本部
WD~エヴィルスメモリー~
- 形態
- ショートEX
- 難易度
- 易しい
- オプション
-
- 参加費
- 1,500
- 参加人数
-
- 能力者
- 8人 / 4~8人
- 英雄
- 8人 / 0~8人
- 報酬
- 少なめ
- 相談期間
- 4日
- 締切
- 2017/06/18 12:00
- 完成予定
- 2017/06/27 12:00
掲示板
-
楽屋(相談用スレッド)
最終発言2017/06/18 09:25:03 -
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2017/06/16 11:38:57
オープニング
●森の中に佇むお城
「あ~、ここホンマ、おばけでそうやなぁ」
そう車から降りたECCOは真っ先にそう告げた、薄手のカーディガンの上から体をさする。
「ECCOさんはおばけ怖い?」
そんなECCOに春香は尋ねる。春香は怖いのは平気……ではないのだが、怖い目にあう瞬間までよくわからない、と言ったことが多々ある。
つまり想像力が薄いのだ。
「うーん、あったらあったで楽しそうやし、まぁええけど、でもやっぱり女の子としてびっくりしてまうわ~」
「らららら?」
そう告げてECCOは走り寄ってきたerisuを肩車する。
「うーん、そんな状況で一週間の撮影か。大丈夫かな」
「大丈夫やろ、つよーいリンカーさんたちがついれくれてはるしぃ」
そう揚々とECCOは城の中に入っていた。
中はやはり埃っぽくはあったが綺麗で。火をともせばサゾカシきれいに映るのだろうという階段が見えた。
半月型に展開され、両脇から上ることのできるタイプ。奥にはダンスホールがみえ。さらにその先に王の間があるらしい。
「うわ! 怖いけどめっちゃロマンやん、うち。意外とあーるぴーじーの、中世ヨーロッパなかんじすきやで」
「私もだ! ああ。こんな風に本物のお城が見られるなんて思わなかったなぁ」
そう春香は目をとじて想像する。自分がドレスを身に纏って、この階段から優美に降りてくるところ。
「あ、でも友達から魔法少女のコスプレ? とか言われそうだからいいや」
そう妄想を振り払うと春香はECCOの後ろを追った。
彼女は好奇心旺盛で。
ダンスホールを観た後は、客室や娯楽室、書斎、バルコニー、見張り台。物置。等見て回る。
地下室はさすがに汚く蜘蛛がうじゃうじゃいて、悲鳴を上げたが。
他の場所はとっても綺麗で、くつろぎやすい場所だった。
「暖炉に火をともして、ほんとか読みたいな?」
「らら! ピアノなの。弾く? 弾きたい!」
erisuは日本よりこの環境の方が元気になるのかはしゃぎっぱなしである。
そんな中、娯楽室にECCOが大量の荷物を運びこんだ。
「うわ。これだれの?」
「うちの」
「うわ。これどうするの?」
「みんながきるんや」
「うわ。大変そうだね」
「春香ちゃんもきるんやで?」
その言葉に春香は固まった。
● 題材となる作品について。
今回皆さんに撮影協力していただく『ブルーブラッドヴァンパイア(BBV)』はメディア展開前提で作られた作品群です。
ノベルゲーム。アニメ。舞台。VR。謎解きゲームetc。
しかも大手スポンサーの中にはグロリア社の名前が刻まれています。遙華としてはこけるわけにはいかない一大事業です。
内容としては、皆さんの時代の百年後くらい。
ライヴスが枯渇し、一気に文明が中世まで戻った社会で吸血鬼が蘇り、人間を支配しようと動き始める中。
その吸血鬼の一族と、それにかかわる人間達。科学の要素も加わって印象としては海外ドラマのような複雑なドラマが展開されます。
今回の作品はセイントメモリー側の主人公である青い血のヴァンパイアの誕生、その礎になったお話です。
~あらすじ~
吸血鬼は太陽の光や十字架を克服するために、人との混血のヴァンパイアを作り出すことに躍起になっていました。
そのために夜毎開かれるのは舞踏会。主催は城の主で女王と呼ばれる存在。
彼女の権限でヴァンパイアと人間が逢瀬を繰り返す、魅惑の夜会がここなのです。
そこにある日沢山の人間たちが運び込まれます。
皆一様に若く麗しいのですが身寄りがないことだけが共通していました。
その子たちは皆風呂に入れられ、煌びやかな衣装を着させられると。夜会に赴き、様々な恋模様を描くことになるのです、それを見て女王はほくそ笑むのでした。
● PV企画案 春香の場合。
今回のPV撮影は眩く毒々しい恋愛模様を描くことにあります。
なのでこちらのPVは明確に目指すべき物語の終わりはありません。
ただ、禁断の恋だったり、身分違いの恋だったり。一夜限りの火遊びだったり。
