本部
エカテリンブルク・フェス!
- 形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- 参加費
- 1,000
- 参加人数
-
- 能力者
- 6人 / 4~6人
- 英雄
- 6人 / 0~6人
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- 締切
- 2018/06/29 22:00
- 完成予定
- 2018/07/10 22:00
このシナリオは2日間納期が延長されています。
掲示板
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相談卓
最終発言2018/06/29 16:17:18 -
質問板です
最終発言2018/06/28 20:34:21 -
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2018/06/28 22:05:42
オープニング
●音楽で街を満たす
ロシア第4の都市、エカテリンブルク。
機械工業や金属工業で発達したこの町は教育都市でもあり、劇場やアリーナなどの施設も充実した文化都市の顔も持っていた。実際、ソビエト連邦末期から、この都市から数多くのロックバンドがデビューしている。この街に三年ぶりに帰ってきたタチアナもまた、そうしてデビューしていった若者の一人だ。超人気バンド、とまではいかないけれど、中堅と言われる位置に自分たちが居ることにタチアナは満足していなかった。もっともっとビッグになりたい。もっともっと売れて、もっとたくさんの人たちに自分たちの音楽を聴いて欲しい。
そう考えていたある日、ライヴのため訪れていた日本でタチアナは興味深い映像を見た。野外に幾つかのステージを設け、そこでバンドが演奏を行う。所謂、ロック・フェスティバルの映像を。
鳴り響く音楽に無数の若者が拳を突き上げ、時には肩を組み、一体となるその様にタチアナは酷く感動した。いや、ロック・フェスティバルというのはもちろん知っていた。けれど、あまり興味がなかった。もし自分が客だったら、ということを考えると複数のバンドを見るよりは、熱狂しているバンドのワンマンライヴに行った方が良い。そう考えていた。盛り上がり方だって、その方が凄まじいだろうと。
けれど、これはどうだ。
野外という広大な空間に響き渡る音と声は、ワンマンライヴと同様、いやひょっとしたらそれ以上かもしれない。 この時、タチアナは決めた。
(エカテリンブルクで、ロック・フェスティバルをやろう!)
その想いはあれよあれよという間に形になり、たくさんの賛同者も得て。
タチアナは今、エカテリンブルクの街外れの広大な工場跡地に居た。目の前でステージが組み立てられていく様に興奮する。早く、そこに立って演奏したい。ギターを思いっきりかき鳴らしたい。
「タチアナさん、すいません。進行のことで相談が」
「分かったわ、今行く」
スタッフに呼ばれ、タチアナはプレハブ小屋へと走った。
●愚神兄弟のたくらみ
「兄者、これを見てみろよ」
真夜中、エカテリンブルクにある小さな公園で、銀の目をした青年が一枚のチラシを拾った。
「エカテリンブルク・フェス?」
「こういった娯楽に、人は集まる。人をちまちま襲うのも飽きただろ?」
「……なるほど」
金の目をした青年は、喉の奥で笑う。
「そこでライヴスを一気に奪う、ということか」
「その通りだ、兄者。俺たちなら、楽勝だろ? 俺たちの近くには誰も近寄れない」
瞬間、彼の周りに風が巻き起こった。そばにあった空き缶が勢いよく転がり、草むらに咲いている花々を散らした。木々の枝は微妙に揺れただけだった。
「ああ、そうだな。俺たち二人、肩を並べて戦えば、どんな状況でも勝てる。遠くからの攻撃もできやしない」
彼は遠くの街灯を指さした。どん! と大きな音がして街灯が爆発する。
「弟よ。せっかくだ。ただ襲うのだけではなく、趣向をこらしてみようじゃないか」
●フェスを守り抜け
H.O.P.E.サンクトペテルブルク支部職員、西原 純(az0122)は集まったエージェント達に対して、説明をし始めた。
「エカテリンブルクでロック・フェスティバルが開催される。そこに予告状が届いた。――夜八時頃、一番動員数が多いステージで、とても残酷であるが美しい事件が起こる、と。フェス主催団体はこれを警察に届けて、警察は最近エカテリンブルクで妙なことが起こっているからと、H.O.P.E.に警備を依頼してきた。……ああ、分かってるよ。言いたいことは」
純は深く大きなため息をついた。
「フェスの中止はもちろん申し入れた。けれど、もしかしたら悪戯かもしれない、それにここまで準備したものを諦めたくない、だと。こちらとしては、予告状にある通り一番動員数があるステージを予測し、そこで待機。何かあったら対応するという返答をした。……説明は以上。あとは任せた」
解説
エカテリンブルク・フェスの警備(愚神が現れた場合は愚神の討伐)が今回の目的です。
以下の情報に注意しながら、目的を達成して下さい。
◆フェスは三つのステージで構成されています。
◆入場チケットはフリーパスとなっており、観客は自由にステージを行き来できます。
◆とあるステージから、別のステージへ行くには歩きで二十分ほどかかります。
◆夜八時頃出演するバンドについては、純が調べてあります。以下はその詳細です。
・ブラッククライシス……結成二十年を迎えるバンド。ワンマンライヴのチケットは即日完売。
この後、ツアーを控えている
・イノセンスブルー ……去年結成した若手バンド。ワンマンライヴのチケットは二日ほどで完売。
ステージで新曲を発表すると予告している。
・ピンクシナモン ……結成三年目のガールズバンド。ワンマンライブのチケットは二日ほどで完売。
先頃加入した新メンバーのお披露目をこのステージで行うと予告している。
◆ステージで何かあった場合のバンドメンバー・観客の誘導はスタッフと警察が手伝ってくれます。
マスターより
音楽大好き、ロック大好き。
こんにちは、絢月滴です。
ワンマンライヴには良く行きますが、フェスには行ったことありません。
好きなバンドについてはあらゆるメディアをチェックしますが、それ以外のバンドのチェックは適当です。
皆様の熱いプレイングをお待ちしております。
関連NPC
リプレイ公開中 納品日時 2018/06/30 22:26
参加者
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相談卓
最終発言2018/06/29 16:17:18 -
質問板です
最終発言2018/06/28 20:34:21 -
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2018/06/28 22:05:42