本部
広告塔の少女~君の心の独房~
- 形態
- ショート
- 難易度
- 易しい
- 参加費
- 1,000
- 参加人数
-
- 能力者
- 10人 / 4~10人
- 英雄
- 10人 / 0~10人
- 報酬
- 寸志
- 相談期間
- 4日
- 締切
- 2017/05/20 22:00
- 完成予定
- 2017/05/29 22:00
掲示板
-
質問
最終発言2017/05/17 11:09:22 -
相談
最終発言2017/05/20 18:06:52 -
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2017/05/17 07:29:01
オープニング
● 繋がれた二人。
最近グロリア社では愚神を捕縛するためのAGWを開発している。
リンカーたちからの要望が多く、遙華は「なんで愚神なんか捕まえたいのかしら」そう首を振りながらカンカンAGWを作っているのだが。
なんと今日、その拘束具が完成したのだ。
手錠型のAGWで名前は『ワッパー君一号』
装着するだけで霊力を抑え込み、力の強い愚神は沢山かけることによって動きを封じられるが。
効果時間の割にはコスパが悪いので没になった。
「かなしいわ」
そう遙華は執務室でワッパー君を持て余しながら言葉を吐く。
「自分が開発したものが日の目も拝めずお蔵入りするのは、悲しいわ」
そう遙華は自分の左手にかけてみる。丈夫で壊れにくいし、携帯性もばっちり、追尾性能もあり高性能なのだが、なにがだめだったのか。
「はぁ、何かに使えないかしら」
そうつぶやいている間にかしゃり。
なんと右手にもワッパー君が食らいついてしまった。驚きに固まる遙華。
ただ、驚いたのは、疲れすぎて自分を拘束してしまったせいではない。
いいアイディアが思い浮かんだのだ。
「そうだわ、番組にしましょう。リンカーたちが絆を確かめ合う番組。これよ!」
そう遙華は手でお花の形を作りながら立ち上がる。
「場所は孤島、ミステリーサークル。なぜここに連れてこられたのかも不明なまま、霊力は押さえつけられ、そしてゲームを……」
そのナイスアイディアをさっそくパソコンに打ち込もうとする遙華。
しかしキーボードがうまく叩けない。
「あ。ロクト、ワッパー君の鍵ってどこにいったのかしら」
「え?」
ロクトが奥の小部屋から顔だけ出して言った。髪の毛がこぼれるように揺れる。
「ああ、鍵なんてないわよ」
「え?」
「鍵が作れないから没になったんでしょ? 今の遙華みたいに間違って手を拘束しちゃう人が出そうだから」
「じゃ、じゃあ。私はどうすれば」
「ワッパーくんのエネルギーが尽きるまでそのままね」
「………………仕事は?」
「そのまま頑張るしかないんじゃない?」
「そんなあああああああ」
遙華の悲鳴がグロリア社にこだまする。
● 番組撮影をします。
題して『あなたの絆はどれほどの者? ドキドキ一週間孤島生活』
である。
番組の趣旨はこうだ。一週間手錠で繋がれた能力者と英雄。異常な状況下で運命を共にしなければならない二人の前に、理不尽な難題がつきつけられる。
この難題をクリアすることによって脱出できるが、その脱出成功まで二人の絆は持つのか。それとも、困難を乗り越える度に絆は深まるのか。
感動のリンカードキュメンタリー。らしい。
今回皆さんは半強制的にこの番組に招待されることになる。
この施設孤島にあり、外は大雨。断崖絶壁、ミステリーも真っ青クローズドサークルですが。
ここに手錠をした状態で放り込まれます。どの部分が繋がれているかは皆さんお任せですが、基本的には腕です。
実は地下から脱出できます。
その扉にたどり着くためには繋がれた二人で困難を乗り越えないといけません。
最初に、皆さんが目を覚ますのは冷たい石の部屋です。そこにはほかの参加者もいるかもしれませんし、あなた達二人だけかもしれません。
ここは選択してください。
二人で目覚める小部屋。
四人で目覚める中部屋。
不特定多数が押し込められた大部屋。
どの部屋にもシャワーとトイレ完備、冷蔵庫、中には水と缶詰と乾パンです。
ここで状況を把握したり、情報を交換したりしながら試練をこなしていくことになるでしょう。
試練の数は三つ。
1 ○○しないと出られない部屋
