本部
記憶とハリセンを追いかけて
- 形態
- ショート
- 難易度
- 易しい
- 参加費
- 1,000
- 参加人数
-
- 能力者
- 6人 / 4~10人
- 英雄
- 6人 / 0~10人
- 報酬
- 無し
- 相談期間
- 5日
- 締切
- 2017/03/09 15:00
- 完成予定
- 2017/03/18 15:00
掲示板
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依頼前の挨拶スレッド
最終発言2017/03/09 09:13:34
オープニング
「えー。大変説明しづらいのですが、今回の依頼に参加された方は記憶喪失になっているようです」
HOPEの支部で、職員が神妙な顔をしていた。
とある依頼完遂後、リンカーの一人が「ここはどこ、私はだれ」とベタなことをやり始めた。最初は冗談であろうと思っていたが、次々と「ここどこ」と他の面々もやり始めたのである。そして、調べた結果リンカーと英雄。そのどちらか片方が、記憶喪失になっていたことが判明した。
「今回の愚神は毒ガスを吐いていましたから、その影響ではないかと思われます。日常生活に支障はないでしょう」
『自分のことだけ分からなくなっているのですか?』
小鳥の質問に、職員は頷く。
『どうりで、正義にメイド服を着せたりローラースケートを履かせたりしても無抵抗なはずです……』
「小鳥さん、あなたは正義さんに何やらせているんですか!」
よく見ると筋肉モリモリの成人男性が裾の短いメイド服に身を包み、ローラースケートを履いていた。ちなみに手には、何故かハリセン。一目で分かる、酷い格好だ。ここまでひどい恰好の人間は、なかなかいないだろう。
『こんな恰好をするバイトをしていたって話したら、簡単に信じたです!』
元気溌剌な小鳥の笑顔に反して、正義は震えていった。
「一体なんなんや? 一体、ボクはどんなバイトをしてたんや!?」
「これを機に、正義には立派な大阪人になっていただくのです。だから、ちゃんとハリセンももたせたです!!」
ちなみに、正義の出身地は奈良県である。
関西圏ではあるが、大阪ではない。
「一体……俺は、なんなんやー!!」
正義が泣きながら、部屋から飛び出す。
誰も止めなかった。
とりあえず、逃げ出したい気持ちだけは強く伝わってきたから。
「えーと……この記憶喪失って、なおりますか?」
気を取り直して、リンカーが職員に説明を求める。
「治すためのアイテムはちゃんとありますよ。以前にも似たような事例があり、そのときに記憶を無くした面々を見事に救ったアイテム――ハリセンが!」
威張る職員が言うに、以前にも似たようなことがあったらしい。
そのときに使われたという伝説アイテム――ハリセン。そのアイテムで頭を殴打すれば、たちどころに記憶は戻ったという。
そのアイテムの姿が、影も形もない。
『そういえば、メイド正義がハリセンを持って行ったですね』
正義の失踪およびアイテム紛失の犯人である小鳥は、実に楽しそうであった。
「まぁ……話しかけ続ければ記憶は戻るとは思うんですけどね」
解説
・正義からハリセンを奪って、記憶を取り戻してください。
記憶喪失……リンカーか英雄、どちらか片方が記憶を失っている。日常生活には支障はないが、自分のことが分からない。なお、記憶はハリセンではたくか話しかけ続ければ戻る。
HOPE支部(昼)
・休憩室……記憶喪失関係者が集められた部屋。十分な広さがあり、テーブルや椅子などが準備されている。なお、簡単なお茶のセットがある。
・食堂……正義がうなだれている。彼に話しかけると、ローラースケートで逃げ出してしまう。
・資料室……リンカーたちの情報が保管されている。食堂から逃げてきた正義が最初に逃げ込む。暴れると資料が飛び散って、あと片付けが大変。
・仮眠室……最後に正義が逃げ込む場所。カギをかけてたてこもっている。
正義……メイド服にローラースケート姿。恰好はともかく、動きは素早い。自分自身のことがよくわからない上に、とんでもない恰好をさせられているので恥ずかしい。なお、「ハリセンで記憶喪失が治るわけないやんけー」と思っている。
マスターより
こんにちは、落花生です。
今回は。記憶喪失なコメディです。小鳥のようにパートナーで遊んでもいいし、なにかシリアスなことをしてもOKです。もちろん、正義をいじめて(追いかけて)もOKです。
関連NPC
リプレイ公開中 納品日時 2017/03/14 14:18
参加者
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依頼前の挨拶スレッド
最終発言2017/03/09 09:13:34