本部
- 形態
- ショート
- 難易度
- やや易しい
- 参加費
- 1,000
- 参加人数
-
- 能力者
- 8人 / 4~8人
- 英雄
- 8人 / 0~8人
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- 締切
- 2017/08/27 22:00
- 完成予定
- 2017/09/05 22:00
掲示板
-
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2017/08/26 16:55:20 -
書類整理作戦
最終発言2017/08/27 19:14:35
オープニング
●
エージェント達は呆然とした。
発端はH.O.P.E.に届けられた謎の電子メッセージ。暗号で構成されたそれを解析した結果、いくつかの画像、過去の事件の報告書、そして電子メッセージの送り主……エネミーからの声明である事が明らかになった。
『もうすぐギアナ支部から応援要請メールが届きますよ』
『だって、彼らのそういった連絡を止めてたのは私ですから』
『「今、我々は【絶零】や【屍国】で忙しいから応援なんて出せません」……と、代わりにお返事しておきました』
そして入れ替わるように届いた、ギアナ支部からの協力要請。
エネミーの言葉が正しいとすれば、【絶零】と名付けられたロシアでの一連の事件……その頃からギアナ支部は何らかの危機に見舞われており、H.O.P.E.に救援信号を出し続けていた事になる。そしてその叫びは届く事なく、エネミーの手によりことごとく握り潰されていたのだ。
すぐさま返信を行ったが、ギアナ支部からの応答はなし。まさか今の要請は最期の力を振り絞って……嫌な想像が頭を過ぎる。
H.O.P.E.は動ける人員を掻き集め、すぐさまギアナ支部へと送った。もし危険が迫るような事態であったら引き返すように言い含めて。
そしてギアナ支部に到着したエージェント達は、目の前の光景に呆然とする事になる。
●
「申し訳ないが、ここに散らばっている書類の整理を頼みたい!」
ギアナ支部職員、戸丸音弥に案内され、(途中で持たされた大量のファイルと共に)エージェント達が辿り着いたのは、惨状としか言いようがない程散らかった資料室だった。
まず足の踏み場がない。床一面を紙という紙が覆い尽くし、さながら紙の海……を通り越して、海あり山あり谷ありである。恐らく次から次へと書類をこの部屋に運び込み、なんらかの理由で書類の束が雪崩を起こし、しかし片付けをする暇もなく新たな書類が運び込まれてきた結果、海あり山あり谷ありの現状が出来上がったのだろう。よく見ると階段と二階にまで書類は及んでいるようだ。
「この資料室にある書類のほとんどは、ここ一年で起きたアマゾンの異常に関するものだ。中には全く関係ないものもあるかもしれないが……状況を把握し、詳細を説明するためにまずはこの書類を整理する必要がある。とりあえず回収してこのファイルにまとめていってくれ!」
エージェント達は資料室に足を踏み入れ、床に落ちている書類を手当たり次第拾い始めた。どうやら手書きのレポートであるらしく、中にはミミズがのたくったとしか思えないような文字もある。冷房が壊れているためかそれとも閉め切られていたためか、蒸し暑さと息苦しさまでエージェント達に襲い掛かる。開始数分で既にやる気が削がれてきたが、ここにあるもの全て情報だと思えば頑張らざるを得ない。
音弥は応援に来てくれたエージェント達に任せきり……という訳にもいかず、共に書類を集め始めた。しょぼしょぼする目を擦りつつ近くにあった書類を捲った……その下に、奇妙な箱のようなものが埋まっているのを発見した。
資料室と言えば『知識の宝庫』、と連想する人は多いだろうが、ギアナ支部の資料室はそうとも言い切れない所がある。資料室の名に相応しい書類や文献のみならず、石版、何かの彫像、ボトルシップ、ゴライアスバードイーターという巨大な蜘蛛の標本なんかもあったりする。早い話が半分物置と化している。
とは言え以前とあるエージェント達に片付けを頼み、原植物や熱帯植物、水槽の中を泳ぐアロワナなんかは別の所に移動してもらったのだが……故に、紙の中に妙な箱が埋まっている程度は、この資料室では『普通』なのだ。その箱の装飾が光り、シュンシュンと奇妙な音を発したりさえしていなければ。
「みんな、気を付けろ、床に何か潜んでいる!」
音弥が声を上げたその時、収束したエネルギーがビームとなって打ち出された。ビームは音弥の両足に直撃し、音弥の悲鳴と共にその両膝がガクリと折れる。
「のぁぁぁっ! 足に二時間正座したような痺れがっ!」
具体的な実況が音弥の喉から放たれたと同時に、別の箱が紙から飛び出し、回転と唸りを加え音弥の足に激突した。二時間正座したような足に箱(の角)が直撃した場合、どのような事態になるかはご想像におまかせする。
解説
●目標
書類をファイルにまとめる(成功度でデータの公開度が変わる)
●ギアナ支部資料室
・二階建て
・一階の広さは半径15sq、二階は中央をくりぬかれたドーナツ型(通路幅2sq)
・中央の階段で繋がっている
・棚や物が置かれたスペースは壁から1sq
・書類は一階、階段、二階の床に足の踏み場もない程散乱している
・ファイル(たくさん)は資料室の外に置いてある
●敵情報
奇箱・痺×14
一辺15cm程度の箱型従魔。リプレイ開始と共に姿を見せる。出現場所は一階に10体、階段に2体、二階に2体。浮遊して移動。資料室の外には出ない
・痺れビーム
当たった者の両足に「二時間正座したような痺れ」を引き起こす。痺れは【劣化(移動)】を伴い、BS回復スキル使用時/クリンナップフェーズ時に回復。一ターンで複数回受けた場合、稀に【気絶(1)】付与
・痺れアタック
痺れた足に突撃する。固定ダメージ2付与。足が痺れた状態で、一ターンで複数回受けた場合、稀に【気絶(2)】付与
●注意事項
・書類はほぼ手書き。汚れたり破けたりすると簡単にダメになる
・足が痺れた者はバランスを崩し書類を踏み潰す危険がある
・書類の中にはOPに出ていたような品が埋まっている可能性がある(持ち出し禁止/破壊禁止)
●NPC
戸丸音弥
ギアナ支部職員。過労と足の痺れによりダウン寸前。共鳴は出来るがスキルは使いきっている
セプス・ベルベッド
音弥の英雄。最初は幻想蝶にいる。片付け終了後は姿を見せるかもしれない
●その他
・使用可能物品は装備・携帯品のみ
・過労は回復スキル・回復アイテム・食品アイテムでは治らない
・NPCは特に要望がなければ描写は最低限orなし
・コメディ(キャラ崩壊の危険性あり)です
・シナリオタイトルは従魔にアタックされた音弥の悲鳴です
マスターより
こんにちは雪虫です。書類を回収して下さいという地味……もとい簡単なお仕事のはずでしたが、従魔が出ました。足元には回収すべき書類や貴重(?)な資料が散乱しておりますので、立ち回りを工夫する必要があるでしょう。
この箱型従魔が出たのは偶然か否かは分かりませんが、どうぞ書類を守りつつ回収して下さるようよろしくお願い致します。
関連NPC
リプレイ公開中 納品日時 2017/09/03 14:20
参加者
掲示板
-
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2017/08/26 16:55:20 -
書類整理作戦
最終発言2017/08/27 19:14:35