本部
- 形態
- イベントショート
- 難易度
- やや難しい
- 参加費
- 1,000
- 参加人数
-
- 能力者
- 12人 / 6~12人
- 英雄
- 12人 / 0~12人
- 報酬
- 多め
- 相談期間
- 5日
- 締切
- 2018/07/07 07:30
- 完成予定
- 2018/07/16 07:30
掲示板
-
作戦会議室☆
最終発言2018/07/06 14:41:56 -
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2018/07/05 12:48:22
オープニング
●共通OP
大英図書館の館長室において、キュリス・F・アルトリルゼイン(az0056)は表の仕事をこなしていた。
(古墳から発見された地図ですか。希少性からいって仕方ない金額ですね)
机に向かい、各部署からあげられた申請書に目を通して可否を決めていく。
英雄のヴォルフガング・ファウスト(az0056hero001)は来客者用のソファで菓子を摘まみながら、ファッション雑誌の記事に目を輝かせている。
もうすぐ昼食の時間といったところで、机の片隅にある固定電話が鳴り響いた。表向きの秘書を介さないH.O.P.E.ロンドン支部との直通回線だ。
「詳細はそちらに出向いてから。それでは」
話し終わって受話器を置いたキュリスに、ファウストが「大急ぎで、どうかしましたの? 世界が滅びそうだったりするのかしら?」と訊ねる。
「そうでなければよいのですが」
キュリスの返答に、からかった風のファウストは真顔になっていた。
キュリスが書架の本を一部入れ替えると、奥に引っ込んでいく。さらに横移動し、エレベータの出入口が現れる。
H.O.P.E.ロンドン支部は大英図書館の地下深くに存在していた。降りたキュリスとファウストは、執務室へ向かわずにブリーフィングルームへ。中央にあるテーブル上にはホログラムイメージが浮かぶ。地中海周辺の地図である。
「早速、本題に入らせて頂きます。ご存じの通り、地中海周辺でテロが起こるというプリセンサーの報告が相次いでいます。これまで曖昧だったのですが、ここ二、三時間ほどで確定的なものに変わっていまして――」
職員の一人が状況を説明した。
「確度の高い前兆ですね。警戒態勢を引きあげましょう。本部にも連絡を……、いや私がしたほうがよさそうですね」
キュリスはテレビ電話を通じて、自ら本部とやり取りする。終わったあとで、職員が戸惑いながら口を開いた。
「あの、支部長。マガツヒの首領『比良坂清十郎』は、本当に『過去機知』が使えるのでしょうか。私もプリセンサーの端くれなのですが、どうしても信じられません」
職員が語った『過去機知』とは非常に稀なプリセンサー能力だ。過去に起こった事実をつぶさに知ることができるといったものである。
「私も完全に信じたわけではありませんが、その想定で動くつもりです。そうでなければ説明しづらい行動が、マガツヒにはありますので」
キュリスはそう答えて廊下を歩きだす。
「キュリスちゃん、そんな恐い顔をしていると、お肌に皺が増えてしまいますの」
「それでこの事態を収束できるのであれば、安いものです」
執務室の扉を閉じたとき、キュリスはファウストに軽く肩を叩かれた。
(やはり比良坂清十郎の真の目的は、古代遺跡の破壊にあるのでしょうか)
テロの発生が疑われる地域の多くには、古代遺跡が存在している。キュリスは共闘することとなったセラエノのリーダー、リヴィアの言葉を思いだしていた。
●赤く染まった花嫁
それは突然だった。
地中海に浮かぶ島の一つ、遺跡を改修して作られた教会で、一人の男と一人の女が幸せな誓いを立てているその瞬間のことだ。
教会のシンボルになっている像が突然音を立ててその杭から身を解き放ち、杭を夫婦に打ち付けた。教会は騒然となった。
「きゃああああああああああ」
誰かが悲鳴をあげて、ばたんと倒れた花嫁の白いウェディングドレスが真っ赤に染まっていく。
花嫁の腹に杭は穿たれている。花嫁は失神したのか、意識は無い。
新郎はその杭を免れて、吹き飛ばされた教会の端でがくがくと全身を震わせていた。参列客達はどんどんとその輪を広げ、教会の後ろへと逃げていく。花婿に手を差し伸べて逃げさせようとする者もいた。
「逃げるんだ!」
声とともに像がその重たい脚を動かす音がする。
花婿は依然として我を失ったように動かなかった。視線の先には真っ赤に染まった花嫁の姿があった。
●参列客
これはあるH.O.P.E職員同士の結婚式であった。
参列客として参加していた君たちはこれに動揺を持ちつつも戦わねばならないことを無慈悲にも知るだろう。
花嫁は瀕死。花婿は逃げ遅れている。
二人はエージェントではない為に愚神から逃げる力はない。ただのオペレーターなのである。けれど、君たちは幾度も助けられたオペレーターである。助けなければならない。
●駆けつけ班
「状況は切迫しています。どうかいち早い対応を。この地域でテロが起こる可能性はプリセンサー達により指摘されています。周囲への警戒も怠らないでください」
柳下 洋子(az0110)は差し迫った表情で言った。
プリセンサーによる察知が遅れ、事態は最悪である。
柳下自身も知り合いであるオペレーターの夫妻に降りかかった災難に、ぐっと歯を噛みしめることしか出来ない。
●木陰にて
三人の人影があった。
一人は何やら呪文を唱え、二人が周囲を警戒している。その木陰からはちょうど教会の内部が覗き見えた。
呪文を唱えるごとに、教会の内部にいる像の瞳はなにかの加護を受けているかのように赤く光を増していく。
解説
・解説
●目的
愚神(教会の像)の討伐、夫妻の保護、オーパーツの確保
●現場
地中海に位置する島の遺跡を改修した教会
100人は入る会場
椅子が固定式であったが、すでに人は座っていない
●登場
愚神(教会の像)ケントゥリオ級
瞳に仮面の様な赤いオーパーツが埋め込まれている
物攻S/物防S/魔攻S/魔防B/命中S/移動E/特殊抵抗C/イニシアチブE/生命S
・攻撃
杭の振り回し攻撃、突き刺し攻撃は当たると大ダメージとなる
口から咆哮 命中が1/10下がる
ヴィラン(マガツヒのヴィラン達)
ヴィランは3名しかおらず、そのうち1名が呪文を唱えて石像の瞳に埋め込まれたオーパーツに力を込め、他2名が周囲への警戒を行っている
基本的には戦闘は行わない
マスターより
こんにちは山上三月です。
今回は少し血なまぐさい感じを。ぜひ、この夫妻を救って幸せにしてください。
関連NPC
リプレイ公開中 納品日時 2018/07/12 20:38
参加者
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