お題は複数あり。繋がれた一に一枚ずつ渡されます。(PLが選択してください)
ペアのお題が重なることはありません。それぞれのお題をこなせれば次の試練である死体部屋へ行くことができます。
1 ずっと感謝していることを、エピソード付きで語る。
2 ずっと秘密にしていることを語る。
3 実は嫌だった相手の癖やしぐさやエピソード
4 キス。
5 いつ好きになったのか語る。
6 もし自分が死んだらこうしてほしいなど遺言。
7 であって初めて抱いた、相手の印象。
8 将来の夢。
9 相手を殴る。
他のも細かい試練はありますよ。
男女で繋がれた場合トイレはどうするのか。
寝る時どうするのか。
もし足と腕を繋がれた人がいた場合どうするのか。
ここが一番文字数多くなるかもしれませんね。
2 死体部屋
死体安置所です、ロッカーも複数ありますが目を引くのは部屋の真ん中に安置されている死体(のようなもの)
ここまでは複数ペアで入ることができます。
でしょう。特にここで何をしろという指示はありませんが奥の扉の鍵が死体の胃の中に入っています。
レントゲンや金属探知機が放置されているので、これを使えばわかると思います。鍵を取るには血がだくだく出る死体をメスで切り開いて胃の中に手をつっこまないといけないのですが。
これをどちらがやるか。協力するのかなどなど話し合うべきことはたくさんあります。
ここでハプニングが起きます。
死体は人形なんですが、いろんな技術の結晶で人間にしか見えません。
その死体が叫びます。『痛い痛い!』って叫びます。突如、心音が止まった時のぴーっという音が鳴り響き。人形が死んだことになります(それまで心電図の音とか聞こえてなかったのに)
はっきり言うとドッキリ枠ですが。こういう場所での気遣いに二人の絆が見え隠れするのではないでしょうか。
3 手斧のある部屋
死体のある部屋の奥にはだだっ広い空間が広がります。ここがラストダンジョンです。
先ずこの部屋は手錠で繋がれた一カップルしか入れません。入った後扉はロックされます。
扉が中央にあり、左右のレバーを同時に引かないとこの扉は開かないのですが。レバーは壁の端と端にあり、どうやっても手が届きません。
さてどうしよう、そう参加者が周囲を見渡すと、そこには斧がかかっています。
斧です。つまり。腕、もしくは足を切り落とせばこの拘束を逃れることができるんですね。
ここで葛藤があると思います。例えばどちらの腕を切り飛ばすのか。ちなみに触れればわかりますが刃はAGWで英雄も傷つけられます。
ただしこの斧で何かを切ろうとすると、柄が飴なので。砕けてその中から鍵が出てきます。
そのカギを使っても扉は開きます。
そうして脱出すると、何とスタジオに通されてすべてのネタバラシをされるというのが今回の番組の流れです。
解説
目標 謎の城から脱出する。
今回は心情描写多めのプレイイングになるかと思いますが。
内容が、脱出ゲームチックなので、コメディー要素多めにするか。
シリアスで通すのかはお任せしますね。
正直試練はそこまで難しくありません、脱出できる人は一日で脱出できるのではないでしょうか。
さらに今回、能力者と英雄と書いていますが。能力者と能力者。英雄と英雄など、別の家の方と繋がれてもいいです。
ひょっとすると能力者や英雄の片方はこの内容について知っているかもしれないし、知らないかもしれなです。
そこはお任せします。
遙華とロクトは基本的に解説実況役でありますが。
彼女たちと代わる形で能力者、英雄を差し出せば、遙華やロクトと繋がれることも可能です。
マスターより
今回は脱出ゲームみたいなシナリオを作りたくて書いてみました。
こういう悪戯ドッキリ企画、見ている側としては好きなんですけど、仕掛けれらる側からすると、たまったもんじゃないだろうなぁ、なんて思って見てしまいます。
では皆さんよろしくお願いします。
関連NPC
リプレイ公開中 納品日時 2017/05/28 13:31
参加者
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最終発言2017/05/17 11:09:22 -
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依頼前の挨拶スレッド
最終発言2017/05/17 07:29:01