本部
- 形態
- イベント
- 難易度
- やや難しい
- 参加費
- 500
- 参加人数
-
- 能力者
- 11人 / 1~25人
- 英雄
- 11人 / 0~25人
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- 締切
- 2018/11/01 09:00
- 完成予定
- 2018/11/10 09:00
掲示板
-
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2018/11/01 01:05:33 -
【質問】教えてください
最終発言2018/11/01 00:06:08 -
ガリアナ帝国を守ろう
最終発言2018/11/01 06:14:04
オープニング
地中海の海の底に沈んでいたはずの――ガリアナ帝国。
そのガリアナ帝国は、悠久の眠りから覚めようとしていた。
「ガリアナ帝国が浮上してる? なんでや」
ガリアナ帝国の監視を任された支部の職員に、思わず正義は聞き返してしまった。
「原因は不明です。ですが、エージェントたちがガリアナ帝国の内部に侵入できたこともあり、ガリアナ帝国自体はずっと無人の潜水艇で監視をしていました。マガツヒが再びやってくる可能性もありましたから」
そして、とあることが発覚したのである。
ガリアナ帝国が浮上を始めていると。
「ヨイさんは、どうしたんや。あの帝国のことは、彼女がよう知ってるはずや」
「間が悪く、現在はロンドンにいます。ですが、すでに彼女にもこのことは伝わっているはずです」
何か危険があればすぐに戻ってくるかもしれない、とH.O.P.E.の職員は言う。そのときは、誰もロンドンの大英図書館が襲われるとは予期していなかった。
●
『空母や戦闘機が盗まれただと……』
支部で、その話を聞いたアルメイヤは目を丸くした。
「それだけではありません。まだ正式発表はされていませんが、戦艦も盗まれたそうです」
あまりの衝撃に、エステルでさえ言葉を失った。
ガリアナ帝国が眠る地中海の海から、さほど離れていない小国。その国の武装が、その国の兵士によって盗まれたというのである。
「……兵士たちは……どうして盗みなんてしたんでしょうか?」
エステルの言葉に、職員は「推測ですが」と前置きを入れる。
「恐らくは、最初からマガツヒの構成員が軍のなかに入り込んでいたのでしょう。そして、隙を見て武装を盗んだ。ガリアナ帝国が浮上する――このタイミングで」
職員とアルメイヤは、青い海を見る。
未だに姿は見えないが、この海の深いところには時が止まった都市が存在するのだ。マガツヒがそれに対しての攻撃のために、軍から武器を盗んだと考えるのが一番自然であった。
「もし、本当に……一国の軍艦や空母が盗まれたとしたら……H.O.P.E.の手には負えない」
エステルは震えながら、アルメイヤにしがみつく。
「いいえ。H.O.P.E.だからこそ、戦わなければならないのです」
職員は、毅然とした態度で言う。
その言葉に、エステルははっとした。
「……マガツヒはテロリストだけれども……盗まれた武器は小国のもの。……そして、空母や軍艦にいる全員が……テロリストであると判断されたわけではないんですね」
そのとおりです、と職員は頷く。
「マガツヒはテロリストですが、武器や兵士は小国のものです。国際的な荒波は、どの国も立てたくはない。だからこそ、民間の企業であるH.O.P.E.が矢面に立つことになります。もちろん、各国の支援も受けられますが……時間がありません。武器は思ったより集まらないでしょう」
アルメイヤは舌打ちする。
「ですが、替わりの武器は用意できています。今回ばかりは、非難を浴びてしまうかもしれませんが」
●
『恐竜ですぅ!』
地中海の海岸――ガリアナ帝国に陸で一番近いところに、巨大な檻が次々と運ばれてくる。そのなかに入っているのは、スワナリアにいるはずの恐竜たちである。
「スワナリアに入り、恐竜を狩っていた密売人を逮捕しました。その逮捕された密売人に売られた恐竜たちをH.O.P.E.で保護していたのです」
職員は説明を聞きながら、恐竜を見ていた小鳥は震え上がった。
『こっちを……すっごい見てるですぅ』
