本部
恋樹の下で、たすけてDarling!
- 形態
- ショート
- 難易度
- やや易しい
- 参加費
- 1,000
- 参加人数
-
- 能力者
- 6人 / 4~6人
- 英雄
- 6人 / 0~6人
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- 締切
- 2017/02/20 22:00
- 完成予定
- 2017/03/04 22:00
このシナリオは3日間納期が延長されています。
掲示板
-
相談卓
最終発言2017/02/19 22:42:36 -
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2017/02/19 22:32:19
オープニング
●イケ面大量発生中
「君と運命を感じたんだ。俺は君を離さない」
花を背負ったとびっきりのイケメンに囁かれて、顔色を点滅させている女子。
「ダーリン、もう絶対離さないからねー!」
濡れた瞳で見上げて来る美少女。
────ここは、恋愛の聖地という触れ込みで営業している商業施設『ロータスの樹』である。
恋人が多く訪れる場所であるため、平時であってもこの島では雰囲気に流されてこういった言葉を口走るカップルも居ないわけではないが、今はバレンタインやホワイトデーという恋愛要素たっぷりのイベントで世間が盛り上がる時期でもある。もちろん、より恋人たちのテンションはあがっている────はずなのだが。
「ちょ、ちょっとやめてください!」
いわゆる壁ドンしているイケメンに文句を言う男性…………実はイケメンに口説かれている女性の恋人である。
「ご、ごめんなさい! リオン……、わ、私……いえっ、なんでもないわ!」
壁ドンされた青年の恋人は頬を赤く染め、泣きそうな顔で口元を押さえながらゆるふわの髪を何度も横に振った。
その様子に青年は絶望の表情になり、イケメンは勝ち誇った笑みを浮かべた。
「じゃあ、こんな冴えない奴放っておいて俺と遊びに行こうか!」
「い、いやです! 助けて!」
その時だった。そんな彼らの前に修道服を着た『ロータスの樹』スタッフが飛び込んで来た。
「ご注意ください! 現在、ここに妙な薬を使うヴィランが紛れ込んでおります!」
力なく彼女とイケメンを見送ろうとした男性をシスターは揺さぶる。
「そんなこと言ったって……」
「へえ、何を根拠にそんなことを言うんだい?」
「そ、それはっ!」
●イケ面ヴィラン(悪人)を撃退せよ
しゃらん、しゃららん……。
優しく美しい音が心を揺さぶる。
まだ弱く柔らかい冬の陽の光を通して地面に甘い緋色の光の影を作る。
そんな美しい花序をつける大樹があった。
AGWの研究の過程で生まれた植物。ガジュマルに似たその樹は風鈴を思わせる緋色がかった透明な花序をつけ、風が吹くと風鈴のように美しい音を鳴らした。
大樹に育ったそれに寄り添うように作られた落ち着いた街、修道服を着たスタッフたちが来場者を優しく見守る海上の人口島。
それが観光施設、”恋愛の聖地”『ロートスの樹』である。
「営・業・妨・害です!!!」
『ロータスの樹』の修道服を着たスタッフ”シスター”は顔を真っ赤にしてそう叫んだ。勿論、顔が赤いのは怒りのためである。
「どこかのライバル会社がこの書き入れ時を狙ってヴィランズを差し向けて来たんです!」
ちなみに、そのライバル社がどこかは頑として答えなかった。今後、企業間で色々裏の交渉があると言う。
「ヴィランズの名前と手口はもうわかっているんです」
そう言って、シスターが机に広げた資料にはありとあらゆるイケ面が並んでいた。女性も居る。
「彼らはヴィランズ『アモール』。自分たちの優れた容姿を利用した人心掌握詐欺などを得意にするヴィランです。
彼らは『月夜のプルス』と呼ばれる不整脈を起こす毒薬を香水としてつけており、その効果で相手にときめきと誤解させ、今回は更にその恋人に危機感を感じていると誤解させ……っ、許しがたいです!」
バン!
