本部
幻想曲は赤のヴェール
- 形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- 参加費
- 1,000
- 参加人数
-
- 能力者
- 0人 / 4~12人
- 英雄
- 0人 / 0~12人
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 4日
- 締切
- 2018/08/28 09:00
- 完成予定
- 2018/09/06 09:00
掲示板
-
依頼前の挨拶スレッド
最終発言
オープニング
● 溶け込む愚神。その劇場。
音階の果て、その劇場は豪華にして鮮烈。
真っ赤なカーテンと、黄金の糸で装飾をあしらった無数の席。
2階席は薄暗く、劇場は声の反響を意識して作られている。
その華やかな舞台に上がるのはどれほどの名俳優かと、おもいきや。
壇上に上がったのは単なる一般人だった。
それこそ衣装すら、その台本に釣り合っていない。
身をかがめ役者の堂々たる雰囲気すらなく、しかし不思議とセリフは口からスラスラ出ている。
その様子を観客席に詰めかけた100を超える雅な者達がにやにやと眺めている。
ああ、お話は中盤の盛り上がりどころ。
主人公の親友が、主人公への愛と憎しみのあまりその体を槍にまかせて自殺してしまうくだり。
その親友役で現れた者は役に取りつかれているかのように泣きじゃくっていた。
「そんな! そんなことできない! むりだって!」
セリフに実際その言葉があるのかわからない。だが親友役の男は何か見えない者に引きずられるように舞台上に現れて、中心にそびえる槍の前に身をさらす。
背後のオーケストラが強く音を奏でた。
その声に負けないくらいの金切り声でその男は。
「死にたくない!」
そう最後に告げて喉に槍を通した。
空気の抜ける音。泡立つ血。もがく男。
その男の死はオーケストラの華美な演奏に装飾されて、美しい悲劇として幕を下ろす。
男性はこんな物に人生を費やすつもりなどなかっただろう。
ただ、愚神という強大な力の前に逆らうことができず、一生を終えてしまった。
男性は最後に見つめる、客席の中心に足を組み座る男。
彼がここに連れてきた。
オペラ鑑賞中に、世界が歪んでそして。
「おまえを、けっして、ゆるさない」
ごぽりごぽりと血が噴き出す喉で最後に男はそう告げた。
そこでテープは終わっている。
今まで闇に秘されてきた真実が暴かれた時H.O.P.E.は騒然となった。
まったく気づかず存在していたのだ。この町の小さな劇団。オペラ専門の劇団の全員が従魔に置き換わり、その主導権を愚神が握っていたことを。
ただ今は違う、闇は暴かれた。
この事件が露わになったのはこの男性がポケットに録画状態のスマートフォンを忍ばせていたから。
男性の死によって闇が一つ暴かれた。
暴かれた闇は駆逐せねばなるまい。
今、H.O.P.E.が立ち上がる時だ。
● 状況整理
今回皆さんには愚神が取り仕切るオペラ会場に潜入。
その後愚神を迎撃していただきます。
今回討伐対象とされるのは愚神カプリッツィオ。
実は以前H.O.P.E.で取り逃がしている愚神でその能力については多くが明らかになっています。
後述したので確認してください。
カプリッツィオはドロップゾーンのその力の多くをさいている愚神です。
そのドロップゾーンではすべてが幻想に包まれます。
幻想に包まれたその世界は舞台と観客席に別れ舞台に上がった一般人たちはその物語になぞられ殺し合いを始めてしまいます。
赤く塗れる舞台。
それを観客席から眺めているのがカプリッツィオです。
今回も愚神が舞台俳優として一般人を拉致してきたところから物語は始まります。
解説
目標 敵愚神の撃破
・ケントゥリオ級愚神 カプリッツィオ
人間的な見た目をした男性型愚神です。
高位の愚神なので素のステータスは高いのですがバランス重視。
手でAGWを受け止めるくらいはやってのけますが基本戦闘は格闘戦。もしくは音色を飛ばしての魔法攻撃です。
カプリッツィオは他人に対して動きを強制させる能力があります。
これをバインドと呼称。
バインドをかけることでリンカーの攻撃対象を変更したり、攻撃をそらしたりできます。
特殊抵抗が高ければはじくこともできるでしょう。
ただ一番厄介なのは従えている従魔です。
このポーンとカプリッツィオの見た目がほとんど同じなので群集の中からでは見つけにくいです。
・従魔ポーン
ポーンは貧弱な従魔でステータス単体ではあまりに低すぎるので、10体で一組の従魔とカウントされます。
それでも並のリンカーであれば一撃で倒せてしまう事でしょう。
しかし本当の目的はカプリッツィオを隠すことです。
ポーンは一見人間の紳士淑女の恰好をしています。ドレスや紳士服に身を包み仮面をかけています。
そしてまるっきり同じではないことに注意です。
異なる点は多くあります。霊力量の違いであったり、ケントゥリオ級愚神なので、一撃では倒せなかったり。リンカーのスキルの反応、リアクションからもわかると思います。
ただ、一番の大きな違いはポーンは話すことができないということです。
このポーンは観客席もそうですが、オーケストラを奏でる人たちもそうなので。会場の中にざっと500は存在します。
マスターより
皆さんこんにちは鳴海でございます。
今回は初心に帰ろうと想いスタンダードな愚神戦闘のシチュエーションを作ってみました。
ただ、雑魚敵の数が多いので無双系のシナリオとも言えるかも?
それではよろしくお願いします。
参加受付中 プレイング締切日時 2018/08/28 09:00
参加にはSC1,000が必要です。
掲示板
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依頼前の挨拶スレッド
最終発言