本部
広告塔の少女~異国のサハラ~
- 形態
- ショートEX
- 難易度
- やや難しい
- オプション
-
- 参加費
- 1,500
- 参加人数
-
- 能力者
- 9人 / 4~12人
- 英雄
- 9人 / 0~12人
- 報酬
- 多め
- 相談期間
- 4日
- 締切
- 2018/01/30 19:00
- 完成予定
- 2018/02/08 19:00
掲示板
-
【相談】平和への行進曲ですの
最終発言2018/01/31 06:56:34 -
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2018/01/30 17:59:22
オープニング
● PV依頼と言ったな、その前に一悶着あるんだ
ECCOは早速、グロリア社の会議室で遙華に資料をみせました。
「次の撮影ではここを使いたい、思ってんねん」
映し出されたのは砂漠の中のオアシスで、吹きすさぶ砂嵐もまた強く。幻想的な一枚が映し出されていた。
「でも、曲はできてないのよね」
最近ECCOが仕事をする場合、曲のイメージだけがそこにあり曲は打ち合わせをしながら作っていくことが多いようだ。
いつも遙華は、そんなことで曲が作れるのか、と思ってしまうが、意外にイケてしまうところが実にプロらしい。
「ちなみに、場所はどこなの?」
そこでECCOは少しためらいがちに、地図のある一点を指さした。
「ここや」
可愛らしく告げるECCOだが、その指先の地点を見て、遙華は青ざめる。
遙華たちAGWを販売する戦争屋はその手の情報に詳しく、ちょっと有名な場所だったためだ。
「…………戦争ど真ん中じゃないの」
そのど真ん中という言葉の意味は、戦争の最中という意味でもあり。戦争国に挟まれたオアシスという意味でもあった。
いや、正しくは戦争しているのは国ではなく、その国に所属する人間達。
紛争と呼ぶに正しいそれは武器の入手と共に激化した。
国はそれを黙認している。国としての戦争ではないが、その戦争を止めようとはしない。
こういう意味では代理戦争だろうか。
さらに言うのであれば、停戦中。
ただし、いつ戦争が再開されてもおかしくない、組織と組織の、そのあいだ。
小さな戦争だ。日本のニュースには間違いなく流されない。アメリカの長も知っているかどうか怪しい。
それほどまでに小規模で、これくらいの戦争は日常茶飯事だからだ。
ただ、その戦争にはリンカーも関わっているため、遙華は知っていた。
ただそれだけだった。
「許可なんて下りるわけないじゃない、もしくは私達が戦争の火種になるわよ!」
「え、そうなん?」
しかしECCOは諦めきれず、うむうむと考えると告げる。
あっけらかんと、何のけなしに。
「せやったら戦争を止めようなぁ」
その、アイスが無ければケーキを食べましょうと言った平和ボケ空気に遙華は溜息をつき『だめよ!』と言った。
その後、二時間に渡る遙華とECCOの討論の末。
一度その国を訪れて、状態を見てから、考えるという妥協点に落ち着くことになる。
皆さんは今回ECCOの護衛。および、ECCOの発想の源泉、および、戦争を止めるための歌唱部隊として雇われたことになる。
● 歌で戦争なんて止まるわけないじゃん
今回のミッションは歌で戦争を止めることです。
ただそれは容易ではないです。
先ず間違いなく、皆さんの様な異邦人の話を聞いてくれるわけはありません。
けれどECCOは諦めるつもりはないようです。
「話、きいてくれへんやったら、聞いてもらえるようにしたらええねん」
簡単に言います。ECCOは話せば皆解ってくれると思っているようです。
ただ、それは真実でもあります。
ここまでに町の争いをどれだけ歌で止められたか。
町の人々を歌で幸せにできたかで、最終的に戦争が止まるかが決まります。
ECCOはは三日目の夜に、満月の下で行われるライブを企画しました。みなさんはそれに参加するか、宣伝を頑張ってください。
あるいは遙華と一緒にECCOを止めるかでしょう。
そのライブ。失敗すれば銃弾を撃たれ、ECCOは死ぬことでしょう。皆さんは共鳴していれば大丈夫ですが。
争うことのむなしさ。それを伝えることができればきっとこの小競り合いの様な戦争は止まる事でしょう。
● 名誉を稼ぐ
訪れた町の名前をAの国、Bの国としましょう。
二つの国は貿易路として栄え。特産品はありません。ただ他の国と他の国の陸路を中継とする国のため。人の行き来が盛んで、八割の職業がサービス業です。
二つの国は同じつくりをしています。
中心に噴水広場。北側に行政が集約され、入り口にあたる南方面は酒場宿屋が豊富です。
