本部
王者が街を闊歩する
- 形態
- ショート
- 難易度
- やや易しい
- 参加費
- 1,000
- 参加人数
-
- 能力者
- 6人 / 4~6人
- 英雄
- 6人 / 0~6人
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- 締切
- 2017/10/30 15:00
- 完成予定
- 2017/11/08 15:00
掲示板
-
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2017/10/29 11:26:26 -
空き缶従魔退治
最終発言2017/10/30 08:05:52
オープニング
●芸術の秋
「できた……。なかなかいい出来だ」
金山さんは、自分の作品をほれぼれと見つめた。
一年かけて作り上げた力作。
空き缶で作ったティラノサウルスである。大きさは、金山さんの身長と同じくらい。今にも襲いかかってきそうな大迫力のオブジェであった。
金山さんは、定年後に趣味として空き缶を使った制作を始めた。作業場所は自宅のガレージ。鉄の棒で骨組みを作り、その上に切り抜いた空き缶を針金で結びつけていくのだ。着色はせずに空き缶の色をそのまま活かして作るのが、金山さんのこだわりだった。
ティラノサウルスは、三日後に近くの公園で開催される、“秋のアートフェスティバル”に出品するためのものだった。アートフェスティバルは、市民が作った作品を展示して皆に芸術に親しんでもらおうという催しである。いろいろな屋台も出るので、毎年たくさんの人が集まっていた。
ガレージの奥には、前回と前々回のアートフェスティバルに出品した作品、サソリとライオンが置いてあった。
サソリは、大人には好評だったのが、子供の評判はイマイチだった。
ライオンは、たてがみが上手くできずに、ある子供に「ネコが首にメガホンつけてるみたい」と言われてしまった……。
だが、今回は!
大人も子供も拍手喝采間違いなしだ。
本当に今にも動き出しそうなくらい、よくできたのだから。
ニヤニヤしている金山さん。その後ろに迫る黒い影……。
金山さんは、何かの気配を感じてさっと振り向いた。
「……気のせいか」
金山さんは、ティラノサウルスに顔を戻した。
「ん? 手の位置が変だぞ」
金山さんは眉をひそめた。
次の瞬間。
ティラノサウルスは、カチャカチャガチャガチャと騒々しい音をたてながらガレージを飛び出していった。
呆然とする金山さんの前をサソリとライオンが駆け抜けていった。
●騒々しい従魔たち
H.O.P.E.敷地内のブリーフィングルームで、職員が説明を始めた。
「サソリ、ライオン、ティラノサウルスが逃げ出してしまった、と金山さんという男性から通報がありました。と言っても、逃げ出したのは、空き缶で作ったオブジェなんですけどね。イマーゴ級従魔のようです。現在のところ被害は出ていませんが、近隣の住民からガチャガチャうるさいと苦情が出ています。それに、もうすぐ小学校の下校時刻なので、子供に万一のことがあったら大変です。従魔の討伐をお願いします」
解説
●目標
従魔の討伐
●登場
イマーゴ級従魔 × 3体。
空き缶で作ったサソリ、ライオン、ティラノサウルスのオブジェ。
体長約1m50cm。
サソリの鋏・針や、ライオンの歯、ティラノサウルスの歯は、ちょっと触ったくらいでは怪我をしないように端を丸めて作られている。
ライオンはたてがみのせいで、背後が死角になっている。
サソリに毒はない。
●状況
晴天。午後3時。
従魔は、騒々しい音をたてながら街を自由に動き回っている。
小学校の下校時刻のため、従魔の周りに子供達が集まってきている。
従魔の背中に乗りたがる子供、従魔を怖がって泣き出す子供、従魔を自分の家に連れて帰ろうとする子供など、いろいろな子供がいる。
制作者の金山さんは、ティラノサウルスの傍で途方に暮れている。
●補足事項
無事に依頼を解決できたら、三日後に開催される“秋のアートフェスティバル”に参加してみましょう。
作品を出品してみたり、屋台(焼きそば、たこ焼き、わたあめ、あんず飴など)を楽しんだりご自由にどうぞ。
マスターより
こんにちは、花梨七菜です。集まってくる子供にどう対処するのかがポイントです。コメディなのでお気楽に。面白いプレイングお待ちしています。
リプレイ公開中 納品日時 2017/11/05 19:09
参加者
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依頼前の挨拶スレッド
最終発言2017/10/29 11:26:26 -
空き缶従魔退治
最終発言2017/10/30 08:05:52