「ちなみに、すべて肉食です。魚を食べていたものもいるようですが。陸で動くことが出来る恐竜、海の海竜、空の翼竜。彼らを足りない戦力を補うために投入します。むろん、現代兵器を前にしては勝ち目はありませんからオーパーツを飲み込ませる予定です」
オーパーツと一緒に自分も食べられそうだ、と小鳥は生唾を飲み込む。
『恐竜、暴れそうですぅ』
「それに関しては、ヨイさんからお預かりした笛を使用します。H.O.P.E.の職員が懐から出したのは、ヨイが恐竜を操り癒していた笛である。今は緊急事態であるということから、一つだけお預かりしていました。作戦に参加する一部のエージェントたちが今頃はヨイさんから、笛の使い方についてレクチャーを受けているはずです」
そのとき、一発の銃弾が職員の足を撃った。
『なっ、なにがあったんですぅ!』
「……どうやらマガツヒの一部に、嗅ぎつけられてしまったようです。小鳥さん、あなたは笛を持って他のリンカーと合流してください! 私はいいから、早く!!」
笛を授けられた小鳥は走り出す。
それと同時に、空を聞きなれない轟音が引き裂いていた。
●
戦闘機が空を低く飛ぶ。
その光景を見ながら、エステルは呟いた。
「まるで……この世の地獄が始まってしまうみたい」
『そうは、させない。エステルが生きる世界は、私が守る』
アルメイヤは、叫んだ。
『今回の戦いは、空と海の戦いだ。現状の戦力では空母の完全破壊は難しいため、空母の内部に侵入して制圧するのが最善だと思われる。空の戦いはスピードが命だ。空母の制圧を勘付かれて、空母ごと攻撃されたら目も当てられないからな』
各国の支援を受けているため、味方の戦闘機もいる。だが、数に限りがあるために頼り切ることは出来ない、アルメイヤはそう続けた。
「空と海の移動はどうするんや? 足があらへんで」
正義の言葉に、アルメイヤは笑った。
『今回は、凶暴な移動手段をH.O.P.E.が用意してくれたらしい』
そのとき、正義の携帯がなった。
電話をとった正義は「なんやて!」と叫ぶ。
「大変や。現在、笛を持った小鳥が海岸で武装したマガツヒに追いかけられとる」
解説
・マガツヒの撃破
海岸(12:00 快晴)見晴らしのよい海岸。小鳥がマガツヒの兵士たちから逃げ回っている。砂浜は非常に歩きにくく、巨大な生物は足をすくわれる可能性あり。10人もマガツヒが出現。全員が腕の立つ兵士であり、銃とナイフで武装している
空母……30人のマガツヒで動かしている。その全てが老兵であり、銃で武装はしているが攻撃力があまりない。一艘出現。出撃していない戦闘機が三機余っている
戦艦……三艘出現。空母を囲んで守っている。積んでいる大砲は大きくて攻撃力があるが小回りが効かない。各船に10人ずつのマガツヒがいるも全員が新人。銃で武装している
戦闘機……燃料の関係から、一時間飛ぶと空母へと帰らなければならない。六機出現。ベテランのパイロットが乗っており、簡単には打ち落とされない
支援戦闘機……味方の戦闘機。五機出現。通信は可能であり、指示通りに動いてくれる。一時間を越えると燃料補給のために近くの基地に帰らなければならない
支援戦艦……味方の戦艦。三艘出現。敵のものよりは小型だが、小回りが利く。しかし、あまり丈夫ではない。戦闘機と同様に通信可能
マジュンガサウルス……巨大な肉食恐竜。笛の力で操っていないと近くにいるものを捕食しようとする。捕食するものがなくなると共食いを始める。三体出現
プテラノドン……巨大な翼竜。オーパーツで強化されているため、人を足で掴んで飛ぶことも可能。防御力は非常に弱く、戦闘機の攻撃が一撃でも当たると海に落ちる。十体出現
イクチオサウルス……イルカに似た二メートルほどの海竜。海のなかにマグロの養殖場のような囲いがあり、そのなかを泳いでいる。聴覚にすぐれ早く泳ぐことが可能。五体出現
クロノサウルス……モササウルスに似た海竜。十二メートル巨体で、口に入るもの全てを食べようとする。イクチオサウルスほどのスピードはなく、別の囲いのなかを泳いでいる。一体出現
マスターより
こんにちは、落花生です。
今回は、空と海と陸の合同戦闘になります。恐竜も助っ人として参加します。ただし、笛は一つしかないのでご注意を。
関連NPC
リプレイ公開中 納品日時 2018/11/09 18:37
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ガリアナ帝国を守ろう
最終発言2018/11/01 06:14:04