本部
古代の狩人
- 形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- 参加費
- 1,000
- 参加人数
-
- 能力者
- 8人 / 4~10人
- 英雄
- 8人 / 0~10人
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- 締切
- 2017/08/21 07:30
- 完成予定
- 2017/08/30 07:30
掲示板
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依頼前の挨拶スレッド
最終発言2017/08/20 08:03:08 -
狩人になろう
最終発言2017/08/21 06:24:50
オープニング
「古代の狩人?」
H.O.P.Eの支部に置かれていたチラシには、そんなことが描かれていた。よく見れば、それは科学館の特別展示のチラシである。今は絶滅動物の展示をしているが、近い日取りで夜に絶滅動物の模型を見て回るツアーを企画するらしい。
今回博物館に展示されているのはマンモスやサーベルタイガーといった古代人と共に自然界を戦っていた模型で、夜に実物大の模型を見ることで当時の動物たちの恐ろしさを体験するというのがツアーの目的のようである。
「まぁ、暇だし」
ちょうど予定もないし、納涼だと思えばそれなりにヒヤリとするイベントかもしれない。
そのときは、そう思ったのだ。
●
「こちらが、マンモスの模型になります。隣にあるのがマンモスの骨ですが、模型を見ると全身が長い毛で覆われているのがわかりますね?」
マイクをもった学芸員が、模型の前で説明を始める。ツアー参加者はほとんどが子供だが、ちらほらと大人の姿も見える。全員が懐中電灯を持っていて、明かりは非常口案内ものぐらいしかなかった。懐中電灯がなかった古代の人々が夜中に狩りはしなかっただろうが、夜中に見るとマンモスはより一層巨体に思えた。こんなものを祖先たちは狩り尽くしてしまったのだから、人間と言うのはつくづく恐ろしい。
「隣にいるのがサーベルタイガーという名前で有名な、スミロドンです。隊長は二メートルですが体重は四百キロにもなったと言われて……」
突然学芸員の説明が途切れる。
暗くて分かりづらいが、どうやら別の学芸員が話しかけたらしい。
「……皆さん、この先の部屋では明りが付く予定だったんですけど機械が故障したようなので少しお待ちください。では、スミロドンの説明に戻りますね。あら?」
学芸員が、懐中電灯を向けた先にサーベルタイガーの模型はなかった。
「きゃー!!」
子供の一人が悲鳴を上げる。
それに連鎖するように子供たちが次々と悲鳴を上げて、大人たちもパニックになった。そして、でたらめに懐中電灯の光が周囲を照らすなかでツアーに参加していたリンカーの一人は見てしまった。
「おい……嘘だろ。サーベルタイガーが動いてるぞ」
懐中電灯の光の先には、ぐるるると威嚇する猫科の大形動物の姿があった。その姿は、一般客の目にも映ったのだろう。子持ちの親は我が子を抱きかかえて、必死に非常口まで走ろうとしていた。
解説
一般客の避難および従魔の討伐
・夜の科学館――機械の故障により、非常口の明かり以外はすべて消えている。
展示室……さまざまな絶滅動物の骨や模型があるエリア。模型により当時の自然の様子を忠実に再現されており、視界はかなり悪い。
川ゾーン……比較的視界は開けているが木々がわずかに密集しており、サーベルタイガーはそこに身を潜めている。
森ゾーン……もっとも見通しが聞かない場所。マンモスとホラアナライオンが出現する。
平野ゾーン……見通しがきく場所。ケブカサイが出現する。
一般客……子供十人。親五人。学芸員二人。全員がパニックを起こしており、非常口から逃げようとしている。
サーベルタイガー……三体出現。持久力はないが、瞬発力が高い。物陰に隠れていきなり襲いかかってくる。回避は難しい。大きな牙を持ち、一度噛みつかれると大ダメージ。川ゾーンで不利になると森ゾーンに移動し、子供たちを襲う。
マンモス……一体出現。巨体のため物陰に隠れることはない。長い毛によって遠距離攻撃をほぼ無効化することができる。長い牙を持ち、敵を串刺しにしようとする。ライオンが動きを止めた敵を踏みつぶそうともする。
ホラアナライオン……三体出現。マンモスの周辺に、出現。サーベルタイガーほどの攻撃力と瞬発力はない。
ケブカサイ……四体出現。全身が毛で覆われており、遠距離攻撃を無力化する。四メートルの巨体であるが、マンモスよりも素早く動くことができ敵に向かって突進してくる。
以下の技は絶滅動物が共通して使用する。
野生の勘――人間の気配に敏感になる。
絶滅の恨み――一回のみ使用し、体力の三分の一を回復。同時に、攻撃力を上げる。
古代生物――鳴声を上げることでライブスを衝撃波のように放つ。
以下PL情報
・非常口の向こう側には、上記の数の含まれていないサーベルタイガーが一匹いる。
・子供たち五人はパニックになり、森ゾーンに隠れてしまう。
マスターより
こんにちは、落花生です。
今回は夜の博物館の見学の最中に、模型が動き出したようです。
個人的に、模型や人形は素早く動くよりもゆっくり動く方が怖いと思います。人間が見ていないときだけ、ゆっくり動く像とか……かなり怖いと思うのですが。
リプレイ公開中 納品日時 2017/08/25 11:54
参加者
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狩人になろう
最終発言2017/08/21 06:24:50