本部
- 形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- 参加費
- 1,000
- 参加人数
-
- 能力者
- 10人 / 4~10人
- 英雄
- 8人 / 0~10人
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 4日
- 締切
- 2018/05/11 15:00
- 完成予定
- 2018/05/20 15:00
掲示板
-
相談卓
最終発言2018/05/11 13:43:16 -
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2018/05/09 06:10:43
オープニング
● 突然現れた春香
夜中、君の家のベルが鳴る、もしくはH.O.P.E.の一室。
もしくは街中で不意に声をかけられる。
君に接触してきたのは春香。
何日も休んでいないのだろうか、その目は血走り唇が渇いてひび割れていた。
まるで亡霊の様な見た目にきっと君たちは驚くだろう。
春香は語る、君たちに、自分は断片的な情報しか持ち合わせていないと、前置きしたうえで。
「私、ずっとガデンツァの事件を追ってるんだ」
それはすでに死んでしまった愚神の名前。しかしいまだに暗い影を落とす名前。
「ガデンツァのやったこと。ガデンツァがやろうとしていること。まだ全部が明らかになってない。それを排除しきるまで私は、あの子のところに行けない」
春香は疲れ切った声で言った。
今の自分では彼女を信じきることができず、彼女が安全だと言い切ることができず、自分が接触してしまえばまた、何かが起こるのではないかと。
「ルネの事だよ」
ルネそれは先日、ガデンツァの命と引き換えに返ってきた英雄の名前、今はグロリア社令嬢の遙華と契約し今はリンカーとして活躍している。
「ガデンツァの楽譜づくりはまだ終わってない。だからもう一度考えてほしいの、彼女が今まで何を目指して、なにを目的にしてきたか」
「私の嘆きの音は回収したから、ターゲットはきっと別の人だよ」
「早く気付けばよかった。ガデンツァは私達をただ悲しませて楽しんでいたんじゃないよ、どうやったら心が揺さぶられるかそれを見ていたんだよ」
「こころあたり、あるでしょう? 私はガデンツァに故郷を滅ぼされた。澄香ちゃんは目の前でルネとそっくりな従魔が人を殺す場面を見たし、それからもみんなの心を攻撃しつづけたよね?」
春香は少女たちの名前をあげる。
「彼方ちゃん、小夜子ちゃん、ナイアちゃん。
イリスちゃんを……仲間を目の前で変質させるって嘆きは回収できなかったみたいだけど。それを今回は完成して、楽譜を完成させるつもりなんだ」
春香はそう言葉を続ける。。
「気を付けて、ガデンツァはまだ存在してる。私はそれを知ってる、でもそれがどこにいるのか知らない、違う、知ってるけど。私、信じたくない……」
そう涙を流す春香。
「私は、もう、二度とルネを殺すことなんてできない。もし、もし偽物でも、ガデンツァでも、私、もう友達を殺したりできない」
あの日、あの時。
ルネと一緒に謳うことを決意したのは自分だ。謳えばルネは消える。それをよしとしたならば、それは、自分がルネを殺すことだと知っていたのに。
それらすべては極めて断片的で、情報と呼べるほどの情報ではなかった、だがそれを訴える少女の目は真剣だったのだ。
「お願い、本当の彼女を探して」
● 善性愚神エンヴァーミング
ケントゥリオ級愚神 エンヴァーミング
女性型の美しい愚神ですが肌の色が浅黒く悪魔っぽい見た目です。
薄着で、豊満な体をネグリジェ同然の衣装で覆っています。
その戦闘力は大したことはないのですが。夜に発狂する死に化粧というスキルが厄介です。
この死に化粧は簡単に言うとゾンビを作成する能力であり。一般人の脳を壊死させ操り人形にしてしまいます。
それは彼女の愛を受けて脳を蝕まれるというものらしいですが、それはどうやら血液を媒介として働くウイルスの様なものらしいです。
今回エンヴァーミングは十分な戦力を得られたためか姿を隠すようなことはせず、街中でリンカーたちを待ち構えているようです。
