本部
叫ぶ島
- 形態
- ショート
- 難易度
- 難しい
- 参加費
- 1,000
- 参加人数
-
- 能力者
- 8人 / 6~8人
- 英雄
- 5人 / 0~8人
- 報酬
- 多め
- 相談期間
- 5日
- 締切
- 2016/12/25 07:30
- 完成予定
- 2017/01/03 07:30
掲示板
-
特別手術室にて相談
最終発言2016/12/24 18:41:55 -
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2016/12/23 15:16:14
オープニング
●
無人島からの救難信号はつい昨日飛ばされたばかりであった。それにいち早く気づいたのはH.O.P.Eである。
話は少し逸れるが、依頼というのは色を持っている。色は依頼の届け主に依存しており、例えば子犬を探して欲しいという少女からの依頼ならば薄い水色であったり、ピンク色であったりと優しさを感じる色。町中でヴィランが暴れている、愚神がいるという依頼ならば紫色であったり、赤であったりと危険を表す色。落ち着いた色ではない。
依頼には確かに雰囲気があるのだった。実際に現場に行かずとも、おおよそ察しがつくものだ。大体こんなもんだろう、こんな感じだろう。ならばこう動けば、大体は解決するだろう。
今日H.O.P.Eに飛び込んできた依頼には実に真っ黒であった。
不気味、おどろおどろしい。得体のしれぬ、わからぬもの。まるで深淵だ。依頼という存在が生命を持ち、人間を殺してしまうのではないか?
救難信号から、次の情報を知る。
――
この島は異常だ。
従魔が蔓延っている。種類は多い。まず、種類を一つ一つ説明しなければならない。
まずはゴースト。彼らは通常攻撃が効かない挙句、突然現れる。ゾンビのようにグロテスクな見た目で、その攻撃方法も頭がイカれている。奴らは半透明だから我々に触れることができないが、接近されると超音波かなにかで体全体が麻痺し、その間に憑依される。憑依した後乗っ取った体で自分を攻撃する……。そうやって相手を殺す。
鎌男。こいつはありとあらゆる攻撃が通じるが、面倒なのは持ってる道具が豊富すぎることだ。回復用の何か、逃げるための煙幕……逃げて仲間を呼ぶ寸法だ。罠の設置もできる。雑魚だが、面倒だ。
斧男。両手に大きな斧を持って赤いマントを羽織った最低な奴だ。少なくとも島に五体はいる。八フィート(約二メートル)の図体で力が強い。しかも狙った獲物は絶対に殺す。こいつから逃げられた奴は一人もいない。
クマのぬいぐるみ、その少女。こいつは一体しかいないが……正直、私はもう逢いたくない。こいつはゴーストを使役して、相手に憑依させた後にしか人間を攻撃しない。でその攻撃方法が……すまない、思い出したくない。最悪だった。
それで……。
キラー。多分、こいつは愚神だ。今までのは全部従魔だろうって、説明し忘れてたが……。
仮面を被ってる。顔全体を多い隠す白い仮面だ。それで帽子を被ってる。シルクハットだ。こいつに限っては、これくらいしか情報がない。
もう私以外の仲間は死んでいる。助けてほしい。お願いだ。
人と全然話していない。壊れてしまいそうなんだ。
――
黒くて、真っ黒。
解説
●目的
従魔、愚神の討伐。救難信号を送ってきた人物の救助。
●救難信号を送ってきた人物
カレンという名前の一般人女性。彼女は黒幕「キラー」の奴隷であった。
ドロップゾーンを生成するためにキラーによって人間を連れてくるよう命じられていた。一度でも断れば彼女の住んでいた町に侵攻されるから、背けずにいたが、連れてくる人間に同情心が沸いて他の奴隷仲間達と一緒に島を脱出しようと試みたが発覚し、無残にも殺されることとなった。彼女はその中の、唯一の生き残り。
彼女を生きたまま発見できれば、島の探索に大きく有利になるだろう。
●キラーについて
キラーはケントゥリオ級の愚神である。彼は残虐な方法でしか攻撃手段を取らない。武器や戦法は限定されずに「剣」「銃」「鈍器」「刃物」などその状況にあった武器を使い分けてエージェント達を追い込む。特にこれといった特殊能力はない。身体能力で全ての弱点を補っている。
そしてエージェントを見つけ次第捕獲を試みる。エージェントの奴隷化、彼の目的はそうなる。もし断られたら「特別手術室」に連れ込まれる。
厄介なのは彼は島を誰よりも知り尽くしている。逃げ道、自分にとって有利な場所等。彼は自分が不利になる場所では一切戦わない。
●島
その日島付近の天気は曇っている。
廃墟の集合体のような場所だ。気味の悪い実験施設、病院、古びた家、人工的に作られた洞窟。それ以外は全て森であり、海がよく見える浜辺にはペンションのような建物があるが、そこは奴隷小屋となっている。
廃墟となった実験施設にキラーは拠点を構えており、カレンはそれを知っている。
マスターより
※当MSはアドリヴ成分が多めです。
不気味です。それ以外の言葉は特にないです。
夜の森っていうのは非常に不気味ですが、それと全く同じです。この依頼の色というのは。暗闇の先に、何があるのかは全く分からない。しかも暗闇に立たされていますが、ライトを点ける手段は何もないんです。引き返そうにもその先も真っ暗だから、一体どっちにいけば帰られるのか分からない。
多分人生にも、そういった時期はあると思いますね。
それでは皆さん、よろしくお願いします。
リプレイ公開中 納品日時 2016/12/29 21:17
参加者
掲示板
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特別手術室にて相談
最終発言2016/12/24 18:41:55 -
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2016/12/23 15:16:14