この国を行ったり来たりしながら話を進めることになります。
各国では下記のような問題が発生することになります。
Aの国
・噴水広場で殴り合いがある。Bの国を経由して買った商品を男が使っているのを見て、逆上した男が殴り掛かったらしい。
・寝たきりの老人が、Bの国へ行った生き別れの弟に会いたいと訴える。
・夜の酒場での歌い手が足りなくて困っている。
Bの国
・Aの国の人間であると思われる五人組が、銀行を襲う。
・飼っていた小鳥が死んでしまった少女にであう。彼女はさみしくて泣いている。
・物乞いの母が皆さんに話しかけてくる。お金が無ければ息子の薬を買えないという。
各事件への参加方法は自由です、巻き込まれてもいいですし、目の前で発生してもいい。
あとは、自分から町の人にアプローチを仕掛けることができますが。
電気には期待しないでください。グロリア社トラックには電気機材とバッテリーが山ほど積み込んであるので持ち出せば使えますが、町に電気は普及してません。
●砂漠が別たれた物語。
かつて砂漠で挟まれた街と街は仲が良かったそうです。
しかし、ある時、お互いの国のお姫様と王子様が共に自殺してしまいました。
それはお互いの国の王が結婚に反対したためです。
結婚に反対された王子様とお姫様は嘆き悲しみ、オアシスで命を立ちました。
なぜそんな悲劇を演じることになったのか。
それは理由があります。
お互いの国はもともと一つの家系だったのです。
つまり、二人が結婚すれば近親婚です。
日本では従妹以上離れていれば結婚できますが、彼らの宗教上そうはいきませんでした。
その死んでしまった二人はその秘密を知っていたか分かりません。
しかし、国民に愛されていましたし、王たちも娘、息子を愛していました。
その悲しみのやり場はどこにもなく、隣の国を怨むしかありませんでした。
そんな思いが積み重なり小競り合いが起き。
二人が死んだのは八十年前。
戦争が始まったのは五十年前。
そして休戦から十年たつ。このAの国、とBの国は。
何で争っていたのかも忘れてただただ、家族を傷つけた相手の国を怨むばかりです。
そう、今や戦争の理由はどうでもいい。戦争でうたれたから、相手が憎い。
家族を殺されたから敵の国が憎いのです。
こんな国を歌の力ではたして、救えるのでしょうか。
解説
目標 歌で地域を平和にする
サブ目標 ECCOの歌のヒントになるような、光景、情景を見せつける。
ECCOとお話をして、歌のヒントを与える。
今回はロケ地確保のためにちょっと砂漠の方へ行きますが、この砂漠、二つの国の間にあるようでして、しかもその国はとても仲が悪いそうなのです。
この国の中を取り持って、戦争状態の解除、仲直り。まで行かなくても、オアシスの使用許可、町の撮影許可をいただきましょう。
って感じのミッションです。
ただ、本命以外にもやることが多いので、今回は手分けして作業しないと槍残しが出るかもです。
目指すべきクリア条件は目標とサブ目標ですが。
それを達成するために。
町の調査。ECCOの護衛、歌の作成。エトセトラ。
いろいろです。
●サブ目標について。
ECCOが喜ぶのは皆さんのお話しや、光景です。
光景は、絵になる一枚絵。まさに皆さんが発注したくなるようなカッコいい絵をECCOさんに見せてあげてください。
さらにECCOさんに、物語にしたくなるような気持ち高ぶるお話をしてあげてください。
それは、今回の事件を通しての光景やお話でも。皆さんが過去に体感したものでもいいです。
ECCOさんに沢山の、歌の材料を与えてください。
ECCOさんは次回の歌のテーマを。
砂漠、恋、夜、温度差、仮面、言葉、歌をテーマに作りたいと考えていますので。
このテーマに関連したお話をしてあげても良いです。
ただ、こちらはちょっと難易度が高いと思いますので強制ではありません。
できたら……程度のお話です。
マスターより
皆さんこんにちは、鳴海です、広告塔久しぶりですね。最近はイレギュラーなお話が多かったので、そんな感じがします。
さて今回ですがEXという事もあって自由度が高いです。
まずどの方向を向いて進むのか決める必要があるかもですね。
あと、依頼に失敗するとECCOが死ぬのでよろしくお願いします。
関連NPC
リプレイ公開中 納品日時 2018/02/08 18:01
参加者
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【相談】平和への行進曲ですの
最終発言2018/01/31 06:56:34 -
依頼前の挨拶スレッド
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