本部
聞かれたくない忘年会
- 形態
- ショート
- 難易度
- 易しい
- 参加費
- 1,000
- 参加人数
-
- 能力者
- 10人 / 4~10人
- 英雄
- 10人 / 0~10人
- 報酬
- 無し
- 相談期間
- 5日
- 締切
- 2017/12/15 12:00
- 完成予定
- 2017/12/24 12:00
掲示板
-
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2017/12/14 22:04:17 -
忘年会会場~襖の向こうには~
最終発言2017/12/13 13:33:44
オープニング
「アルメイヤ、今日は……ちょっと用事があるから、夕飯はいらないわ」
「奇遇だな。私もだ」
自宅で、アルメイヤとエステルは顔を見合わせる。互いに、別の用事が入ることは珍しいことではない。
「ちょっと、知り合いとご飯に呼ばれていて……」
「ああ、私も似たようなものだ」
それでも、ちょっと気まずくなってしまうのは――招待状にこう書かれていたからなのかもしれない。
『英雄(リンカー)だけの忘年会。相棒の愚痴とのろけなんでもありですぅ』
●居酒屋~英雄側~
『一年、ご苦労さまですぅ。今日は、英雄ばっかりがあつまって自分のパートナーの愚痴とか惚気とかを言いまくってすっきりする会ですぅ』
小鳥は、にこにこ笑いながらコーラを持っていた。
よくある居酒屋の、よくある宴会場。
大きな部屋をふすまで区切っただけのスペースには、英雄たちが顔をそろえて思い思いの顔で飲み物や料理を注文している。
『小鳥にはなにか愚痴とか悩みとかあるの?』
英雄の一人が、小鳥に尋ねる。
『正義には、いい加減に彼女を作って欲しいんですぅ。常に小鳥とワンセットだから、H.O.P.E内でロリコン疑惑が出てて小鳥としてもちょっと可哀想かなぁと思っているんです』
ぶほっ、英雄の一人が噴出した。
あの正義の強面でロリコン疑惑とは――なんか妙に似合う。
『そっちはなんか面白い話はないですか?』
水を向けられたアルメイヤは、悩んだ末に答えた。
「しいて言うならば、エステルの輝きが日々増していて困っているぐらいだな」
このときのアルメイヤは真顔だったという。
●居酒屋~リンカー側~
よくある居酒屋の、よくある宴会場。
大きな部屋をふすまで区切っただけのスペースには、リンカーたちが顔をそろえていた。
「これから、忘年会もとい相棒の愚痴や惚気を聞いてくれの会を始めるで」
音頭をとった正義であったが、まさか自分の相棒が同じ店でふすま一枚隔てて同じようなことをやっているとは考えてもいなかった。
「小鳥の奴、なんか彼女つくれって煩くなったんや。でも、異性の英雄を連れ取ると、ちょっと女の子に声をかけずらいし……小鳥も言ってるわりにはそこらへんは理解してくれへんし」
はぁ、とビールを飲みながら正義はため息をつく。
というか、おまえは女の子に声をかけるような甲斐性があったのかとリンカーたちは声も出さずに突っ込む。
「まぁ、声をかけても八割の確立で警察に通報されてしまうやけどな」
さすが、関西人と言うべきなのか正義は自分でオチを作った。
だが、どこに突っ込めばいいのかいまいち分からない。とりあえず、ナンパのときはサングラスを取るべきだろう。
「……アルメイヤもちょっと過保護で」
ジュースを飲みつつ、エステルもため息をついた。
こうして、相棒にあまり聞かれたくない宴会は始まった。
解説
居酒屋(夜)……安い旨いがモットーのチェーン店。広い店内には客が大勢いるため、声だけで知り合いを判断するのは若干困難。
英雄側……リンカー側とは元々一つの部屋なのだが、ふすまで区切られている。アクシデントが起こるとふすまが外れることがある。小鳥とアルメイヤがおり、それぞれ話しかけると相棒への愚痴や惚気を語る。
リンカー側……作りはリンカー側と同じ。正義、エステルがおり、話しかけると相棒への愚痴を語る。
御手洗い……店内に二箇所あり、鉢合わせすることもありうる。
レジ……出入り口付近にあり、会計時に英雄側とリンカー側が鉢合わせする。
マスターより
こんにちは、落花生です。
今回はリンカーと英雄側とで、分かれての忘年会になります。酒によってもよし、愚痴を言いまくるもよし、惚気てもOKなシナリオです。でも、気をつけてください。隣の部屋には、相棒がいますよ。
関連NPC
リプレイ公開中 納品日時 2017/12/18 16:54
参加者
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忘年会会場~襖の向こうには~
最終発言2017/12/13 13:33:44