本部
- 形態
- ショート
- 難易度
- 難しい
- オプション
-
- 参加費
- 1,000
- 参加人数
-
- 能力者
- 6人 / 4~6人
- 英雄
- 6人 / 0~6人
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- 締切
- 2017/02/01 19:00
- 完成予定
- 2017/02/10 19:00
掲示板
-
【相談】凍嵐将ヴァヌシュカ
最終発言2017/02/01 13:49:00 -
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2017/01/28 00:37:01
オープニング
このシナリオは難易度が高く設定されています。所持金の大幅な減少や装備アイテムの損失、場合によっては、再起不能、死亡判定が下される可能性があります。
再起不能、死亡判定の下されたキャラクターはログイン、及びコンテンツへのアクセスが制限されます。
●強襲
ペルミの防衛。
レガトゥス級愚神への威力偵察。
「ヴァシレフスキー作戦」と名付けられた一連の任務のため、サンクトペテルブルグ支部は常より少々静かだった。
いつ何時何が起こるとも分からぬため、それなりの緊張感が支部には充満していたが、それでも「それなり」、実際に現場に向かう者達と差異が出るのは仕方がない。万一に備えているとは言え、自販機で温かいコーヒーを買い、内部から体を温めるぐらいの余裕は勘弁願いたい。
もちろん有事の際は即座に飛び出す覚悟はあるが、このまま何もなければいい。声に出さずとも誰もがそんな願いを抱きながら、任務に向かった者達の無事を祈りながら、今日も寒さと雪に覆われた一日が、暮れる。
そう思っていた。
「……、おい、何かこっちに近付いてくるぞ!」
液晶を見ていた職員の声に、焦燥と緊張がモニタールームに同時に走った。時刻は夕方、空は不気味な朱に染まり、地上は止まぬ地吹雪に無情な程に荒れている。
その向こうに、朱い空に、鳥のような黒い影が一つ、二つ、三つ……否、それは鳥ではなかった。竜。液晶越しにもはっきりと分かる、数メートル程の巨大な竜が、陣形を組み、かなりの高速でこちらに向かって突っ込んでくる。
「竜型の従魔!? 十……二十、かなりの数だ! 明らかにこっちを目指しているぞ!」
「支部に残っているエージェント達に緊急連絡! 空から攻撃を加えるものと思われる、なるべく射程距離の長いAGWを……」
「待て! ……竜だけじゃない……もう一体いるぞ!」
それは、異形の怪物だった。至る所に継ぎの入った山羊の頭部、首から伸びる長い鎖、肉体は長身痩躯の男性のそれだったが、人間ではない証拠にその色は雪よりなお白く、露わになった肌には青いペイントが走っている。妙に肥大化した左腕の先には手甲から伸びる巨大な爪……雪原の悪魔。そう呼ぶに相応しい風体の、白い髪を振り乱す、愚神は、荒れ狂う雪嵐をまとい単騎雪原を駆け滑る。
「ヴァヌシュカです! あの山羊の被り物は過去の報告にありませんが、首の鎖、肥大化した腕、鉤爪付きの手甲……トリブヌス級愚神です!」
「任務で手薄になったのを見計らいでもしたようだな……まさか、監視されていたのか?」
「どうします!?」
指示を仰ぐ部下の声に指揮担当官は押し黙った。ヴァヌシュカを放置すればこの支部にそのまま乗り込むだろう。かといって竜を放置すればこれもまた害を被るだろう。今この支部にいるリンカーの数は限られている。配置を間違えれば致命傷は免れない。
●迎撃
地に届くほどの長髪を揺らし、ヴァヌシュカは独り走っていた。人間共が何を企んでいるかなど微塵の興味も抱きはしない。もしかすればそれを利用して別の策を立てられるかもしれないが、
「『巣』を壊されるのは痛手だろう。俺ごときが心配せずとも我が軍勢は精鋭揃い。俺の任務は人間共の帰るべき巣穴を壊す事……」
