本部
【白刃】自分自身との闘い
- 形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- 参加費
- 1,000
- 参加人数
-
- 能力者
- 10人 / 6~10人
- 英雄
- 10人 / 0~10人
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- 締切
- 2015/11/04 22:00
- 完成予定
- 2015/11/13 22:00
掲示板
-
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2015/10/31 22:11:23 -
相談卓
最終発言2015/11/04 20:14:28
オープニング
●白き刃へ抗う為に
「総員、準備はよろしいですか?」
映像で、音声で、出撃し往くエージェント達にオペレーター綾羽璃歌が声をかける。
「H.O.P.E.東京海上支部としては初の大規模作戦。それに伴い、今回皆様には別働隊として動いて頂きます」
展開されたドロップゾーン。
そこから溢れ出す従魔、呼び寄せられる愚神。
別働隊はそれらを叩き、これ以上のゾーン拡大を防がねばならない。
「大規模作戦の成功……アンゼルム撃破の為にも、皆様の任務遂行が必須となります。
——どうか皆様、御武運を!」
●ドロップゾーン突入ルート周辺、『霧の森』にて
少し前、大規模作戦に向けて、突入ルートの殲滅を任されたリンカーたち。
しかしながら、彼らは、どこまで行っても変わりばえのない霧とスペンサーによって、分断されてしまっていた。
「はぐれた仲間は無事かしら」
「無事……であることを願おうか。それより、こっちをなんとかしないと……」
進んでも進んでも、同じような風景ばかりが続く。
『私たち、こんなところで死ぬのかしら』
「おい、死ぬなんてことを言うな……まだ希望はある」
「私、死ぬなんて言ってないけど」
「え?」
でも、現に聞こえたのだ。――目の前の仲間は、きょとんとしている。次の瞬間、彼は凍りついた。自分の声とそっくりの声が、言ったのだ。
『ああ、いっそ、死んだ方が楽なのかもしれないな』
「あなたこそ、なんてひどいことを言うの!?」
「……俺は何も言ってないぞ! この霧がおかしいんだ!」
それまでずっと黙っていた能力者の一人が、突如頭を押さえてうめきだす。
「畜生。最初は、ただの偵察任務だったんだ! ……こんな森にいられるか! 俺はとっとと帰らせてもらう!」
「おい、一人で進んだら……! ぐっ」
次々と発光する従魔が邪魔で、後を追えない。仲間の姿が消えると同時に、即座に悲鳴が轟いた。
(くそっ……)
しかし、しばらくすると――彼は戻ってきた。
「よかった! 生きてたか!」
「待って! 罠よ!」
あの状況でどう見たって、無事でいられるはずはない。どちらが正解なのかは、すぐに分かった。……駆け寄った仲間が膝をついたのだ。
●HOPE本部 作成司令室にて
「生駒山のドロップゾーンに突入する経路の一つが、愚神によって塞がれているようだ。ここを通れるようになれば、愚神を打ち滅ぼす一手になるのは間違いない。しかし、この場所は少々特殊な場が形成されているようで、霧に覆われているのだ。……ただの霧ではない。愚神の手によるものと思われる」
HOPE職員が合図をすると、スクリーンに地図が映し出された。たしかに、その経路の範囲は、グレーの未確定となっている。職員は、一冊の手帳を取り出した。
「先行した能力者が残した情報を、我々の仲間が持ち帰った。その森は、極めて特殊な状況になっているようだ。そこではとても……、不可解なことが起こっている」
職員は、スクリーンに手帳の内容を映しだした。
「その霧の中では、不安になって、”言ってもいないはずのこと”が聞こえ、疑心暗鬼に陥るという。方角が狂い、パーティーを分断されたあと……彼らは、”自分たちの仲間”に襲われたのだとか。おそらく、正体は愚神だろう」
HOPEの職員はそう言った。
「我々は、その愚神に『シャドウ』と名付けた。愚神『シャドウ』を探し出し、きみたちの手で退治してくれ。特殊な空間だから、何か手立てがあると良いだろうな」
解説
●目標
仲間と協力しあって愚神『シャドウ』を倒し、霧を晴らす。
※なお、先行者の救出は既に済んでいるとのHOPE判断がある。
●登場
愚神『シャドウ』
霧の森に分け入っていくと現れる。
もしも班を分けて動くか、道に迷って分断された場合は、それぞれその場にいないメンバーのリンク後の姿になって現れる。全員が集合していたり、あるいは隙がないような場合は、負傷したHOPEのリンカーの姿を装って現れるだろう。何体登場するかは作戦次第だ。なお、多く登場するほどそれぞれは弱く、合流すると合体して一つにまとまろうとする。
姿や衣装は完璧にコピーすることができるが、記憶や経験などはコピーできない。擬態しているときに放っておくと、隙を見て奇襲を仕掛けようとするだろう。
戦闘中は、次々とリンカーたちの共鳴後の姿に変じて攻撃を仕掛ける。ただし、能力値などはリンカーたちよりも低い。瀕死になると変身ができなくなり、黒い影の姿になる。
従魔『スペンサー』×多数
森の辺りに漂う、光る球のような形をした従魔。倒しても倒してもどこからか現れる。一定周期で発光し、魔法攻撃を飛ばしてくる。容易に消えるが、数は多い。
また、シャドウには反応せず、攻撃しない。
●場所
霧の森
しばらく林を分け入って歩いて行くと、木の密集した霧の森に出る。同じところをうろうろと歩いているような錯覚に陥る。実際、シャドウを倒すまでは先へ進むことができない。
不安を掻きたてられるような心地がするほか、能力者によっては幻聴が聞こえる。
進むとぽつぽつとスペンサーが登場し、パーティーの分断を狙ってくるだろう。ある程度進めばシャドウが現れる。分断されても合流することはできるかもしれない。
シャドウを倒すと、霧が晴れて迷わなくなる他、スペンサーの数が明らかに減り、大幅に弱体化する。
●状況
霧の森に入るところから作戦が始まる。
事前の打ち合わせが可能である。
マスターより
こんにちは、布川です。
ヒーローにはニセモノがつきもの。
『シャドウ』を泳がせて隙をつくのもよし、入念に準備を重ね、初手で思いっきりブン殴るもよし。
この作戦が、アンゼルムへの一打となるでしょうか。
それでは、ご武運を!
リプレイ公開中 納品日時 2015/11/10 15:34
参加者
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依頼前の挨拶スレッド
最終発言2015/10/31 22:11:23 -
相談卓
最終発言2015/11/04 20:14:28