それが罠なのか違うのかはよくわかっていません。
● エンヴァーミングについて(PL情報)
エンヴァーミングについて話を持ちかけると下記の様な事を答えてくれる可能性があります。
下記の様な事をPC情報として得たい場合はエンヴァーミングに対するアプローチを考えてみてください。
・エンヴァーミングはもともと人間であった
・ゾンビ精製能力の根底
・ガデンツァとのかかわり
・次のガデンツァの動き
等々
さらに詳しいことを尋ねることも可能です。
なぜこのようなことを話してくれるのかも含めです。
そしてエンヴァーミングの性格や考え方を総合的にみて彼女が信用できるか判断してください。
************************ここまでPL情報
●戦場について。
今回はとある町一つが戦場です、住宅地が大きく広がり、学校や公共施設がある以外は発展している様子はありません。
ただ、人口が多く、相当な人数を避難させたのにも関わらず一般人たちが沢山取り残されています。
いえ、残ったというべきでしょうか。
エンヴァーミングの周囲を固める従魔は100体程度、しかしそれらの戦闘力は十体でやっとリンカーの足止めができる程度で強くありません。
ただし500人の人間が、マンションの窓から、路地裏から、はたまた愚神を庇うように立ちふさがり、リンカーの皆さんを罵倒します。
「善性愚神と手を結ぶって言ったのはお前等だろ」
「彼女を倒すなんて信じられないこんなに美しいのに」
「お前たちは独善的だ、愚神の事も考えろ」
そんな言葉を投げかけてくるのです。
● 戦場で佇むルネ
ルネは少し離れたところで皆さんの戦闘を見守っています。
もし何か彼女と話したいことがあるなら、言葉をかけるときっと答えてくれるでしょう。
解説
目標 エンヴァーミングの……
愚神エンヴァーミングは前回愚神狩りにて調査、接触を行った愚神です。
調査によって本体の戦闘能力は低く、従者を作成し戦うことが観測されています。
また、その従者は生きながらに屍。自我は持ちつつその自我を発揮することはできない状態になっているようです。
ただ、朝には正気に戻ったように見えます。ただ、昼間でも熱に浮かされたように愛を求めてさまよいます。彼らは戻ったように見えるだけで致命的ななにかは破壊されてしまい、もうどうすることもできないのです。
ただ、今回はそのエンヴァーミングに従者化された一般人だけではなく。
周囲に意識や自我をきちんと持ちつつエンヴァーミングに加担する一般人がいるようです。
これはなぜでしょう。同時に調査を行ってみてください。
興奮した一般人から話を聴く、あとは家宅捜査などが有効でしょうか。
他にも手段はあると思うので考えてみてください。
彼ら、彼女らはエンヴァーミング討伐をやめさせようとあなた達を罵倒し、石を投げることでしょう、しかしリンカーにはその程度妨害にはなりませんが。
善性愚神を殺すな、H.O.P.E.は悪だ。という主張を皆さんはどう受け止めるでしょうか。
突拍子もないと思うでしょうか。
何の根拠もないと思うでしょうか。
その通りだと思います。しかし正論を唱える声が興奮する民衆にはたして届くでしょうか。
今回はエンヴァーミングを討伐しなくても成功となります。
その場合H.O.P.E.が愚神に屈したという事実を作ることになりますが、それでも任務失敗ではありません。
皆さんの本当の任務失敗は別の条件です。
それは過去のガデンツァの事件を知っている皆さんなら想像できる条件でしょう。思いついたら教えてあげてください。
マスターより
皆さんこんにちは、鳴海です。
今回私から語れることは、すみません、ありません。なにを言ってもネタバレになる気がします。すみません。
関連NPC
リプレイ公開中 納品日時 2018/05/16 17:03
参加者
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相談卓
最終発言2018/05/11 13:43:16 -
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2018/05/09 06:10:43