本部
【ER】黄金の縁
- 形態
- シリーズEX(続編)
- 難易度
- 不明
- オプション
-
- 参加費
- 1,800
- 参加人数
-
- 能力者
- 10人 / 10~10人
- 英雄
- 10人 / 0~10人
- 報酬
- 多め
- 相談期間
- 7日
- 締切
- 2019/01/20 07:30
- 完成予定
- 2019/02/03 07:30
このシナリオは5日間納期が延長されています。
掲示板
-
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2019/01/18 23:27:19 -
相談卓
最終発言2019/01/20 06:15:23
オープニング
このシナリオは難易度が高く設定されています。所持金の大幅な減少や装備アイテムの損失、場合によっては、再起不能、死亡判定が下される可能性があります。
再起不能、死亡判定の下されたキャラクターはログイン、及びコンテンツへのアクセスが制限されます。
●よすが
「町の奴らの避難、終わったよ」
キンセールの一角にあるシーフードレストラン。その扉をくぐって入るなり、古式ゆかしい海賊衣装に身を包んだラウラ・マリア=日日・ブラジレイロが告げた。
「重畳。これで互いに気を取られず向き合えよう」
応えたものは人ならぬ、黄金の愚神ウルカグアリーである。髪先からつま先まで、体内で鼓動する心臓、さらには流れる血までもが黄金である彼女は、常の依り代――アバタではない。
「まさか“剥き出し”だとはね。コアを狙われるどころじゃあないな」
ソングと呼ばれるヴィランのボクサー、長い戦いの歌が苦笑交じりに拳を突き出した。
ウルカグアリーはそれを黄金のライヴスで弾き、薄笑みを返す。
「さりとて容易く触らせてはやらぬさ」
彼女の本体にコアはなかった。本体こそがコアであり、ゆえにこその「剥き出し」だ。
「常の依り代で対するべきではないのか? それならば勝つにせよ負けるにせよ問題はあるまいに」
ラウラ・マリアの契約英雄である男装の麗人、ジオヴァーナが眉をひそめて問う。
「それでは本当の本気とはなるまい? 命を賭せと縁者へ強いるのだ。妾が命を賭さずしてなんとする」
ウルカグアリーはチャーチワーデンに詰めたイングリッシュミクスチャーの渋煙を宙へと吹いて。
「“道”は次の満月の夜に開く。何処へ続くものかは妾にも知れぬが……人である汝が世界を渡る唯一のもの。ゆめ遅れるな」
「いっしょに手を繋いで行くのかと思ってたけどね」
かるく言い返したソングに、ウルカグアリーはすがめた目線を投げ。
「汝(なれ)の固めた拳でなにを繋ぐ? ――縁あらばまた巡り会うこともあろう」
「ずいぶんあっさりと行っちまったね」
ラウラ・マリアは壁の棚に並ぶ酒瓶の中からラムを引き抜き、栓を開けてそのまま呷った。無造作に見えて、どこかやるせない手で。
それを見たソングはくつくつ喉を鳴らし、かぶりを振る。
「君も女神様も情が深くていけないな。だから君はいつまでもここに居残ってるし、女神様はああして命を投げ出すんだ」
ラウラ・マリアは反論せず、代わりに問うた。
「じゃあ、旦那はどうなんだい?」
「僕? うーん、少しは影響されてるのかもしれないけどね」
手を開き、握るソングの様に、ラウラ・マリアは小さくかぶりを振る。
女神様と手をつないで行きたかったのは旦那だろ。あんたが悪役でいたいのもさ、結局は誰かと繋がってたいからなんだよ。
そして息をつき、「飲みなよ」と酒瓶をソングへ押しつける。
「思えばお互い、たくさんのものを失くしてここにいるんだね」
ためらうことなく瓶を傾けるソングに、ラウラ・マリアは胸中で返した。
ああ、そうさ。あたしらはいろいろ失くした果てに流れ着いて、波打ち際で重なっちまった澱だ。だから縁も切れずにくっついたまま居座り続けてた。結局はそういう縁を結んじまったってことなんだろうね。
