本部
私に相応しいかまくらを作るのです!
- 形態
- ショート
- 難易度
- 易しい
- 参加費
- 1,000
- 参加人数
-
- 能力者
- 6人 / 4~8人
- 英雄
- 6人 / 0~8人
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- 締切
- 2015/12/08 15:00
- 完成予定
- 2015/12/17 15:00
掲示板
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まかくらつくろーぜ
最終発言2015/12/08 01:08:29 -
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2015/12/07 20:29:14
オープニング
十一月も終わりを迎え、師走に入る。今年は一気に降った雪が一夜で積もり、歩く度にみしみしと軋むような音を出す。そんなでっかいどう、某所。
ドでかい屋敷を前に、大きなリボンをつけた少女が偉そうに腰に手を当て、仁王立ちしていた。
「皆の者! 私に相応しいかまくらを作るのです!」
びっ! と人差し指を前に突き出し、広大な土地を示す。
その高らかな声は響き渡り、ただ空へと吸い込まれていく。
「申し訳ございませんお嬢様。使用人達は皆、屋根の雪下ろし周辺の雪掻き、それから通常業務に追われております」
少女の後ろには世話係である一人のメイドしかいなかった。ドでかい屋敷はその分屋根と周辺の雪掻きが大変なのだ。いつもは数人は構ってくれる使用人達も、今日は頬や耳を真っ赤にして重労働している。
雪掻きに夜の布団の冷たさ、凍りつくドア、嵩む暖房費……おお、冬の猛威よ。
しかしそんな事、幼き我儘少女が知った事ではなかった。
「もーうー! かまくらー! 私の素敵なかまくら作りたいー!」
ごろんごろん。転がって跡がついても、どうせ明日にはまた真っ白に積もっている。メイドは困った顔でただ頬に手を当てた。
そのまま数秒経って、唐突に少女がばっと起き上がる。ぽろぽろと服に付いた雪を零しながら、きらきらと輝く目がメイドに向いた。
「そうだわ! リンカーって言うのは、寒さにも耐えられるのよね!?」
名案とばかりに弾んだ声。対してメイドは冷静な声で頷いた。
「さようで御座います、お嬢様」
「私ってば天才! よーし。私のかまくらを作るため、アルバイトを募集するのよ!」
「畏まりました」
二人は屋敷までの少しの距離、雪をみしみしと踏みしめて行く。
「って、あら。こんな所にゴミが。もう、ちゃんとゴミ箱に投げなきゃ駄目じゃない」
「投げ……?」
首を傾げるメイドは数カ月前に勤め始めたばかりの都会っ子であった。
「ごほん! す、捨てなきゃ駄目じゃない! もう、細かい事はいいからさっさと募集してくるのよ!」
解説
降り積もった雪を使って、皆でかまくらを作りましょう。
土地は広大(目に入る端から端までお嬢様の家の私有地)なので自分が好きなように作ったり遊べるスペースもあります。
ただし、今回あなたはお嬢様に相応しいかまくらを作る要員としてアルバイトに来ています。
仕事内容を蔑ろにするとお嬢様が不貞腐れ、メイドさんにも怒られますのでご注意を。
共鳴すれば寒さを感じませんので、デザインに凝った大きなかまくらを作るには共鳴すると良いでしょう。
逆に、こじんまりとしたかまくら程度であれば、共鳴せずとも地道に作る事が出来るでしょう。
作った後はかまくらの中で温かいお茶と焼いた餅が振る舞われます。
味付け用に何か欲しければ、メイドに申しつけてください。
大概のものは屋敷にありますので、事前に購入や家から持ってくる必要はありません。
かまくら作りようのスコップなども同様です。
マスターより
積もったその日はおお、積もったーと眺めるもんですが、次の日からは雪なんぞいらないんじゃー!となる師走さるるです。
ついに今年も最後の月。師走です。師走ですよ!
……。
と、とにかく、クリスマスだー年末年始だー!とばたばた走るその前に、かまくら作りはいかがでしょうか。
楽しいプレイングお待ちしております。
リプレイ公開中 納品日時 2015/12/15 19:46
参加者
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まかくらつくろーぜ
最終発言2015/12/08 01:08:29 -
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2015/12/07 20:29:14