦無や杖を持ってしまうと違和感がすごいが。
「イメージプロジェクターじゃダメ?」
――だめです 
 ロクトがぴしゃりという。
「ああ、そう」
「何をぼさっとしてやがりますか、逃げられるでしょう」
 そう構築の魔女に言い放つフィー。
「え、あ……ごめんなさい……」
 そんなフィーはどこかで罠に引っかかったのだろう。グロリア社の令嬢遙華の普段着を着せられていた。
 もちろんメガネも完備。
 もうどうなっているのだろうか……。
 カオス化が進む混沌の中、一人正常を保っていることこそが愚か者の証明のような気がしてきて、構築の魔女はため息をついた。
「さーて、とっととくたばっちまってくだせー」
 雨月の爆破を身軽に回避した愚神に突貫するフィー。その剣劇をかわしながら笑うマジナーリ。
「全員まとめてあの世に送ってやるだーにょ」
 直後、自慢の脚力で高く飛んだ愚神は、その両手から広範囲にわたってビリビリの波動を放っていく。
「きゃあああああ、着替えたばっかりなのに!」
「ふむ、ダメージはないのに、なぜ服だけが……」
 佇む構築の魔女、顎に手を当てて物思いにふける。
「なぜ服を破ることにこだわる愚神が生まれたのか……興味は尽きないのですけど」
「魔女さんまえ! まえ! 下着だけになってる」
(まぁ、私の素肌に需要があるとは感じませんしね。可愛い娘の引き立て役と戦闘を頑張りましょう)
 そんな構築の魔女の心境は露とも知らず遙華は大慌てである。
「放送的にNGだけは、お願い、避けて!」
 ちなみに愚神はそのまま屋根伝いに逃げた。蘿蔔等、スナイパー班に捕捉されているので居場所が分からなくなることはないところだけが救い。
「ったく、めんどくせーでやがりますな」
 そう毒づきつつ、以外にも素直にフィーは更衣室に戻る。
「おー、スコープ越しによく見えますね」
 そんな光景をスコープで見守る、狙撃手の一人、暁。
 彼女は先ほどから援護射撃を飛ばしているがなぜか当たらない。
 ブルズアイによる視覚強化をもってしても、なかなか当たらない。
「意外と、手ごわい?」
 暁は対してあわてた様子もなく首をひねる。
――オウ、暁! 後ろデス! カチャカチャ音がしまーす
 そして暁が大してあわてた様子もなく振り返ると。後ろに大量のヤツザッキー。
――お着替えの時間ですネ!
「なんで少し嬉しそうなの?」
――どんな服がきれるのかタノシミネー
 あきらめたような笑み。干将莫邪に持ち替える暁。
 乙女の尊厳をかけた戦いが今始まる。 
 そして観測主がひとりいなくなったことによって、自由に動けるようになった愚神。死角に入った彼を追って追走する蘿蔔の隣に。
 メイド服を纏った霧人が並走している。
「あれ、着てみます?」
――冗談はやめろ!
「これ、思った以上に恥ずかしいですよ……」
 霧人が頬を赤らめて言った。しかし地味にカチューシャが似合っている。女性ファンが三十人増えた。
「ぬほー、また会えたね幼女たん!」
 そんな二人は突如愚神の声をきいた。
「うわ! 不意打ち 来ないでください! くそ、愚神!!」
 普段の穏やかさはどこへやら、様々なストレスでガチギレしたイリスの声が聞こえた。
「いたぞ!」
 レオンは愚神を追う。
 イリスも追おうとするが
「とりもち!?」
 床にべったり張り付いたとりもちに足をとられて動けない。
 しかもこのとりもち。服につくと服を溶かす特別製、絶対転んだりしてはいけない。
――靴を脱ぎたまえ
「そんな必要はない、助けてあげるよ!」
 その時、街中に響く女性の声。
 そして、カーテン越しの謎のシルエット×2。
――清純されど仕事服、ティータイムは御奉仕の後で、メイド服!
――凛々しく、気高く、完璧な仕事を。執事服!
 カーテンが取り払われるとそこにはメイド服の澄香と執事服のいのりが立っていた。
 二人のセットで佇んだり、給仕をしているカット。ふざけて抱き合ってみてカメラ目線。
 そんな戦場の癒しがここにある。
「今度はじいやとお揃いだ」
「セットだねぇ」
「ねぇ」
 そう微笑みあっている二人。
――澄香お嬢様はカチューシャ装備で、ロングスカート。古き良き時代のメイド服ですな。
 そしていのりお嬢様はおや、男装でございますか。ですが、着こなしがなっておりませんな。
それから姿勢
 そんなことではフットマンからやり直……
「長いよ!?」
 そう普段より調子のいいセバスに突っ込みを入れ、二人はせっせとイリスを救出する。

