本部
命を繋ぐ物語
- 形態
- ショート
- 難易度
- やや難しい
- 参加費
- 1,000
- 参加人数
-
- 能力者
- 10人 / 4~12人
- 英雄
- 10人 / 0~12人
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- 締切
- 2018/04/12 15:00
- 完成予定
- 2018/04/21 15:00
掲示板
-
もう一つの戦場(相談卓)
最終発言2018/04/12 10:12:52 -
質問卓
最終発言2018/04/10 22:55:32 -
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2018/04/12 01:42:58
オープニング
● 大きな戦いがあった
首都から遠く離れた地でリンカーと愚神による大規模な戦闘があった。
ベテランのリンカーが数多く駆り出され、バックアップとして君たちも配置されるような事態。
その戦いは凄惨を極めた。
H.O.P.E.が想定している地点での戦闘にならず、戦いはオフィスビル立ち並ぶ街の中心で。沢山の建物が壊れ沢山の人間が傷ついた。
リンカーも数名重傷を負い、戦闘の途中で運び込まれてくる状況。
それをケアするのが君達の仕事だった。
「あいつを……倒さないと」
負傷者として最初に運び込まれてきたリンカーが呻いた。
右眼球が破裂。腹部も紫色に変わっているため内蔵の損傷も疑われる。
そんな中でそのリンカーは手を伸ばして武器を握ろうとした。
「あいつを殺さないと、人々が」
暴れるリンカーを君は押さえつけようとするだろう。だがそれを状況が許さない。
タンカーが無数に運び込まれ、君に助けの声を向ける。
「いたいよ~」
「くるしい」
「娘が! 娘がいないの!!」
「なんで、何で見捨てるなんて言うんですか!! まだ! まだ妹は息があるじゃないですか!!」
「こんなに、こんなに苦しいなら殺してくれ! 頼む! 頼む!」
地獄がここにあった。
戦うとはこういうことだ。
地獄が。ここにあった。
● 運び込まれてくる負傷者
今回は皆さんに大きな戦いのバックアップを行ってもらいます。
一応戦場の状況をお伝えしますが、リンカー十五名に対して愚神が三体の大規模な戦闘です。
一般人が多数巻き込まれて市内全ての病院が満杯といった事態に陥っています。
そんな皆さんは特に緊急性の高い患者が、および傷ついたリンカーが運び込まれる戦場に一番近い病院に配属になりました。
ここで皆さんは愚神とではなく、死と戦ってください。
患者はたくさんいます。
・一般人 50名
ここにも一般人が多数搬送されています、そのせいで一般人の負傷状況について詳細な報告が上がってきません。
ただ、中には、擦り傷。打撲、骨折、内臓破裂、歯の欠損、肩口から腰にかけての深い裂傷。頭部打撲、等々様々な患者がいるようです。
一番多いのは擦り傷や打撲のようですが……頭部打撲の患者は判断を間違うと危ないかもしれません。
・H.O.P.E.関係者
リンカーではない、戦場でのサポーターですが。
今回は車輌まるまる一つが爆破されたようです。
言っておきます。彼らが最もひどいけがです。
スタッフは六名。全員をアルファベット表記にして負傷具合を報告します。
A リーダー格 38才 男性
運転手だった模様。とっさにハンドルをきり愚神の攻撃が直撃。肩口から下半身にかけてコンクリートや鉄片が散弾にうたれたように埋め込まれている。
腹部から黒々とした出血、それが止まらない。
B 28才 女性
助手席で作業中。割れた窓ガラスにて首が切りつけられている以外に特に目立った傷はない。
C 18才 男性
車両が横転した際に全身打撲、眼球に内出血が見られる。
D 19才 男性
車両が横転した際に全身打撲および腹部にパイプが突き刺さる。
E 27才 女性
愚神の攻撃を受ける。左半身を散弾のようにコンクリート片や鉄で穿たれる。意識はあるが。他の人間の治療を優先するように呻いている。
出血量が尋常ではなく、血も止まらない。
F 21才 男性。
体は健康、しかし、自分だけが傷浅く生き残ってしまったことに心が壊れかけている。
