本部
- 形態
- ショートEX
- 難易度
- 難しい
- オプション
-
- 参加費
- 1,500
- 参加人数
-
- 能力者
- 8人 / 4~8人
- 英雄
- 8人 / 0~8人
- 報酬
- 多め
- 相談期間
- 5日
- 締切
- 2017/02/01 19:00
- 完成予定
- 2017/02/13 19:00
このシナリオは3日間納期が延長されています。
掲示板
-
相談卓
最終発言2017/01/31 17:03:59 -
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2017/01/27 13:21:45 -
質問卓
最終発言2017/01/31 23:03:43
オープニング
このシナリオは難易度が高く設定されています。所持金の大幅な減少や装備アイテムの損失、場合によっては、再起不能、死亡判定が下される可能性があります。
再起不能、死亡判定の下されたキャラクターはログイン、及びコンテンツへのアクセスが制限されます。
●出征
芽吹くことはおろか命の鼓動がひとつ弾むことすらをも拒むシベリアの大地。
日ざしに解かれた水が冷風に巻かれて再び凍りつき、儚げなきらめきと化して凍雪へ降り積もる。
どこを向こうと、どこまで行こうと。ここはただ絶零の白が続くばかりの死の国だ。
そして今。
絶零を統べる総督、来たる。
鋼のごとき凍雪をたやすく割り砕き、それは現われた。
地竜を思わせるその体、全高は10メートルを越え、全長にいたっては30メートルにも届こうか。そして水晶さながらに透けた皮は厚く、硬い。
――ふと。ライヴス渦巻く暗雲に覆われた頭をもたげ、それが動き出した。
巨体ゆえの緩慢さで。
しかし確かな足取りで。
そして。
どこからか駆け寄る従魔ども。
足取りを乱したものはそれに踏み潰され、近づき過ぎたものは凍結させられて打ち砕かれ、それでも次々と沸き出してはそれのまわりに集う。……外敵からそれを守り、それの歩みを導くように。
数多の兵を引き連れ、我が道を征く“それ”こそが……レガトゥス級愚神、ヴァルリアであった。
●決死行
「レガトゥス級愚神、出現」
HOPE東京海上支部のブリーフィングルームに集まったエージェントたちへ、礼元堂深澪(az0016)がいつにない緊迫した表情で語る。
「今見てもらったの、超望遠カメラ70台と衛星47個総動員して撮った映像の加工動画なんだけど……わかってるの、あれだけなんだ」
深澪は深くため息をつき、下がりゆく顔を無理矢理に持ち上げた。
「今、レガトゥス級はシベリアからモスクワ方面に向かって西に進んでる。ほかの愚神とか従魔が向かってるベルミが目標なのかまでは不明だよ」
彼女は何度もためらい、ついに意を決して。
「……みんなにお願いしたいのは威力偵察。特徴、能力、攻撃方法、なんでもいい。レガトゥス級の情報、取ってきてほしい」
威力偵察。
それは遭遇した敵と交戦し、戦力を測るものだ。当然、通常の偵察任務に比べて危険度は高いが、得られる情報も多い。それはわかっているが、しかし。
【白刃】においてHOPEは、レガトゥス級との戦いを経験してはいるが……それは本体ではなく片腕。本体がどれほどの力を持っているのかはまったくの未知数なのだ。
そんな相手に援護もなく、たった1チームで攻撃をしかける。それも無数の従魔の警戒網をくぐり抜けて。
「こんな無茶、ほんとは言いたくない。支部のエージェント全員で、軍なんかとも協力して決戦だーって言いたい。でも。なんにもわかんないまま、レガトゥス級にケンカ売っちゃったら」
――相当数のエージェントが、兵士が、攻略の中で死んでいくことになる。
「だから隙を突いて近づけて、情報獲って生還までできる――腕利きのエージェントだけで行ってもらうんだ。それも大人数だと結局すぐ気づかれちゃうから、最小人数で」
確かにそれは、普通の兵士では成せない作戦だろう。もっとも腕が立つと言われるエージェントでも、生還まで果たせるかの保証などはできまいが。
「接敵ポイントはなんにもない雪原の真ん中になるけど、ちょうどいい感じで吹雪になり始めてる。だから、しかけるならここしかない。みんな――」
深澪は喉の奥で続く言葉を留め、新たな言葉を紡いだ。
「絶対深追いしないこと! 作戦開始から300秒後にステルス輸送機でみんなを回収しに行くから、従魔の突破と愚神への攻撃にどれくらい時間かけられるか、作戦開始までに相談よろしく!」
解説
●依頼
謎に包まれたレガトゥス級愚神ヴァルリアに短時間の戦闘をしかけ、できるかぎりその能力を探ってください。
●状況
・1ラウンドは10秒。
・吹雪で視界は極端に悪くなっています。
・従魔群はヴァルリアの前進に巻き込まれないよう、20スクエア前後の距離を取りつつ、円を描くように点々とヴァルリアを囲んでいます(固まり同士には3~7スクエアの隙間があります)。
・みなさんの作戦開始地点は、従魔から10スクエア離れた(ヴァルリアから30スクエア離れた)ところとなります。
・全員が同じ地点からスタートする必要はありません。
・雪が固く締まっていることと、スパイクが貸与されることから、みなさんの移動力はそのまま適用されるものとします。
●地形
・固く凍りついた雪原。
・ところどころに雪をかぶった凹凸があり、身を隠す壁となり得ますが、凹部を知らずに踏むと穴にはまる危険性があります。
●ヴァルリア
・詳細不明。見た目についてはオープニング参照。
・能力は不明ですが、遠距離偵察から「本体を霧状のものが包んでいる」ことだけは判明しています。
・1ラウンドに5スクエア西へ進みます。
●従魔
・ルタを中心に据え、4~10体のデクリオ級、ミーレス級各種が固まりを作っています。
・固まりの中には、空移動タイプの従魔(雪喰虫)を含むものがあります。
・ヴァルリアに合わせて移動します。移動力が低いものは全力移動しています。
・ヴァルリアへの攻撃が感知された場合、従魔の固まりはおよそ5ラウンドで駆けつけてきます。
●備考
・移動しながらの戦いとなります。
・30ラウンド終了後、死亡者以外のエージェントはどこにいてもステルス輸送機に回収され、撤退となります。
マスターより
はじめまして。電気石八生と申します。
こちらのシナリオは『ヴァシレフスキー作戦』のひとつ、レガトゥス級愚神の能力を探りに行く決死行となります。
決死行ですので難度最高、危険フラグも立っておりますが、この威力偵察の成功度こそが今後の展開の分水嶺。未来の勝利を呼ぶため、死力を尽くしていただけましたらば倖いです。
リプレイ公開中 納品日時 2017/02/09 15:41
参加者
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相談卓
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