本部
- 形態
- ショートEX
- 難易度
- やや難しい
- オプション
-
- 参加費
- 1,500
- 参加人数
-
- 能力者
- 5人 / 4~15人
- 英雄
- 5人 / 0~15人
- 報酬
- 多め
- 相談期間
- 5日
- 締切
- 2018/10/05 15:00
- 完成予定
- 2018/10/19 15:00
このシナリオは5日間納期が延長されています。
掲示板
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【相談卓】死者の都からの避難
最終発言2018/10/05 11:46:57 -
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2018/10/04 23:04:51
オープニング
●転移予知
ばたーん! という凄まじい音に西原 純(az0122)は何が起こったのかを察した。とりあえず先程買ったばかりのボルシチスープが入ったカップを机の上に置いて、音の原因である倒れたままの彼女に近づいた。
「おいノルン」
「純くん!」
がし、と純レインコートの裾を掴まれる。
床にうつ伏せに倒れた彼女――プリセンサーのノルン・ペオース(az0121)が真っ赤な顔をして、自分を見上げていた。
「大変だよ純くん! あのね!」
「落ち着け、何を予知したんだよ」
「引っ越しだよ!」
「……は?」
愚神が拠点を移す、ということだろうか? と、純が首を傾げているとノルンはそうじゃなくて! と大声で否定した。
「地球の! えっと、ほら、あの、カッパドキア――!」
三十分後。
緊急招集されたエージェント達に、純は任務を告げた。
「プリセンサーのノルンが”トルコのネクロポリスが異世界に消える”という予知をした。転移が始まるのは今から三時間後。それまでにネクロポリスから住民及び観光客を避難させるのが今回の任務だ。が、ありがたくないことにノルンは愚神の襲来も予知した。しかも一体や二体ではなく、多数の。――避難場所はミュラの北東にある、アンタルヤ。……説明は以上、後は任せた」
●人形の行く末
ノルンが”転移”の予知をする一時間ほど前。
H.O.P.E.サンクトペテルブルク支部の鍵がかかったとある部屋で、黒崎由乃(くろさき・ゆの)は横たわっていた。
この前の戦いで負った胸の穴は、ぽっかりと空いたまま――塞がっていない。
偽りの主従関係は、終わった。
しかしまだ”自分”は”黒崎由乃”だ。
(由乃ちゃんは……もう)
死ぬ――いや、”壊れる”。そしてもう二度と、起動しない――。
(酷いこと、した……)
遺跡を壊したり、海竜たちを捕まえようとしたり――。
(……壊れる、前、に)
由乃は手をゆるゆると握った。
この手に傘と宝石があればまだ、”戦士”を生み出せる――。
(――何か、できない、かな)
解説
愚神の討伐及び住民・観光客の避難が今回の目的です。
以下の情報に注意しながら、目的を達成して下さい。
◆遺跡の転移について
・現在の時刻は正午です。
・転移は三時間後、午後三時に始まります。
・住民と観光客の人数(移送対象)は凡そ五千人ほどです
◆避難について
・避難先のアンタルヤは北東へ70km離れた場所にあります
・移送に使う車はH.O.P.E.が用意します。
一度に全員を移送することは出来ません。何度か往復します。
◆愚神について
・ノルンは「ネクロポリス」「アンタルヤ」「その周辺の海」に現れると予知しています。
・どこも数は百近くです。
・階位はほとんどがデクリオ級です。
◆トルコのネクロポリス(岩窟墓)について
南トルコ、ミュラにあるリキヤ文明の遺跡です。
外見は窓がたくさんついた高層ビルのよう。
古代リキヤの人々は「死後の魂は天に昇る」と信じていました。
それ故、墓を高い場所に作ったようです。
◆他、何か分からないことがあれば、純が答えます。
マスターより
リキヤ文明は世界で初めて比例代表制を採用した文明らしいですよ。
こんにちは、絢月滴です。
人々の避難と、愚神の討伐。
両方無事に達成して下さい。
それでは。
皆様の熱気こもるプレイングをお待ちしております。
関連NPC
リプレイ公開中 納品日時 2018/10/13 23:04
参加者
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【相談卓】死者の都からの避難
最終発言2018/10/05 11:46:57 -
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2018/10/04 23:04:51