本部
広告塔の少女~呪いの装備がはずせない~
- 形態
- ショート
- 難易度
- やや易しい
- 参加費
- 1,000
- 参加人数
-
- 能力者
- 10人 / 4~10人
- 英雄
- 10人 / 0~10人
- 報酬
- 少なめ
- 相談期間
- 4日
- 締切
- 2017/10/29 07:30
- 完成予定
- 2017/11/07 07:30
掲示板
-
呪いでパニック!
最終発言2017/10/29 00:09:21 -
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2017/10/27 10:17:23
オープニング
● これはとある遺跡で発掘されたベルト。
グロリア社研究室。そこでは新しく発掘された霊力を帯びし品の鑑定が行われている。
「これは、南米の密林内大型遺跡の一番最下層に鎮座されていたベルトね」
そうロクトが説明を読み上げる最中、遙華の視線はそのベルトに注がれ続けていた。
そのベルトの主成分は鉄。ただ地球上であまり見られない成分が混ざっており隕鉄である可能性が出てきた。
そして霊力を補てんするためのスロットがあることから、何らかの霊力を運用できるような機構を有していることは明らかである。
「遺跡で発掘されたベルトと言えばあのライダーね」
「あなた、何を言ってるの?」
最近遙華はいろんなメディアに手を出し始めたらしい、アニメ、特撮。映画。
その中の知識の一つに合致したらしかった。
「せっかく新しい霊力技術に繋がるかと思って検査してるんだから真面目にやりなさい?」
ロクトがそう嗜めると遙華も頷く。
「そうよね。私たちは強くならなきゃいけない、愚神なんかに負けられないの」
そう告げながら遙華はまったりとベルトに歩み寄り、あろうことかベルトを手に取った。ろくに解析もすんでいない謎の存在であるベルトをだ。
「あなた! 何やってるの」
ロクトが手を伸ばす、この時ロクトは自分の失敗を悟った。
遙華の目は正気ではない、ベルトに操られているのだ。
「もうあんな奴らのために、これ以上誰かの涙は見たくないの。みんなに笑顔でいてほしい! だから見ていて。私の、変身!!」
直後、遙華を光が包みこむ。
次の瞬間光が四散すると、ロクトの眼前に立っている女性が呻いた。
「わたし、一体何を」
「え?」
ロクトはその光景に目を疑う。
先ほどベルトを手に取ったのは遙華のはずで。
今も目の間で光に包まれたのは遙華だったはずだ……。
………………。
だが、ロクトの眼前にいる女性は遙華と似てもにつかな……くはないけど背格好が全く違う女性となっていて。それはつまり。
グラマラスな成長した姿に遙華が変わったという事を意味していた。
「遙華、あなた何ともないの?」
「え? 何が?」
遙華がロクトの声を聞き取ろうと前かがみになる。
服は遙華の変化についていけなかったのか胸元の生地が引っ張られてぱっつぱつである、シャツが押し上げられている。
谷間が見えた。髪をかき上げてロクトを見る遙華。
その何とも言えない色気に、ロクトは背筋が寒くなる思いだったという。
(この子、将来男たちにいいようにあそばれそう!)
遙華の教育プログラムに、男性との付き合い方を追加しようと心に誓ったロクトであった。
「それにしても。何が起きてるの? ロクトは何で何も言わないの?」
その言葉にロクトは無言で手鏡を差し出す。すると、そこに映っていた自分の姿に絶句する遙華である。
「厚みを増した胸部装甲、あまり運動をしなかったのか、ふくらはぎはむっちりと肥大化。私! 太った? この一瞬で?」
「成長したのよ、お馬鹿さん」
そうロクトが頭を抱えると告げる。
「まぁ。これも貴重なデータね、遙華もういいわよ、ベルト外して」
「ロクト……あの」
そんな中、遙華が恐る恐ると言った調子でロクトに声をかける。
視線をまた遙華に戻すとロクトは、その手に重たそうなベルトを吊り下げた遙華を見た。
ベルトを外しても。どうやら。
「変身は解けないみたいね」
「え! ええええええええ!」
さぁ、グロリア社でまた、厄介な事件が幕をあげてしまった。
● 遺産いろいろ
今回グロリア社は新規開発のために沢山のマジックアイテムを取り寄せました。
その内のいくつかでトラブルが発生しているようなので対処をお願いします。
そう、すでにトラブルは発生してしまっているのです。
皆さんはそれを装着してしまいました。
アイテムの魔力に魅せられてしまったのです。
さらにこのアイテムたちに職員の心が操られて、グロリア社がてんてこ舞いになっているので、対処をお願いします。
では順番に説明しましょう。まずマジックアイテムから。
1 変身ベルト『魁』
決してヒーローに変身するわけではない、なりたい理想の自分になれるベルトのようです。
遙華の場合、ロクトみたいになりたいと願っていた気持ちが反映されたようで。
願う思いが強ければ強いほど、忠実にその理想像に変身できるみたいです。
ただし、変身しても戦闘力は上がらない模様。
そして一番重要なのが、普段から何かになりたい、自分を変えたいと思っている人間はリンカーであろうともこのベルトに引き寄せられるようで。
あまりに思いが強いと、研究員から奪い返して装着したり、リンカーからも奪い取って装着してしまうくらいに、理性が蒸発するかもしれません。
最悪みんなで争奪戦になることも?
