本部
WD~再訪問みんなでアソボ~
- 形態
- ショート
- 難易度
- 易しい
- 参加費
- 1,000
- 参加人数
-
- 能力者
- 10人 / 4~10人
- 英雄
- 10人 / 0~10人
- 報酬
- 寸志
- 相談期間
- 4日
- 締切
- 2017/05/15 19:00
- 完成予定
- 2017/05/24 19:00
掲示板
-
相談卓
最終発言2017/05/14 23:09:08 -
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2017/05/13 20:18:01
オープニング
● 再訪問!!
「ここが遙華御用達の孤児院か……」
春香はそびえたつ孤児院を見渡すとため息をつく、瞼を下ろすと脳裏にちらつく記憶があった。
それはかつて、戦いと言う物を知らずに生きていた時の記憶。
春香はガキ大将であった。同じマンション、同じ地区の子供たちをまとめ上げて遊びに出たり、子供を置いて出かけなくてはいけないお父さん、お母さんのために留守を預かったり。
自分より幼い子供たちに触れる機会は多かったのだが。
今は違う。
「らら。春香?」
眉間険しくゆがめた春香。
彼女は自分の手を引くerisuによって現実へと帰る。
「どうしたの? erisu」
そう春香はerisuを覗き込む。
「つらい?」
erisuは、時々、ぞっとするほど自分の心を言い当てる。
彼女には判断しようがないはずなのに。
彼女には自分の過去を話したことはないはずなのに。
なのにerisuは自分が今、泣きそうなくらいに胸を震わせていることを知ってる。
「平気だよ……」
でも。
「いや、さみしいところにあるなぁ、ってちょっとびっくりしただけだよ」
でも嘘をついた、自分を気遣ってくれている子供に、何でもないよと告げた。
で、あるからにはなんでもなく振る舞うべきである。
春香は自分の頬を叩いて前を見る。
「よし! 会いに行くよ」
「ららら!」
erisuも春香の真似をして頬を叩くのだが、それが見ていて痛々しいので、春香はerisuのほっぺをびよーんと伸ばして遊んだ。
● 訪問目的
今回この孤児院を訪問したのは一時的に預けられている少女に合うためだと、春香は保母さんたちに説明した。
「金蛇の村から、能力者適性があるってことで連れてこられたナイアさん。彼女の協力を仰ぎたいんです」
それはアメリカ奥地、とある現代から隔離された村。そこで愚神に憑依された少女の名前。
ナイア・レイドレクス。彼女はペインキャンセラーの影響を受け、しかもガデンツァの差し向けた、もしくはガデンツァの貴下に加わった愚神と共鳴していた可能性が高い。
さらに彼女は自分たちの知らないことも知っている気がした。
だから、彼女ともっと詳しい話を聞けないかと訪れたのだ。
本来はH.O.P.E.の諜報部だとか、そのあたりの人間がやるべき仕事ではあったのだが。
今回は遙華の孤児院訪問の日程を肩代わりする意味でもここにきている。
「前回リンカーの人たちがきてくれてから子供たちは、また来ないかなって楽しみにしていたんですよ」
そう保母さんは微笑みつつナイアに与えられた個室に案内する。
その扉を引くと春香は窓辺で風を受けるナイアを見つける。
「あなたが、ナイアさん?」
その言葉に少女は振り返り微笑んだ。
● ターゲットについて
・ナイア・レイドレクス 十二歳
シナリオ名『WD~金蛇の村~』で愚神に憑依されていた女の子。
非常に高い能力者適性があり、彼女もリンカーとした活動することを希望したために、一度日本にうつされた。
今後の方針は適合する英雄が日本にいるかどうかだが、とりあえず住む場所が無いので孤児院に預けられている。
外見とは裏腹に性格は大人びていて、怪しい雰囲気を醸し出している。
今回の調査対象。ガデンツァ、もしくはルネにであったことがあるかを聞くこと。
そしてさらに詳しい精密検査を受けるための説得が今回の主目的。
ただ彼女と仲良くならなければ情報は得られないでしょう。
仲良くなると言っても必要なのはH.O.P.E.という組織の信頼性。
彼女と同じ世代の子供たちと笑い合う姿を見せて彼女の信頼を得ましょう。
また、信頼を得た状態であれば皆さんのいろいろな情報に答えてくれるはずです。
● 孤児院訪問スケジュール。
今回は遙華が定期的に行っている孤児院訪問イベントでもあるため子供たちと触れ合っていただきます。
子供たちには年齢と性別で下記の特徴があります。ターゲットを絞ることで仲良くなりやすいでしょう。
*四歳から六歳*
無邪気で疑うことを知らず素直。ただし下限という物を知らず常識もよくわかっていない。
*六歳から八歳 *