第三章 衣装箱の中は宇宙

 そしてドラムロール。ライトアップされた更衣室から現れたのは。
 ドレスアップしたフィーだった。
 その姿はなんと。猫耳、肉球、猫タイツ。そして尻尾がくるんと動く。
「!? なんでやがりますかこれはぁぁぁぁ!」
 そして肉球からにゃーんと猫の鳴き声が、この肉球、振られるたびに猫ボイス101種類のうち、一つがランダム再生される。
 そして会場から歓声が上がった。
「ったく! 着替えてる時間もねーですし、仕方ねーですな」
 そう戦線復帰するフィー。しかし曲がり角を曲がると哀れな姿を見つけてしまい、それどころではない
 とりもちトラップに引っかかり悲しみに暮れる桜狐がいた。
 全身べたべた、服がやけに引っ張られるのか、ビリビリ破れていく。
――うう、普通にショッピングしたかったのに何がどうしてこうなったにゃ!?
「ん、こんなことなら神社でまったりしてればよかったのじゃ……」
――桜狐、ごめんにゃー
「いまさら誤ったところでどうにもなるまい、ところでそこの、フィー……だったかの? 手を貸してはくれんか?」
「共鳴してるとはいえ服破られるの凄く恥ずかしいにゃー!?」
 しぶしぶ助けると二人は近くの更衣室に直行。
「これって、僕が破られているようにしか見えないにゃ!?」
「気づいてしまったか……」
「明日からどんな顔をしてみんなに会えば!」
 ちなみに更衣室内にはロボットの店員さんがいて、ランダムに衣装棚から一品取り出してきてくれる、反論は認められない。
「と、とにかく着替えも…………。え。何でこんな服ばっかりにゃ!?」
 その衣装を見て桜狐は笑う。
「着替えしながら戦う……見た目が見た目じゃし恥ずかしいのは千佳じゃからよいかの、うん……」
 チョイスされたのは旧スクール水着。いろいろと目のやり場に困るのは。サイズがなぜかワンランク小さいからである。
「桜狐、そんな動いたら危ない……て、見た目僕だから問題ないって、問題ありにゃよ!?」
 案の定跳躍すると不安感に駆られる。
「こんな映像見られて僕、今日はもう出歩けないにゃ」
 涙目猫耳少女が町を闊歩する、そんな光景に歓声が上った。
 それにびくりと体が跳ねるイリス。
――まだ歓声にはなれないかね?
 コクリとうなづくイリス。そのイリスはというと、お着替えを済ませ、その衣装に絶望していた。
「これ、悪意があるよね?」
――そんなことはないんじゃないかな
「ねぇ、それとお姉ちゃん……なんでどれもこれもマイクとかがついてるのかな?」
――さぁ、歌えってことなんじゃないかい?
「は、はかったな、番組スタッフの誰か!?」
 そして出陣するイリス。そのお姿は赤いスカートにワイシャツ、ランドセル!
 登校中の小学生の姿がそこにあった。ご丁寧に名札に、ひらがなで『いりす』
と書かれている。
 さて、やはり衣装替えの映像は面白いので、戦場風景ではなくそちらにカメラを向けてみようか。
 そう続いてモニターに映ったのは。暁。
 暁は白い肌眩しい、正統派水着である、黒基調に白い装飾が入った少し大人っぽい感じだ。
「服が破けるならいっそマッパのほうがいいんじゃないのー」
 暁がとんでもないことを言った。
――宣伝にナラナイヨー?
 キャスがトテモいいことを言った。
――イヤッホォォォ最高だぜぇぇぇぇ!!
 テンションマックスのキャス。カメラに向けて決めポーズもしっかりとると、観客が沸き立った。
 さらにいってみよう。
 次は、哀れ待ち伏せされたヤツザッキーにズタズタにされた少女たちのファッションショー。
 お決まりのシルエット演出と共に現れた二人。
 カーテンが開かれると、そこには在りし日の青春時代があった。
――夏、恋の季節。人気少女漫画、ご令嬢は一人になりたい。主人公のセーラー服。お求めはWebで
 澄香はセーラー服のスカートを翻し、柔らかく笑みを作り
――乙女の汗はダイヤモンドが如く。体操服(ショートパンツ)
 いのりは力強くジャンプして輝くような笑顔で笑って見せた。
――確かこーこーという場所でお召になっている服ですな
実に機能的ですが、レディが素足を出すものではありませんぞ
「これはそーいう服なの!」
 ちなみに、この戦場において、まだ一度もお着替えをしていない人がいる。
 そう蘿蔔である。
 レオンハルトの体(服)はもうボロボロ。
 その肉体美に 黄色い歓声が上がる。
「あえて着替えない!」
――頼む、もう耐えられない。
「だったら、ここで着替えばいいじゃないですか。私は生着替えでもいいんですけどね」
――自分じゃないもんな!
 鬼か、そう誰もが思った次の瞬間。曲がり角にトラップが……。
――蘿蔔、お前!
 見えていただろう、そう言う前にトラップに引っかかる。
「助けを呼びましょう……」
 そう座った目をした蘿蔔は言うと、かろうじて動く指先でスマホを操作する。
 するとそこから、以前にレオンハルトに説教された時の音声が流れだした。
『こら!ちゃんとこっちみろ!』
――はぁ!? いつの間に!
 転んでもただでは起きない蘿蔔である。
「その声はレオンハルト? 蘿蔔?」
――ちょっ!! まってやばいってこれ以上は俺死ぬから! 社会的に死ぬから!誰か助けて!? 
「今行くわ」
―― この声遙華か! あ……やっぱ来ないで!
 そして遙華は見た、歩道のど真ん中で、パンツ一丁の男が磔にされているその光景を。
 遙華は思わず顔を赤らめる。
「あなた、そんなことになる前に着替えなさいよ……」
「どうしたの? 遙華。ああ、そう言うこと。手伝うわ」
 雨月と二人係でトラップの解除を始める。
 だがしかし、魔の手とは身近なところから迫るものである。
「あ。足がすべりました」
 と言ってから足を滑らせる構築の魔女。
 いつの間にそこにいたんだろう。二人を巻き込んでトラップの中に。
(意識せずにできるのがいいのでしょうけど、うっかり巻き込まれる……こういうのも定番と聞きました)
 やり遂げたと言った顔の構築の魔女。
「シャドウルーカ―がトラップに引っかかってどうするのよ……」
 四人の服がみるみる溶けていく。
 そんな中なんとか雨月が、杖を一振りトラップを破壊した。

