本部
- 形態
- ショート
- 難易度
- やや易しい
- 参加費
- 1,000
- 参加人数
-
- 能力者
- 8人 / 4~8人
- 英雄
- 8人 / 0~8人
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- 締切
- 2016/09/13 09:00
- 完成予定
- 2016/09/22 09:00
掲示板
-
相談卓
最終発言2016/09/13 08:30:34 -
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2016/09/13 04:39:54
オープニング
●ジャックと少女
煉瓦造りの街。月光に照らされた銀の夜に荒い息がはずむ。
「ひっ、はっ、はっ、ひぃっ」
少女が駆けていた。もつれそうになる足を必死で動かし、前へ、前へ、前へ。角を曲がって、曲がって、前へ、曲がって……。
「夜をどこまでも行こう。君の背を追って、僕はいつまでも走るよ」
歌うように。独り言つように。言い聞かせるように。
少女を追う男が、手にしたナイフを振り上げた。
「ひっ」
逃げなければならないのに、少女は振り向いてしまった。そして。
「追いついた僕は君におやすみを言うよ。少し休んだらまた夜を行こう」
少女の喉にあてがわれたナイフがやさしく引かれて。
少女は自らの流した血の中に倒れ込んだ。
「1。2。3――10」
男がゆっくりとカウントを終えた瞬間。
絶命していたはずの少女は起き上がり、逃走を再開した。
「ひ、ひぃ、た、たす、たすけて……!」
「この長い夜は短すぎて。君だけを見つめていられない僕をゆるして」
男の姿が街の影に消えて。
夜の街にまた、別の少女の悲鳴が木霊する。
●オカルト系テーブルトークRPG世界へ
「この前から起こってるテーブルトークRPG世界がドロップゾーン化する事件、みんなも知ってるかなって思うんだけど……」
礼元堂深澪(az0016)は卓の上に一冊のテーブルトークRPGルールブックを置いた。
「これ、『Jack the R.I.P』ってテーブルトークRPGなんだ」
舞台は19世紀の欧州。プレイヤーたちは明けない夜に包まれた街から脱出するため、協力して街を支配する怪異へ立ち向かう。
「このルールブックの1ページから6ページめ――基本設定の項目がドロップゾーン化されたの」
深澪はページを指し示しながら続ける。
「このゾーンのエリアボスは“練習用ジャック”。基本設定のお試しプレイ用の敵だね。デクリオ級の愚神だから強さ自体はそうでもないけど。ただ、ゾーンに取り込まれた一般人3人がNPC化されてて、ずっと殺され続けてるんだ……」
ゲームにおいてはこのNPCたちの死亡数が経験点や報酬にマイナス修正を与えることになるのだが……今回は基本設定部分のみが亞世界に侵食されたため、適用されていないという。
「ゾーンルールで一般人はみんな「14歳の女の子」にされてるんだけど、中身はそうじゃないってこと、憶えといてね」
そしてさらに。
「みんなの任務は『Jack the R.I.P』世界に入って一般人を救出すること。それからルールブックの7ページめから先がゾーン化されないよう、エリアボスを倒すこと」
深澪はルールブックの5ページめに載せられた「練習用マップ」を示す。
『Jack the R.I.P』練習用マップ 16×16マス
アイウエオカキクケコサシスセソタ
A出・・・・・・・・壁壁・・・・・
B・壁壁・壁壁壁壁・・・・壁壁壁壁
C・・壁・・・壁壁壁壁壁・・・・壁
D壁・・・壁・・・壁・・・壁壁・・
E・・壁・・壁・壁壁・・壁・・・壁
F・壁壁壁・・・・壁壁・・・壁・壁
G・壁・・・壁壁・・・・壁壁・・・
H・・・壁壁・・発・壁・・壁・壁・
I壁壁・・・・壁・・壁壁・・・壁壁
J・壁・壁壁・・壁・・・壁壁・・・
K・・・・壁壁・・・壁・壁・・・・
L壁・壁・壁壁・壁・・・・・壁壁壁
M・・・壁・・・壁・壁壁・・・・壁
N・壁・・・壁壁壁・壁・・壁壁・・
O・・壁壁・・・壁・・・壁・・・出
・=道路 壁=壁(侵入不可) 発=愚神・一般人スタート位置 出=出口/エージェント侵入口
「今回の戦場はこのマップになるよ。練習用だから罠とか伏兵はなし。出口はみんなの侵入口と脱出口も兼用だから、いっこは守らないとダメだよ。……あ、どっちの口からでも入れるけど、誰がどっちから入るかはちゃんと決めてね」
そして深澪はテーブルトークRPG世界への扉――VR-TTRPGシステムを起動させた。
解説
●ミッションタイプ
【一般人救助/敵撃破】
このシナリオはクリアと成功度に応じて様々なボーナスが発生します。
詳細は特設ページから「ミッションについて」をご確認ください。
●勝利条件
1.一般人3人を保護、出口へ連れて行く。
2.エリアボス“練習用ジャック”を倒す。
●敗北条件
1.エージェントが2人にまで減らされる。
2.両出口を破壊される。
●ゾーンルール
・エージェントは性別問わず「3歳の幼女」に変化(エージェントの脅威を感じた愚神が年齢設定を引き下げたため)。
・思考や行動に影響が出るかは設定自由。
・愚神は一般人の誰かを殺害するまで追いかけます。
・一般人は何度殺されても蘇りますが、その都度「スタート地点」へ戻され、リスタート。これは彼らがゾーンの端に到達した場合も同様。
・エージェントの移動方法は「全力(3マス進む。他の行動不能)」、「普通(2マス進む。索敵以外の行動可)」、「警戒(1マス進む。近くに一般人や愚神がいれば発見でき、他の行動も可能)」の3種類。
・マス移動指定はアバウトでOK。
・AGWはオモチャになり、近接攻撃武器は射程1、遠距離攻撃武器(および魔法攻撃)は射程2で固定。
・エージェントが愚神と1対1になるとキャラロスト。
・一般人救出が済むまで愚神は無敵状態(一般人からライヴスを吸収しているため)。
●一般人の動き
・一般人は1ラウンドに2マス進みます。
・1(41歳社畜男性)は「Aア」の方角から回り込み、「Dタ」へ。
・2(68歳頑固男性)は最短距離で「Oキ」へ。
・3(5歳園児男子)は「O」方面から円を描くように「Mあ」へ。
●練習用ジャック
・得物はナイフ。射程1の範囲攻撃あり。特殊能力《バックスタブ》でエージェントひとりの背後を取り、致命的な一撃を与えることがあります(射程2)。
・移動力4マス。
・一般人がすべて救出されると「Oタ」の出口を破壊に向かいます。その後「Aア」の破壊へ。
マスターより
みなさまはじめまして。電気石八生(でんきいし はちお)と申します。
こちら【卓戯】連動シナリオの1本で、【卓戯】の雰囲気をまず味わっていただくためのものとなっております。
レベルなどは気にせず、お気軽にご参加いただけましたらば倖いです。
関連NPC
リプレイ公開中 納品日時 2016/09/20 12:33
参加者
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相談卓
最終発言2016/09/13 08:30:34 -
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2016/09/13 04:39:54