2 グラヴァイス
グラディエーター・デヴァイスの略らしいです。
片手に収まるポケベルのような機器ですが。これをパートナーである英雄にかざすと英雄が進化します。
人の形を保っていられなくなるかもしれません。進化する時は特注のBGMがなぜか流れ感動的な進化シーンが挟まります。
英雄の自我がそれに耐えられるかどうかは、皆さんの英雄しだいです。
このデヴァイスを求める人は常日頃から強くなりたい、戦いたいと願う人達です。
このデヴァイスを巡って戦いが巻き起こるかもしれません。
ちなみに進化しても見た目が変わったり性格が変わるだけなので安心してください。
3 隷属の人形
喋って謳う人形です。と言っても自我があるわけではないみたいです。
詳しく後述しますが、この人形がグロリア社内を歩き回って一般人を洗脳しているようです。
洗脳されるとおでこに青色の宝石が浮かび上がり幼児退行します。
精神だけが幼くなるので、傍から見ると奇妙です。
宝石を破壊すると正気を取り戻します。共鳴していないリンカーも人形の餌食になる可能性があります。
4 epohの霊玉
片手に収まる冷たい石で、手のひらの上で転がすともう会えないと思っていた人が目の前に現れて語りかけきます。
当然人には見えないようです。
この石に取りつかれる条件は、過去へ戻りたいと願う心。もう二度と戻れない日々を強く胸に抱いているほどこの霊玉を求め、人が変わったように奪おうとしてしまうでしょう。
解説
目標 全てのアイテムを回収し、アタッシュケースに入れる。
おかしくなってしまった人々を解放する。
今回はおかしくなってしまったグロリア社の人たちを助けつつ。
マジックアイテムで遊ぼうという会です
● アイテムについて
マジックアイテムについては遙華がアタッシュケースを持っています。
このアタッシュケースに入れてください。
これは霊力を遮断するアタッシュケースで呪いが外に漏れるのを防ぐことができます。
このアタッシュケースは各アイテムにぴったり合うものがそれぞれ存在します。
ちなみに、アタッシュケースは内部にアイテムがしまわれたことを確認するとパスワードを自動生成してロックをかけるのでもう取り出すことができなくなります。
なのでアイテムを使って何かやりたいことがある人は回収前にやるといいですね。
● グロリア社てんてこ舞い。
皆さんにはそれぞれ、変わり果ててしまったリンカーへの対処もおねがいしたいのですが。
社内に蔓延した呪いのせいでお祭り騒ぎになっているこの状況も沈静化していただきたいです。
先ず、前述した人形の力によって、体は大人、頭脳は子供人間が量産されています。
この人達があまりに多いと皆さんの行動を妨害します。
さらにそれぞれのマジックアイテムにひきつけられる一般人が5~10人程度います。
気絶させてやってもいいのですが。ひきつけられる人間固有の願いを逆手にとれると面白いかもしれません。
また1,2,4番のマジックアイテムの誘惑は心の持ちようで何とかなりますので、説得というのも有効な手段でしょう。
お話が展開する舞台としてはグロリア社研究棟なので。
一階には多目的ホール、食堂、エントランスなどがあり。
二階から四階までは二十部屋にも及ぶ研究室が詰め込まれ。
最上階に研究室と並んで遙華の執務室がある。そんな感じです。
マスターより
こんにちは鳴海です。
最近全然コメディーやってなかったので、ワイワイ騒げる物を用意しようと思って作りました。
十一月はコメディー強化月間にしようかなとも考えています。
関連NPC
リプレイ公開中 納品日時 2017/11/05 17:35
参加者
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呪いでパニック!
最終発言2017/10/29 00:09:21 -
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2017/10/27 10:17:23