だからあたしはあんたを見送るよ。思いっきり手ぇ振って、笑って。そうして真っ当にお別れできた相手がひとりでもいるって記憶は、きっと互いのよすがになるだろうからさ。
●情
果たして無人の町はドロップゾーンに押し包まれ、無尽の石場と化す。
「来よ、愛しき黄金の縁者よ。其の指先より伸べられし糸を手繰り、妾の元へ」
石に黄金を飲ませ、ウルカグアリーは夜空へ陶然と笑みかけた。
●念押
ここはドロップゾーンの際。
ボディガードとして前に立つテレサ・バートレットの後ろから、超高出力の通信機を繰る礼元堂深澪がエージェントへ声をかけた。
「プリセンサー総がかりで分析してもらった結果だけど、ウルカグアリーは10秒ごとに属性が変わるみたい。射的が1に固定されるのもわかってるから、それに合わせてスイッチしながら対応。ほかの人はウルカグアリーに邪魔させないようサポートする。それだけ忘れないでね!」
ぱん。深澪は手を打って一同を促し。
「中に入ったら回復役に回復してもらえるヒマとかないかもだよ。ちゃんと回復薬持ってる? ボクに戸板引きずって帰らせるのはダメだからね! じゃあ、また後で!」
解説
●依頼
ウルカグアリーを完全撃破してください。
●ゾーンルール
・AGW、スキルの別によらず、射程は1で固定。
・各属性に対抗しうる能力を備えていないエージェントの攻撃は、ウルカグアリー本体にダメージを与えられない。
・ウルカグアリーの属性によらず、以下記載の『ウルカグアリー補助行動』には全エージェントが対応可。
・会話は自由。
●ウルカグアリー補助攻撃
★以下の行動をメイン攻撃の他に2~3実行する(重複あり)。
・町の石を揺さぶって地震を起こす(エージェントの行動のファンブル率を上げる)。
・石の防壁を呼び出し、自分を狙うエージェントの行動や攻撃を阻害。
・石片を刃に変えて攻撃すると同時に視界を奪う。
・1ラウンドで消える石人形(防御力は低い)を1~6体生み出し、エージェントを襲わせる。
・石の間を渡っての移動(エージェントのポジションを無視して移動できる)。
●ウルカグアリーの属性
・1ラウンドごと、ランダムで以下の3種類に属性が変化する。同属性が連続することはない。
〈金閃〉
・魔法以外の攻撃無効。
・電撃(魔法)による攻撃を行う。
・全攻撃に低強度の衝撃BSが乗る。
〈金濡〉
・物理魔法問わず有効。
・四肢の端を溶かし、黄金の雫を飛ばす。
・触れたものに黄金(物理と魔法、共に含む)を浸透させ、高強度のBS(種別はランダム)を擦り込む。
〈金燃〉
・物理以外の攻撃無効。
・高熱を帯びた黄金刃(物理)による攻撃。
・全攻撃に低強度の減退BSが乗る。
●備考
・戦場は“町”。建物も道路もすべてそのままの形を保っている。
・ウルカグアリーは3属性とも個体攻撃と範囲攻撃のいずれも行える。
・ウルカグアリーは基本的に回避を行わない。
・ウルカグアリーはメイン攻撃を行わないことを選択できる。
・エージェントはウルカグアリーの3属性の別を見極め、チームとしてのバランスを考慮して英雄を選ぶこと。
マスターより
みなさまお疲れさまです。電気石八生です。
こちらはエンドロール第3弾、ウルカグアリー決戦シナリオとなります。
勝利条件は完全撃破。今回、普通という判定はありません。あるのは成功か失敗か、ただそれだけです。
相談期間を延ばしておりますので、オープニングの「念押」や解説をご参照の上連携を整えてください。
よろしくお願いいたします。
関連NPC
リプレイ公開中 納品日時 2019/01/27 22:08
参加者
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依頼前の挨拶スレッド
最終発言2019/01/18 23:27:19 -
相談卓
最終発言2019/01/20 06:15:23