本部
広告塔の少女~三時間クッキング~
- 形態
- ショート
- 難易度
- やや易しい
- 参加費
- 1,000
- 参加人数
-
- 能力者
- 8人 / 4~8人
- 英雄
- 6人 / 0~8人
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- 締切
- 2015/11/27 19:00
- 完成予定
- 2015/12/06 19:00
掲示板
-
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2015/11/24 22:10:52 -
特異?得意?
最終発言2015/11/27 18:40:44
オープニング
遙華は難民キャンプにボランティアに来ていた。
日本国内某所。木々が生い茂る山に囲まれた盆地であり、町の中心を大きな川が流れている。
そこに先日ドロップゾーンが出現し、すぐに処理されたので人的被害はあまり出なかったのだが、それでも人が住む建物の大部分は破壊されたしまった。
なのでその町の公民館に人々は避難していた。
今回の遙華の任務は食糧不足にあえぐ町の人に食料を届けること。
君たちはその護衛だ。
トラック三台で、揺られ揺られここまでやってきた。
「これを届ければしばらくはひもじい思いをしなくて済むわね」
そう『西大寺遙華 (az0026) 』は『ロクト(az0026hero001)』に語りかける。
「ええ、遙華。それにしてもこんな食材、どこから手に入れてきたの」
「全部保存食に加工されたものだけどね、新しくグロリア社に保存食部門を作って、その試作品という名目でかっさらってきたのよ。住民たちはアンケートに答えてくれれば食材を食べ放題ってわけ」
その三つのトラックには。
肉類(豚、牛、鳥、羊、ウサギ等)。
野菜(人参、玉ねぎ、ジャガイモ、ほうれん草等)
海産(貝、魚、魚卵、海藻等)
調味料(塩、こしょう、トウガラシ、ケチャップ、マヨネーズ)
穀物(小麦粉、米、パン、パスタ等)
果物(リンゴ、もも、くり、イチゴ等)
飲料(牛乳、水。果実ジュース。栄養ドリンク等)
医療具(消毒液。包帯、ガーゼ等)
調理器具(鍋、フライパン。コンロ等)
がぎゅうぎゅうに押し込められていて。それを届けるのが今回の任務だった。
しかし道中特に何もなく、リンカーたちは拍子抜けしてしまった。
あくびを連発する者や、トランプなどゲームに興じるもの。本など読むもの自由に行動し。到着を待つ。
やがてトラックは公民館の前で停車した。ここが避難所であり。百人近くが共同で生活する空間になっていた。
「ついたわ、降りて」
そう眠りこけるリンカーたちを起こしていく遙華。心なしか彼女の機嫌がよく見えた。
「これでお腹を空かせた子供たちをお腹いっぱいにできるわね。さぁ一仕事しましょう。これを体育館に運んで」
何を血迷ったのか、トラック三台分の荷物を英雄と契約者に運ばせようとする遙華。しかし本当の悪夢はその三秒後に控えているのだった。
「あら、扉が固いわね、ロクトてつだ……」
そんな遙華の言葉は遮られ、唐突に開いたトラックの扉の向こうから。得体のしれないものが飛び出してきた。
「え?」
思わずロクトは笑みを張り付けたまま硬直した。
見ればそれは人間を腹のあたりで真っ二つにしたような、日本の足だけの化け物だった。なんでトラックの荷台にこんなものが。
そう唖然とするリンカーたちをよそに。その二本足の怪物たちがぞろぞろとトラックの荷台から出てくる。
他の荷台のトラックからも同じだった、ぞろぞろ出てくる。ざっと三十体くらい。
「ちょ、のんびりしている場合じゃないわよ、見て!」
そう遙華が声を上げるのと、リンカーたちがそれに気が付くのは同時だった。
彼ら下半身の化け物はなんと、肉や果物の集合体。
つまりトラックの中身に入っていた物質でできているのだった。
それが寄せ集まって下半身のような形態になっている。
そして遙華が叫んだ瞬間、何かを悟ったのかその下半身の化け物たちは全速力で散っていく。
まるで食材の大運動会のような有様に、全員ほうけてそれを見ているしかなかった。
「そんな! みんなお腹を空かせてるのよ!」
遙華のそんな叫び声だけが、駐車場に響いた。
* *
食材をその身にまとった従魔たち(以後食材従魔と呼称)は。町の各方面に逃げ去ったようだ。
今はその従魔たちを討伐し、今晩の夕食に間に合うように料理しなければならない。
「夕飯の時間まで三時間。食材を狩る時間まで含めて三時間よ。いい?」
ちなみに、料理人は連れてきていないので、食材従魔を狩り、料理まで行わなくてはならない。
「バランスを考えると、主食、副菜二品、汁物、飲み物が必要ね。レシピはみんなで考えましょうでは、解散」
そう行って遙華はハンティングの号令を出した。
解説
目標、主食、副菜二品、汁物、飲み物をつくる。
以下八種類の従魔がわんさかいます。それを討伐しながら材料を集め、各々特異な料理を作ってあげてください。
肉従魔
野菜従魔
海産従魔
調味料従魔
炭水化物従魔
果物従魔
飲料従魔
医療具従魔
調理器具従魔
基本的にどの従魔もタックルしか攻撃手段がありませんが、逃げ足が速いので連携してことに当たらないと捕獲は厳しいでしょう。
また遙華の計らいで希少な食材もわずかに持ってきているので、OPの説明にある食材以外にも入手可能です。
たとえば、調味料従魔を倒して、豆板醤を獲得することなどは可能です。
また料理についてですが、食材さえ足りていれば、PCの技量に関係なく作れるものとします。
料理の種類は多ければ多いほど喜ばれるので、積極的に作っていってください。
また調理器具従魔を倒さないことには鍋もフライパンもないので料理は厳しいと思います。
そして食材はPC同士で共有できるものとします。
あとは、食材が汚れているのを気にする場合は、川で洗うか飲料水を使って洗うといいでしょう。
少し考えることが多いですが楽しくお料理してください。
最後に遙華さんは皆さんの指示に従います。そして遙華さんの得意料理は卵焼きです。よろしくお願いします。
マスターより
こんばんわ鳴海です。
このシナリオは、オリジナル創作料理を作りながら考えました。
ちなみに僕は料理が得意なのでとてもおいしくできました。
遙華さんはどうでしょうね、たぶん大体そつなくできそうですけど、ロクトのほうが上手そうですよね。
では、遙華さんをよろしくお願いします
関連NPC
リプレイ公開中 納品日時 2015/12/03 00:10
参加者
掲示板
-
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2015/11/24 22:10:52 -
特異?得意?
最終発言2015/11/27 18:40:44