本部
- 形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- 参加費
- 1,000
- 参加人数
-
- 能力者
- 8人 / 5~8人
- 英雄
- 8人 / 0~8人
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- 締切
- 2018/06/27 19:00
- 完成予定
- 2018/07/06 19:00
掲示板
-
質問場所
最終発言2018/06/26 22:20:10 -
A部隊相談場所
最終発言2018/06/27 09:33:39 -
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2018/06/27 04:48:51
オープニング
●白き夜
倫敦、霧の都。
――街の一区画に突如として霧が発生。
――その霧にはライヴスがこめられていることが確認され……
――解析の結果、それは愚神十三騎が一、ノウ・デイブレイクのものであると判明する。
「ご協力感謝します。ロンドン警視庁刑事、ジェンナ・ユキ・タカネです」
到着したエージェントにジェンナ・ユキ・タカネ(az0051)が敬礼する。周囲は騒然、パトカーの警光灯が夜を明滅させ、黄色い「KEEP OUT」のテープが霧の区画を封鎖していた。そのただならぬ状況を映すかのように、ジェンナが手短に説明を行う。
あの霧の中には多数の従魔が確認されている。
そして、霧の中には多くの市民が取り残されている。詳細な数や安否は不明。
なによりあの霧がノウによるものならば、かの愚神があの中にいるのだろう。
「本作戦は二つの部隊に分けて行います。部隊Aは従魔の掃討及び市民の救助、部隊Bは愚神ノウの索敵及び撃退。救助された市民の対応、周辺封鎖や警戒などに関しては“警視庁(ヤード)”の方で行います」
ジェンナは君達と共に霧の区画へ向かいながら、相棒であるレター・インレット(az0051hero001)と共鳴を果たした。今一度、君達を凛と見やる。込み上げてくるノウへの怒りを、心の奥に圧し込めながら。
「――全力を尽くしましょう。“倫敦(私達の町)”を護るために」
●スマートフォン越しの悲鳴
時遡り、霧発生直前。その時、ユキとレターは聞き込みを終えて本部に帰るところだった。聞き込みといってもあらかた解決している事件である。新しいことを見つけるというよりは確認の意味合いが強い。犯人に腕のいい弁護士がついた際のダメだしに使うぐらいの証拠である。
「ユキ。スマホ鳴ってる」
「わかってる」
ユキはスマホを取り出した。電話の主はユキとレターの友人、ブルームだった。
「もしもし、ブルーム?」
「あ、ユキ。今、仕事?」
「仕事だけど、もうすぐ終わるわ」
「じゃあ、1時間後に遊びに行っていい? 美味しいさくらんぼのパイの」
話はそこで途切れた。
「ブルーム?」
「なにこれ……」
「ブルーム!? 返事して! ブルーム!!」
「霧が……」
「霧? ブルーム、今どこ」
返事は悲鳴だった。ユキの顔色が変わる。
「鷹の目」
ライヴスの鷹が空を舞う。鷹は数秒で霧の場所を捉えた。レターが通信機に手を伸ばす。
「ロンドン警視庁、レター・インレット。応援要請。正体不明の霧を確認。愚神、もしくは従魔の可能性濃厚。HOPEに解析依頼を。併せてブルーム・ヒルトップのスマートフォンのGSPで彼女の居場所特定を。場所は」
場所を聞くなり、ユキが走り出す。通信を切って、レターがユキの腕を掴んだ。
「どこ行く気?」
「決まってるでしょ」
静かな声だったが、冷静でないことをレターは見抜いていた。
「得体の知れないもんに突っ込んでどうにかなるって本気で思ってるわけ? リンカーは万能じゃないのよ」
「あの中にはブルームがいるわ」
「まだ決まってないし、今ここで慌てて何かしたって事態が好転するわけじゃない。まずはHOPEの解析を待って、それから作戦を練ればいい。いつものあなたならそう言うでしょうね」
「レタ」
「ヤードに帰るわよ。そしてさっさと終わらせる」
「わかってる」
ユキは堅い表情で頷いた。
十数分後、全ての元凶がノウ・ディブレイク――ユキとレターにとって因縁浅からぬ愚神とわかる。ブルーム・ヒルトップが霧の中にいる可能性が高いことも。
「ノウ・ディブレイク」
ユキの握り締めた拳が震える。レターはそれを黙って見ていた。
そして――
「ご協力感謝します。ロンドン警視庁刑事、ジェンナ・ユキ・タカネです」
作戦が始まる。ミッションは従魔の掃討及び市民の救助。市民の救助――ブルーム・ヒルトップ等個人名までは記載されていない。
解説
●目的
従魔の掃討及び市民の救助(A部隊)
●状況
ロンドンのとある区画、路地裏。時間帯は夜。戦域は封鎖されており、新たな一般人の迷い込みなどはない。
視界は霧に包まれて劣悪。ちらほらと死体が転がっている……。
●敵情報
ミーレス級従魔『愚者火』
凡そバスケットボール大の光球。1~3m程度の高度を浮遊している。
魔法攻撃力、特殊抵抗が高めだが、他の能力値は低い。数は多いが、個体としては弱い。
射程10・直線無差別の、魔法攻撃属性の光線を発射する。これは他の愚者火に当たると屈折し、複雑な軌道となってエージェントを狙う(回避側に回避低下ペナルティが発生する)
《街中の暗闇》ノウ・デイブレイク
トリブヌス級愚神。事件の首謀者。ライヴスを込めた光を用いて戦う。後述のジェンナ・ユキ・タカネとレター・インレットとは因縁あさからぬ愚神。
*このシナリオではノウ・ディブレイクと戦うことはありません。
●登場人物
ジェンナ・ユキ・タカネ
ロンドン警視庁刑事でリンカー。ロンドン在住のため、犠牲者に知り合いがいる可能性が高い。今回の事件では珍しく前線に出ることになっている。ヤードとしてだけでなく、ロンドンっ子として怒りや焦りを押し殺しながら戦う。
レター・インレット
ユキの相棒で英雄。同じくロンドン在住のため、犠牲者に知り合いがいる可能性が高い。ユキと共に前線に出るが、ユキより冷静。強い感情を押し殺しているユキを危険視している。
ブルーム・ヒルトップ(PL情報)
ユキとレターの友人。ユキに電話している時に事件に巻き込まれる。安否不明。ユキが非常に心配している。
●その他
A部隊の人数が少ないのは「できる限り人員を元凶―ノウ・ディブレイクに割いて欲しい」とのタカネ刑事の要望によるもの。
マスターより
こんにちは。落合陽子です。梅雨の時期ですね。皆様、如何お過ごしでしょうか。
さて、今回は霧の中で従魔の掃討及び市民の救助を行うお話。ユキはブルームを始め、知り合いの安否を気にかけていますが、ブルームたちを探すは本来の目的ではありません。あくまで一般市民の救助と従魔掃討です。B部隊の戦いをノウ・ディブレイクに集中してもらうためにも従魔掃討を目指しましょう。
では、いってらっしゃいませ!
関連NPC
リプレイ公開中 納品日時 2018/07/05 19:33
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最終発言2018/06/27 09:33:39 -
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最終発言2018/06/27 04:48:51