と、吹雪の向こうに影を認め、ヴァヌシュカはふと足を止めた。忌々しい温度を纏う、闘志。それを背後になびかせて、前に立つのは数人の影。
「……は」
白い山羊の頭部の下で、愚神は呆れたように嗤った。いくら人手が足りぬとは言え、片手程度の人数で自分を止めるつもりなのか? これが苦肉の策だとしたらヴァヌシュカの目論見が成功したという事だし、もし人員に余裕があり、あえてのこの数だとしたら……
「いずれにしろ」
ヴァヌシュカは鎖を右手に携え、裸足で雪を踏みしめた。いずれにしろ、この程度の数で立ちはだかるその心意気には、誠意を示さねばならないだろう。
人間共の死をもって。
背後に立つサンクトペテルブルグ支部は竜の群れに襲われていた。
幸い抗戦の甲斐あって未だ被害らしい被害は出てはいないが、決して余裕がある訳ではない。少しでも気を緩めれば、あと数匹従魔が増えれば、一気に崩れる。そんな細い糸を極限まで張り詰めたような状況だった。
「時間さえ経てば、任務を終えたエージェント達がここに戻ってきてくれる。それまで絶対に持ち堪えるんだ。無理を言って済まない……必ず生きて帰ってくるんだ!」
引くつもりは微塵もなく、
ここで死ぬつもりも毛頭なく、
それぞれの決意を胸に、対峙するのは、
解説
●目標
ヴァヌシュカの進撃を食い止める(失敗以下でサンクトペテルブルグ支部に被害が生じる可能性あり)
●状況
・時刻は夕方
・場所は雪原
・ヴァヌシュカの能力により猛烈な寒波に見舞われている
・リプレイ開始時のヴァヌシュカとの距離は20sq
・支部との距離は1km
●敵NPC
ヴァヌシュカ
2m近い痩身の愚神。冷気を操り、左腕の鉤爪と右腕に巻いた分銅付きの鎖を駆使して攻撃する。鎖は最長12sqに及ぶ。一定ダメージを受けるか一定ターン経過で撤退
物攻S 物防A 魔攻? 魔防? 命中A 回避D 移動? 抵抗? INT? 生命A
・ホワイトアウト
パッシブ。冷気を操る能力により周囲に猛烈な寒波をもたらす。寒波による【劣化(命中)】【劣化(回避)】【劣化(移動)】、稀に奇襲による【狼狽】付与
・オーバーフリーズ
パッシブ。冷気を纏わせた肉体は氷のように硬く、拳や武器は触れた対象をも瞬時に凍らせ、凍結による【劣化(命中)】【劣化(回避)】【劣化(移動)】、稀に【劣化(物防)】付与。劣化度合はホワイトアウトより上
・ダウンレッド
アクティブ。鎖を放って標的を拘束したり、引き寄せたりしつつ鉤爪で対象を切り裂く
・チェーンジルバ【PL情報】
アクティブ。鎖を縦横無尽に振り回し、当たった相手にオーバーフリーズによる凍結効果とダメージ付与。振り回す規模が大きい程隙が生まれる
●その他
・使用可能物品は装備・携帯品のみ
・竜型従魔はPC達の頭上を素通りし、ヴァヌシュカの援護は行わない(PC情報として扱ってOK)
マスターより
こんにちは、雪虫です。
星くもゆきMSのシナリオ「命も凍る嵐のなかで」から引き継ぎ、ヴァヌシュカを担当させて頂きます。
トリブヌス級愚神をわずかな人数で食い止める、非常にシンプルなシナリオとなります。
ご武運を。
・PL情報は「PCは知らない情報」です。活用するためにはPC情報への落とし込みが必要になります。
・英雄が二人いる場合は英雄の変更忘れ/装備・スキルの付け忘れがないかご注意下さい。
・装備されていないアイテム・スキルはリプレイに反映する事が出来ません。ご了承願います。
・能力者と英雄の台詞は「」『』などで区別して頂けるとありがたいです。
・プレイングの出し忘れにご注意下さい。
リプレイ公開中 納品日時 2017/02/09 15:43
参加者
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【相談】凍嵐将ヴァヌシュカ
最終発言2017/02/01 13:49:00 -
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2017/01/28 00:37:01