シスター、荒ぶる。
「この、この『ロータスの樹』を恋愛の聖地として今日まで営業していくのにどれだけの苦労があったと……っ。なのにこんなよこしまな方法でこの地を荒らすなんて……っ」
そう言うシスターの目は少し潤んでいた。
「奴らのせいで、円満だったカップルは疑心暗鬼に陥っています。今、スタッフが島中を駆け回って事情説明をしていますが、恋人の豹変を見た人々は半信半疑です。それに、相手は一目見ただけでわかる美形揃いですからね」
そこで、と彼女は目の前に居るH.O.P.E.のエージェントたちに話を切り出した。
「アモールたちは『星夜の洞調律』というふざけた名前の毒薬を無効にする薬を持っています。これは匂いを嗅ぐだけで『月夜のプルス』を無効化し、冷静さを与えます。これを奪って欲しいのです。
ですが、ここで派手に戦闘行為を行い敵から取り上げてもお客様たちの印象は最悪。
どうか、アモールたちをやり込めてください。
噂では彼らは外見と薬にばかり頼っているせいで相当根性無しです。
いつも通……こほん、薬に負けない愛情を演じてくだされば、お客様もきっとヴィランズの薄っぺらさに気付くはずですし、返り討ちにしてさえ下されば、ここは離島。港も封鎖しておりますので、後で『星夜の洞調律』を提供して頂く術はいくらでもあります」
そう言ったシスターの顔はちょっと怖かった。
けれども。
「いつも通りちゃんと依頼料は払います。どうか、どうか恋人たちを守ってくださいませ!」
そう言って深々と頭を下げた彼女はとても真剣だった。
そんなわけで、毎度の如く慰労の為にとロータスの樹に無料ご招待されていたエージェントたちはヴィラン対策に駆り出されたのであった。
────慰労とは!!
解説
目的:アモールの企みを砕け
・言い寄って来るヴィランの幹部を(戦闘せずに)撃退
・『星夜の洞調律』を奪い、『ロータスの樹』スタッフに渡す(敵を懲らしめればドロップする)
ステージ:恋愛の聖地という触れ込みの商業施設『ロータスの樹』の教会(の見た目を取ったイベント会場)
●敵ヴィラン
イケ面ヴィラン『アモール』
男女ともに顔面偏差値が高いが、残念ながら性格に欠陥があり根性も無い。
演技派ヴィランとして主に結婚・恋愛詐欺などに日々励む。
イケ面Ver.は共鳴後の姿だが、戦闘力は低め。
しかし、一般客の手前、意味なく戦闘を挑むのは厳禁。
恥ずかし気もなく相棒に愛を囁いたり、
もしくは、言い寄られている本人がヴィランを怖がらせたり等々で撃退。
●登場アイテム
・月夜のプルス
アモールがつけている香水。
男女関係なく、その甘い香りを嗅ぐと脈拍が早まる効果がある軽い毒薬。
ときめきと勘違いしてしまうこともある。
・星夜の洞調律
さっぱりとした香りの『月夜のプルス』を無効化する薬。効果は匂いを嗅ぐだけで良い。
ただし、月夜のプルスも星夜の洞調律も誰が作ったか・どんな後遺症があるかわからない違法な薬物であるため、使用も所持も禁じられている。
(相)相手:イケメン・美少年、美女・美少女、イケオジ・オバ(性別明記)
(属)属性:俺様・ツンデレ・デレデレ・ヤンデレ・健気・大人・フレンドリー・厨二病など
(対)対象:ヴィランが狙う相手、能力者・英雄のどちらか一人
ジャンルと属性、対象のご指定お願いします。
※属性は彼らが装っているだけで実際の性格は違います。
※ワイルドブラッドやアイアンパンク(ロボット要素多め)がどうしてもいい方はご指定下さい。
※NG行為の明記をお願い致します。
敵は時々壁ドンを繰り出してきますが命中300程度の判定に勝てば回避可能、
カバーリングの宣言も有効です。
その他戦闘行為でないスキルの使用はご自由にどうぞ!
マスターより
大切な仲間に悪人が悪い算段で言い寄って来るんだから、仕方ないんです。
恋人のふりしたっていいですし、
イケメンオーラで追っ払ってもいいですし、
情けなく泣いて仲間の同情引いたっていい。
逆に、イケメンに責め攻めで追い払ったっていいです。
敵はイケメン・美女ですが悪いヴィランですから、どうぞ(モラルと法の範囲内で)遠慮なく。
RP多めの恋愛寄りコメディです。
ロータスの樹については、『恋なる果樹』『【甘想】愛を潜り愛を守れ』『【甘想】恋想う樹の下で』辺りに描写があります。
宜しくお願い致します。
※字数の関係でマスタリングが入ると思います。
※当MSは特にイケメンに恨みはありません。
リプレイ公開中 納品日時 2017/03/03 19:56
参加者
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相談卓
最終発言2017/02/19 22:42:36 -
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2017/02/19 22:32:19