第四章 エンディング。

「しつこいですよぉ」
 そう涙目で逃げ回る愚神を先に追っていたのは霧人と構築の魔女だった。
 ちなみに二人は衣装の交換を行っていた。
――これは辺是様の…。何故ここに?
 クロードがつぶやく。
「ロローー」
 落児の衣装に身を包んだ霧人は切なげな表情を作り、そう物まねをしてみた。
 対して構築の魔女は燕尾服を着こんでいる。
 共鳴時の霧人の衣装である。
「フォーマルな格好もたまにはいいものですね。というかサイズあわせなんていつのまに……?」
 そう首をかしげつつ愚神を追っていた構築の魔女の耳に朗報が届く。
「もういいでしょう、倒しましょう、愚神を」
 そう精神の限界を迎えた遙華からGOサインが出たため、構築の魔女はセーブしていたすべての力を発揮すべく愚神の前に立った。
 その雰囲気が違うことに愚神は気が付く。
「にょー、お前恥ずかしがらないからきらいにょ」
 構築の魔女はカクテルドレスを身にまとっていた。
 オフショルダー、Aライン、フラワー非対称レッドプロムドレス
 大人の魅力あふれる、挑発的なデザイン。そんな中両手に銃を構えて戦うのだ。映画の世界に連れ込まれたかと思う位にうっとりしてしまう。
「……いいものを引きましたが破れてしまうのはどうなのでしょうか?」
 両手の銃を持ち魔女は愚神を屠るために突貫。最後の戦いが始まる。
「それに、ちょっと動きにくいですね。近接戦闘は破れてからでしょうか」
「ドーモ、トロピカルマジナーリ=サン。愚神スレイヤーです」
 その声に愚神は顔を上げて見れば、そこには赤い忍者装束に身をつつんだ霧人が。
「ハイクを詠むがいい」
 やたらノリノリの霧人の忍殺がさく裂する。
 そんな光景を見下ろしながら、アイドル二人は最後のファッションショー
――今日もどこかでくらくらりん。へっぽこだけど一生懸命、魔法少女クラリスミカ
 クラリスミカになりきったいのり。さすがに髪の毛はピンクにならなかった。
「あ、これ澄香の共鳴姿だ えへ、くらくらりん♪ ……なんちゃって」
――澄香様の足元にも及びませんな
「ひどくない!?」
――話題のリンカーアイドル、小詩いのりのアイドルモードがモデルの衣装です。グロリア・ブランド渾身の作です
「よくやった!」
 いのりのアイドル服を纏ってくるりとまわる澄香。なんだかんだで一番気に入ったようだ。
――尚、西大寺遙華様にも着て頂きました。モニターへどうぞ
 街中のモニターに愚神と戦う遙華と蘿蔔が映し出される。
 二人とも、なぜかいのりの衣装を着ている。
「これ一度着て見たかったんですよ」
 蘿蔔は言う。
――だったら、自分の体に着せてくれ!
「おお、さっきとは違い、逃走ルートが絞られる」
 そう銃撃に誘導されるままにたどり着くと、そこにはすく水姿の猫耳少女が。
「こ、こぼれそうにゃ」
「なにがじゃ!」
「愚神を倒す邪魔をするのではないのじゃ…! 邪魔する者は殴り飛ばすのじゃ……」
 羞恥心を拳に込め。殴り掛かる桜狐である。
 その拳が愚神の顔面に突き刺さり、虫がつぶれたような音がして、愚神は物言わぬ肉の塊に姿を変えた。
「恥ずかしいのはお主じゃし問題ないのじゃ……。それに、この方がテレビ映えするらしいしの」
「テレビのこと、すっかり忘れてたにゃ」 


