本部
殺したのは私の心
- 形態
- ショートEX
- 難易度
- 普通
- オプション
-
- 参加費
- 1,500
- 参加人数
-
- 能力者
- 10人 / 4~10人
- 英雄
- 10人 / 0~10人
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- 締切
- 2017/07/08 19:00
- 完成予定
- 2017/07/17 19:00
掲示板
-
質問卓
最終発言2017/07/05 18:08:38 -
相談卓
最終発言2017/07/08 05:15:27 -
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2017/07/04 22:40:50
オープニング
● 荒野に突き刺さったスパナ。
彼女の故郷は貧しい土地だったそうだ、砂漠化の影響で作物が取れなくなる一方だったが、安いトウモロコシ畑を維持するには広大な面積の畑が必要だった。
赤茶けた土に、作物は実らない。そんな大地にクルシェは自身の武器である巨大なスパナを突き刺した。
そして真っ向からくらい悪雲包む一体を見やる。
あの雲の下は伏魔殿だと彼女は言う。
ケントュリオ級愚神『ネヘモス』彼女から故郷を奪い、彼女から家族を奪い。彼女から思い出を奪い去った張本人。
「ネヘモスは後退を司る愚神なんだ」
静かにクルシェは告げた。全てを疲弊させ、全てを衰えさせ、やがて消し去る。
ヤスリで削るように徐々にけれどはっきりと、削り粉にしてかき消していく。
そんな存在があの一体に生息しているらしい。
「私が来るのを待ってるんだ。私を食べたら、次の獲物を探すらしい」
あの時、クルシェの住んでいた寂れた町が、赤さびと化して、急速に砂に変わっていく。あの日。
愚神は自分に告げたのだ。二年の間に成長しここに戻って来いと。そのあいだ待ってやると。
クルシェはそう告白すると拳を撃ち合わせた。
「ここであいつの息の根を止める、私だけじゃダメでもみんなとなら……頼む、力を貸してくれないか」
そうクルシェは頭を下げると、さらに言葉を続けた。
「私の家族を殺したあいつを、私の英雄を殺したあいつを、この手で八つ裂きにしてやりたい。だから、私は」
力を磨いてきたんだ。そう噛みしめるように少女は告げた。
少女が抱く望みとしては殺伐としていて、なんて痛々しい言葉だろう。
世界は、どこまでも少女に残酷を強いる。
● クルシェという人物
『クルシェ・アルノード』
ディスペアのダンス担当、また声に張りがあり力強い曲が得意。『苛烈』はクルシェが中心となった曲である。瑠音と並んでディスペア二大ろりっこである。
赤い短髪と常にへそだしルック。
運動全般が得意で、趣味は機械いじり。
また、英雄を二人持つリンカーでもある。
ただ、今契約している英雄の前にもう一人契約していた英雄がいるらしい。
ただ、この過去の英雄が問題で、H.O.P.E.側の調べでは『ネヘモス』はクルシェのかつて契約していた英雄である可能性があるそうです。
それが何者かの力によって。邪英から愚神へと進化させられた。
可能性があります。
もしそれが本当だった場合、クルシェは自分の英雄を手にかけるその罪に耐えきれるでしょうか。
それは彼女の精神状態にかかっていますが、ここも懸念材料ですね。
彼女は英雄と契約しつつも、戦うことなく穏やかに毎日を過ごしていたそうです。
ネヘモスはローブを着た魔術師風の男で、力はなかったのですが彼女の家の手伝いをせっせとしてくれたと言います。
二人は兄妹のように育ったようです。
ただ、二年前、愚神による襲撃を受けクルシェは戦い。結果ネヘモスが生まれたと。
細かい経緯は不明ですが大筋はこんな感じなようです。これはH.O.P.E.に所属せず独立して活動するディスペア所属のクルシェは知らない真実です。
ただ、これをそのまま伝えたところで聞いてくれるかどうか分からないというのもあります。
彼女のこの物語がどのような顛末を迎えるかは、皆さんにかかっています。
● 状況説明。
場所は南アメリカのどこかです。
今回は荒地での戦闘です。大地は固く足場はしっかりしていますが、二メートル程度の岩石がゴロゴロ転がっています。これは民家の名残だそうです。
見晴らしのいい丘だけに射撃職は攻撃しやすい分狙われやすいでしょうか。
解説
目標 愚神の撃破
ケントュリオ級愚神『ネヘモス』
その力は風化、衰退、抹消という形あるものもない物も後退させてしまう力です。
戦法としては極めてソフィスビショップ的な戦い方をします。
広範囲の爆撃、黒いサンダーランスのような攻撃を放ってきます。
さらに彼が使う特殊能力が四つ。
・エピタフプレート
死者の遺灰で作ったプレートで、常に四~五枚ネヘモスの周囲を浮遊しています。防御力が高いわけではありませんが、遠距離攻撃に対する遮蔽物としては優秀ですし、これで殴ってくることもあります。
またエピタフ自体に自動迎撃機能が備わっているようで、魔法弾を放って来たり体当たりしたりします。
強くはありませんが、攻撃用とすると犠牲になった人の声や姿が見えるのでキャラクターによっては精神的に来るかもしれません。
・風化。
AGWを風化させます。AGWの性能を徐々に下げますが、効果の度合いがネヘモスに近づいていればいるほど高まるので注意です。
・忘却
記憶を奪う能力ですがなんでも奪えるわけではありません。ネヘモス、および英雄に関する情報を忘却させます。この影響で皆さんのスキルが一部封印。リンクレートの低下などが発生し、最悪の場合共鳴は解除されて、英雄が誰だか分からなくなります。
わかりやすい対処法はリンクレートを上昇させる、誓約や英雄との絆を思い出せるようなギミックを用意しておく。
英雄側が能力者側に強く呼びかける。等々です。
・衰退
身体能力を著しく低下させます。これは今回戦闘に参加するリンカー全員へ影響し。行動するたびに一定値下がることになります。つまり戦いが長引けば長引くほど不利ですが。
これは皆さんから霊力を奪うことによって成り立っているようです。
その場合戦場のどこかに光る魂。オーブのようなものが設置されているので、これを探し破壊できれば能力は戻ることでしょう。
マスターより
今回は戦闘の幅の広さをメインに考えてみました。
メンバーによっては短期決戦。オーブを破壊しながらの持久戦。
様々な戦術が考えられると思います。
そして自分の英雄と能力者の絆を確かめるような演出をいれる。
クルシェの精神崩壊を防ぐと、やることが盛りだくさんなので、役割分担ができるかがカギとなると思います。
それではよろしくお願いします。
リプレイ公開中 納品日時 2017/07/16 15:12
参加者
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質問卓
最終発言2017/07/05 18:08:38 -
相談卓
最終発言2017/07/08 05:15:27 -
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2017/07/04 22:40:50