そう言うアブノーマルな演出を強化するために、自分が演じる役のバックグラウンドを決めていただく必要があります。
要素が多すぎてもいかせないと思うので、最大二つまで、でしょうか。
・配役属性
『人間』
連れてこられた、もしくはヴァンパイアに加担する人間です。一番演じやすいのではないでしょうか。
『ヴァンパイア』
人間と恋しなければならないヴァンパイアたちです。乗り気な者もいれば、気乗りしないもの達もいます。
『姫君』
人やヴァンパイアでも身分が高いことを象徴する属性です、男性でもいいです。
『連れてこられた子』
ヴァンパイアの食料か、ハーフを生み出すための肥やしか。連れてこられた子供たちです、基本的に逃げることはできません。
『暗殺者』
この夜会に紛れ込み、誰かを殺そうと狙う者です。
『恋する者』
この夜会に好きな誰かがきています、その人の気を引くためにあなたはなんでもしないといけません。
さらにPV上にあまり登場しない、楽器演奏や演出メインの役職も用意しました。やりたい人がいればでいいのでやってみてください。
『女王』
夜会を見下ろす女王ですが、ECCOと共に踊ったり、楽器を弾いたりするのがメインです。
歌の歌詞や演出、ECCOの動きなど用意していただけると助かります。
女王は複数いても構いません。
・使用楽曲名『命瞬き恋せよサロメ』
ECCO自身のヴァイオリンを織り交ぜた豪奢な音の歌。
重苦しい雰囲気に反してECCOの高音が耳に痛い。
内容としては、愛するあなたと死のゲームを楽しむ話。
懐に刃を隠しているのを知っている、私はあなたに飲ませる毒を忍ばせている。
お互いがお互いに、美しく愛し合った瞬間を心にとどめておくために、死という終焉で今宵を彩ろう。
ああ、私の思い出の中で永遠に私を愛しておくれ。
そんな曲です。
解説
目標 PV撮影。
今回は愛憎をテーマとしたPVです、一夜咲いて、一夜で終わるような恋。歪んだ思い、傷つける愛。でもどうしようもない。
そんな壊れていびつで、腐っていそうな痛々しい恋と愛を演出してください。
基本的に皆さんは夜の舞踏会で踊り狂っていただくのですが。
もし余裕があればこんな恋の、愛の終わり方をイメージしてみてください。
・ 許されない恋。
あなたはヴァンパイアですが身分が低いために人間と子供を作らなければいけません。
ただあなたを好いている同族がいました。
けれど身分の違いゆえに二人は結ばれぬ身。
故にあなた達はその夜に逃げ出します。
ただ、女王の目を欺くことはできずに、あなた達は凶弾に倒れるのです。
・ 夜明けとともにあなたを殺してしまう愛。
きっと愛を語らった熱い恋だったのでしょう、その夜はとても楽しく情熱的だったのでしょう。ですが朝になればあなたを殺さずにはいられない、そんな気が狂ったあなたに対して、その人は涙を流して微笑み最後に『いいよ』と告げたのでした。
・ 望みかなうはずがなかった恋。
あなたは貧民街にいたころに彼女を見たことがありました。
馬車に乗った麗しき少女。
あなたは一瞬で恋に落ちました。
けれど過酷な環境の中、その輝きも記憶の奥底。
いつしか手の届かぬ闇の中へ落ちていきました。
けれどある時。買われて訪れた舞踏会でその少女をあなたは見つけました。
思い切ってあなたは思いを伝えると、彼女も自分の秘密を教えてあげると告げ。
あなたに牙を突き立てました。
あなたは思うのです、その甘い疼きに、その少女と一つに慣れて嬉しいと。
そんな喜びを。
と、ここまで来てなんですが、少年漫画に載せられなさそうな描写は控えますので、そこは、よろしくお願いします。
マスターより
今回、WD~エヴィルスメモリー~と広告塔の少女~セイントメモリー~は同じ場所で同じ世界観の撮影を行います、もう片方のOPも見ておくと世界観をより深くつかめるでしょう。
前回行われたPV依頼 『広告塔の少女~天晴の章~』『広告塔の少女~月明かりの章~』がなかなか綺麗に行ったと思うので同じようなシナリオを組んでみました。
ただ前回文字数不足に苦しんだので今回はEXです。
最後のバーベキューはセイントメモリーもエヴィルスメモリーも合同でやるので、みんなで打ち上げ楽しんだ! ってことにしておいていただけると嬉しいです。
関連NPC
リプレイ公開中 納品日時 2017/06/26 14:38
参加者
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楽屋(相談用スレッド)
最終発言2017/06/18 09:25:03 -
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2017/06/16 11:38:57