 こうして、世界に平和が戻った。
 人々はお気に入りの服を切り割かれることはなくなり。
 リンカーたちは好きな服を着ることを許された。
 戦場に日が昇る。
 開けない夜はないのだ。
 
 そんなクラリスの感動的なセリフと共に今回の愚神討伐ダイジェストが流され。
 最後に提供一覧が表示された。
 ちなみにモノプロダクションの名前もそこに入ったいた。
「ちなみに、今着ている服は上げるわ」
 そんな遙華の言葉に。桜狐はため息をつく。
「ひどい目にあったわ……」
「あ、桜狐、あなたには悪いことをしたわね。居間からでもショッピングモールに送ってあげるけどどうする?」
「結構にゃ!」
 そう千佳は顔を赤らめ怒った。

結果

シナリオ成功度 大成功

MVP一覧

  • トップアイドル!
    蔵李 澄香aa0010
  • 誓約のはらから
    辺是 落児aa0281
  • 白い死神
    卸 蘿蔔aa0405
  • トップアイドル!
    小詩 いのりaa1420

重体一覧

参加者

  • トップアイドル!
    蔵李 澄香aa0010
    人間|17才|女性|生命
  • 希望の音~ルネ~
    クラリス・ミカaa0010hero001
    英雄|17才|女性|ソフィ
  • 深森の歌姫
    イリス・レイバルドaa0124
    人間|6才|女性|攻撃
  • 深森の聖霊
    アイリスaa0124hero001
    英雄|8才|女性|ブレ
  • 誓約のはらから
    辺是 落児aa0281
    機械|24才|男性|命中
  • 共鳴する弾丸
    構築の魔女aa0281hero001
    英雄|26才|女性|ジャ
  • ようへいだもの
    鴉守 暁aa0306
    人間|14才|女性|命中
  • 無音の撹乱者
    キャス・ライジングサンaa0306hero001
    英雄|20才|女性|ジャ
  • 白い死神
    卸 蘿蔔aa0405
    人間|18才|女性|命中
  • 苦労人
    レオンハルトaa0405hero001
    英雄|22才|男性|ジャ
  • 語り得ぬ闇の使い手
    水瀬 雨月aa0801
    人間|18才|女性|生命
  • 難局を覆す者
    アムブロシアaa0801hero001
    英雄|34才|?|ソフィ
  • トップアイドル!
    小詩 いのりaa1420
    機械|20才|女性|攻撃
  • モノプロ代表取締役
    セバス=チャンaa1420hero001
    英雄|55才|男性|バト
  • アステレオンレスキュー
    音無 桜狐aa3177
    獣人|14才|女性|回避
  • むしろ世界が私の服
    猫柳 千佳aa3177hero001
    英雄|16才|女性|シャド
  • 心優しき教師
    世良 霧人aa3803
    人間|30才|男性|防御
  • 献身のテンペランス
    クロードaa3803hero001
    英雄|6才|男性|ブレ
  • Dirty
    フィーaa4205
    人間|20才|女性|攻撃
  • ボランティア亡霊
    ヒルフェaa4205hero001
    英雄|14才|?|ドレ
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