何でも知りたがるお年頃、また我欲が強くなり、私を見て状態になりがち。ケンカも起きやすいお年頃
*八歳から十歳 *
ませてきた年頃。話をするということの面白さを知ってきたころであり、大人を侮る発言なども多くなってくる。
*十歳から十二歳*
思春期まっただ中。自分が特別な存在であると信じていたが、だんだんとそうじゃないかもと思い始め心のよりどころを探すお年頃。
中には施設に入り込んできたリンカーたちを敵視して悪戯を仕掛けてくる子供たちもいるでしょう。
*女子*
男性女性問わずなつきやすいが、威圧感のある人は嫌う傾向にある
*男子*
女の子がスキ、男性には挑発的。悪戯盛りなので過激な行動に注意
イベントを時系列順で下記に並べましたので確認してみてください。
到着 一日目 十三時
1 ふれあいタイム
子供たちと触れ合っていただきます。
ここでは施設を利用した遊び、持ち込んだ企画などでまずは子供たちに自分たちは友好的な存在であると教えてあげてください。
2 就寝タイム
寝る前の準備も手伝っていただきます、子供をお風呂にいれたり、髪の毛を乾かしたり。夜寝る前に子供たちの興奮を冷ましてあげる必要もあるでしょう。
年齢層の高い子供たちはパジャマパーティーを希望するかもしれません。
翌日二日目。
3 遠足。
近くの果物園へ果物狩りに行きます、春が旬の果物の他に温室もありメジャーな果物であればだいたい手に入りますし、狩れます。
ついでにメジャーな野菜も狩れます。子供には不人気です。
ここではキッチンの貸し出しもできるので果物料理など披露してあげるといいでしょう。
帰宅 二日目 十七時
今回舞台となるのは大きな施設です。敷地は二キロ四方で、L字の建物です。
南側が小学生棟 西側が小児棟です。
施設内は三階建て、二階三階は住居が集中していて、他にあるのは調理室と図書館です。
一階に娯楽室やリビング、多目的ルーム。放送室。職員室、保健室などがそろっています。
施設には大きな体育館、図書室、調理室など学校並に施設が充実しているので好きに利用してください。
解説
目標 子供たちと楽しく遊ぶ
● スターキャラクターについて。
この孤児院には他の子供たちとは違った個性を持った子供が数人いるので、ご紹介します。
・『黒鳥のファズ』 本名 小鳥遊 健吾 十歳 男
子供たちからはファズと呼ばれ親しまれている。窃盗の天才でアイテムを盗まれる危険性がある。
最近好きな子ができたようなんですが、その子と仲良くなるきっかけがつかめないみたいです。
相手が大人しい子なので、自分から声をかけた方がいいのか、声をかける方法はどうしたらいいのか、声をかけたとして彼女と何をすればいいのか。
すごく悩んでるみたいです。
・野島 正 六歳 男
数少ないリンカーである。常に共鳴しており、リンカーたちを見ると襲いかかってくる。
ドレッドノートの攻撃適性である。
今回は、前回リンカーたちの強さを目の当たりにしているので、実践的な戦闘方法を聞きたいようで、だれか彼に教えてあげると喜びます。
・ アイラ・レセクティス 八歳 女
金糸の目、金糸の髪の美しい少女。多くの男性児童を下僕としてはべらせている。自分のものにならない奴は嫌いである。
前回大人の魅力に当てられてから自分磨きに必死です。
女性としての魅力を高めるための談義のために、リンカーたちにパジャマパーティーを要求してきます。
女性PCは彼女に女の子としての振る舞いを、男性PCは男心を引く女性とはどんな感じなのか教えてあげると喜びます。
・ 三浦 ひかり 十一歳 女
アイドル夢見る少女。歌が得意。
足が悪く車いすである。
聴あ覚が優れており多数の声の中から、目的の声だけ聴き分けたり、絶対音感があったりする。
孤児院でナイアと仲がいいのはひかりのみのようだ。
ひかりは最近アイドルリンカーにご執心。彼女の前で歌を歌ったり踊って見せてあげると喜んで一緒に謳ったりしてくれることでしょう。
ちなみに、最近誕生日を迎えた。
マスターより
みなさんこんばんは。
今回はいつか訪問した孤児院を再度訪問するお話です。
主目的はありますがほっておいても春香が解決しそうな気がするので、子供と達と全力で遊んでいただくのも可能です。
もちろん気になる方はナイアに積極的にアプローチしていただければと思います。
それでは、鳴海でした。よろしくお願いします。
関連NPC
リプレイ公開中 納品日時 2017/05/22 18:17
参加者
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相談卓
最終発言2017/05/14 23:09:08 -
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2017/05/13 20:18:01