しきりに自分が隊長のかわりに死ねばよかったんだとつぶやく。
・リンカー三名
『カーネージ・センチネル』 男性 35歳
クラスはブレイブナイト
冒頭に登場した男性。右眼球が破裂。腹部も紫色に変わっているため内蔵の損傷も疑われる。
一番の問題は治療もそこそこに戦場に戻ろうとするところ。
武器を手に、職員たちを跳ね飛ばしてでも病院を後にしようとする。
彼は戦場の要だったらしい。
彼がいなくなれば味方に被害が出る。任務に参加しているのは見知った顔ばかり。
「戻らなくてはいけない。たとえ命尽きるとも」
そう言ってきかない。
『刃張 舞(はばり まい)』 女性 21才
クラスはバトルメディック。この病院に担ぎ込まれた時には左腕が吹き飛んでおり、それをくわえながら到着した。自分で自分の腕を縫うと言っているが、手が空いていれば誰かがやってあげた方がいいだろう。
「大して誰も癒さないうちに、戦場から遠のいちまった。は……バトルメディックが聞いてあきれる。私はいったい何のために」
舞はバトルメディックのため彼女が動けるまでに回復すれば治療に一役買ってもらえるかもしれない。
「私も治療に参加させてほしい。足は引っ張らない、約束する」
ただ、腕の千切れた人間に治療に参加してもらうのはどうなのか……現場の判断にゆだねられる。
『アナスタシア』 女性 45才
クラスはソフィスビショップ。
古参のリンカーである。彼女は胸を中心に鉄片やコンクリート片を埋め込まれており。四肢はズタズタでかろうじてつながっている程度である。
この傷でも意識があり、激痛に耐えながらもどうすれば効率的に作業すればいいか、問いかければ教えてくれる。
彼女は最後の言葉を聞いてもらいたがる。
「私の最後の言葉を聞いておくれ」
「たとえ、私を、誰を救えなくとも、それは君たちの罪じゃない。それは私達がふがいなかっただけなのさ」
「最後に、こんなに有望なリンカー達が見られて私は、幸せだ。安心していける。君ら。今日の事忘れるんじゃないよ」
解説
目標 できる限り多くを救う
今回のシナリオでは沢山の治療の手が必要です。
ただ、スキルに頼っていればすぐに手が足りなくなってしまう事でしょう。
であれば、スキルを使用する必要のない軽傷は物資で手当て。すでに助かる見込みのないものは切り捨てる、などの判断が必要となってくると思います。
医療現場は時間との勝負です。
多くを救うために必要な手立てを考えましょう。
●病院について
シナリオが始まるのは戦闘が始まってから十五分後くらいです。
けが人は五分から十分搬送の時間がとられたと思ってください。
皆さんが派遣される病院は大病院で、設備レベルは不足はないが、最先端の技術はない。と言ったレベルです。
あらゆる治療器具のしようがリンカーには許可されているので。包帯や消毒液と言った物資だけでなく、手術室やレントゲン。輸血パックと言ったものもフルで使いましょう。
● 紛れ込んだ小型愚神
負傷者の衣類や持ち物に紛れて50センチ程度のライオンの子供の様な見た目の愚神が紛れ込んでいます。
戦闘力で言うと、一般人を害することができる程度ですが。蟲の息の人間を殺すくらいはわけありません。
どうやら三体紛れ込んでいるようです。注意してください。
マスターより
こちらでは皆さん始めまして、鳴海でございます。
今回は戦いの裏を追う、医療ドキュメンタリーチックなシナリオになるといいなぁと思って作りました。
鳴海は質問卓作成ありのMSなので、何か質問がある場合は遠慮なく。
なるべく質問が出ないようにOP作ったつもりでは有るんですけど。
わかりにくい部分があったらごめんなさい。
リプレイ公開中 納品日時 2018/04/20 11:21
参加者
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もう一つの戦場(相談卓)
最終発言2018/04/12 10:12:52 -
質問卓
最終発言2018/04/10 22:55:32 -
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2018/04/12 01:42:58