本部
- 形態
- ショートEX
- 難易度
- 易しい
- オプション
-
- 参加費
- 1,500
- 参加人数
-
- 能力者
- 8人 / 4~8人
- 英雄
- 8人 / 0~8人
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- 締切
- 2016/08/29 07:30
- 完成予定
- 2016/09/07 07:30
掲示板
-
相談卓
最終発言2016/08/28 18:48:47 -
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2016/08/29 06:26:50
オープニング
●英雄と能力者の夫婦
「なんで俺がH.O.P.E.の新人エージェントの講師なんてやらなきゃならないんだ」
灰墨 信義 (az0055)が呟くと、ライラ・セイデリア(az0055hero001)は小さく笑った。
「ワタシたちがそれなりにこの世界で暮らしていて、さらに子を持つ夫婦だったから、適当だったんじゃないのかしら。
新人のリンカーだなんて、昔を思い出すわよね」
アル=イスカンダリーヤ遺跡群で行われた大規模作戦時、たくさんのカオティックブレイドとそれに共鳴するかのように能力者が現れた。それを受けて、H.O.P.E.はカオティックブレイドのみならず、この世界で顕現した新しい英雄に向けて『英雄向けの講習会』を各地で行っていた。
灰墨とライラはH.O.P.E.からの依頼でその講習会の一つに講師として招かれていた。
H.O.P.E.東京海上支部の広めの会議室に入ると、そこにはまだ新しい装備に身を包んだエージェントたちが生真面目な顔で並んでいた。
「……リンクとは英雄と能力者ふたりが共鳴しひとつの姿となることで、この状態になって初めてAGWを扱い人智を越えた力を得る。また、英雄や能力者を、もしくは、共鳴状態を総じて『リンカー』と呼ぶこともある」
話しながら信義は室内を見回す。座学に慣れていないのか、ぽかんとしている顔がちらほら見れらる。
────だから、H.O.P.E.のエージェントどもは。
信義と視線を交わして、今度はライラが壇上に立つ。
「誓約した能力者は肉体・思考能力などが大幅に上がりますが、英雄に関してはそういったケースは認められていません。ただし、ワタシたち英雄は元々現世界の者より優れた能力を持っています」
そこまで言ってライラは自分の薬指に嵌った指輪を無意識に撫でた。
「私たち英雄はこの世界の生物に変化したわけではありません。それでも、この世界でもそれぞれ寿命を持っており、成長もします。そのスピードは個体によって大きく異なりますが」
そして、薬指の指輪を軽く見せてにっこりと笑う。後ろで信義が微かに嫌な顔をした。
「さらにこの世界との繋がりを深めて、結婚する英雄も居ます。ただし、現世界の中では英雄と英雄では子供が生まれることはありません。
英雄と能力者のカップルでは子供が生まれるケースも確認されていますが、この場合、誓約を交わした相手以外とでも可能です。また、子供は『英雄』ではなく、あくまでも現世界の存在であり、データ上、能力者になる可能性も高くなります」
「ニハル、大丈夫?」
颯(ワタル)がかけた声に英雄の少女はびくっと肩を跳ねさせた。
「────あ、颯」
「今、休憩時間だよ」
渡された紙パックジュースを持て余す彼女に、颯はストローを挿し、飲み方を教えてあげる。
「うーん……確かに勉強にはなるけど、ニハルに必要なのはこういうことだと思うんだよなあ」
颯はニハルと同じようにあちこちでグロッキー状態になっている教室の新人リンカーたちを眺めた。
「午後からは、AGWを使ったり、現職のエージェントさんが参加してくれるって言ってたけど……」
●その講師は危険です!
「えっ!! 今、なんと言いました?」
女性オペレーターは東京海上支部で行われている『英雄向けの講習会』の講師の名前を聞いて顔色を変えた。
「たまたまこちらに来ていたAGWの研究者の方でお話をしたらぜひ受けて下さると」
「もう一度、名前は?」
「ジョン・スミスさんです」
女性オペレーターが顔色を変えていた頃、VBSシステムを使ったトレーニングルームに移動した受講者たちは白衣の男からAGWの銃を渡されていた。
ちなみに、なぜか室内は教室風に変化していた。
「えーっとね、これがAGWの銃……と言っても、入ってるのはペイント弾なんだけどね」
にこにこと笑みを浮かべた男は言った。
「これから、ここでみんなで、現役エージェントによる午後の講習会を行います。
────でもねえ、ただ、お話を聞くのってつまらないよねぇ。
そこでです! 本当はコレ、午後のお話が終わってから実戦体験でやるハズだったんだけど、めんどくさいから今やっちゃいましょう。
ある程度講習会が進んだら、僕が合図するから、今日勉強を教えてくれたありがたい現役エージェントの先生方にガッツリお礼参り…………お礼をしましょう!」
ジョンの説明を聞いて、颯が青ざめる。
「…………え、この人、なに言ってるの?」
そんな颯に気付いたジョンが笑顔で彼の手に銃と赤いペイント弾がたくさん詰まった弾倉を渡す。
「お、そこの君! 大丈夫、平気だから! H.O.P.E.のエージェントになったらこんなのザラだし、ペイント弾合戦も君たちが有利なように細工してあるし、ね」
ジョンは楽しそうにこう言った。
「せっかく今日ここへ来てくれた君たちに先輩たちを乗り越えた初勝利を、そして、先輩たちには『初心忘れるべからず』を思い出させて差し上げましょう!」
────新人の頃の、拙さを、あの敗北を。
この授業の勝利がどちらのものになるかは、参加者次第。
※本シナリオは能力者のみの参加の場合、英雄のみの参加になります。
解説
ステージ:一般的な学校の教室風(備品有り)
※VBSシステムを利用したトレーニングルーム
●目的
生徒、もしくは講師役として講習会へ参加してください。
生徒はレベルの低い方(PL各自判断)、依頼未参加の方。
講師役は一度でも依頼に参加している方ならどなたでもOKです。
生徒の方は現世界での質問や悩み、失敗談を、
講師は英雄としてこの世界での暮らし方やノウハウを教えてください。
もちろん、能力者の方も同じように参加してOKです。
ジョン・スミス「新人くんたちに楽しいイベントを用意したよ!」
●AGWの使用練習『たのしいペイント弾』合戦
共鳴して、ジョン・スミスが用意したAGWを使います。
生徒は赤、講師は青のペイント弾を撃ち合います。
(講師は説明されていませんが、事前に渡されています)
最初は普通のペイント弾ですが、細工されたVBSシステムにより段々おかしくなり下記のようにます。
赤いペイント弾に当たると(色々ペナルティ)
・笑い上戸になる
・小人化する
・筋力の無いか弱い女性になる
・パワーダウン、外見内面が幼児化する
青いペイント弾に当たると(色々パワーアップ)
・泣き上戸になる(しかし、パワーアップ)
・巨人化する
・筋力増強の逞しい男性になる
・パワーアップ、外見内面が歴戦の勇士化する
灰墨たちも参加します。ジョンは参加しません。
判定は通常戦闘で行います。スキル使用も可能ですが、
生徒を大怪我させないようにお願いします。(講師はがんばってください)
万が一、講師ばかり参加しても、生徒側はNPCで居るので問題ありません。
※女性がか弱く、男性が逞しいのはジョンの簡単なイメージです。
実際強い女性リンカーや細い男性リンカーはたくさんいますしね。
カオティックブレイドのスキル使用可。
当たりたいペイント弾と反応を書いてください(ただし、他に当たる可能性もあり)。
生徒の方も、赤いペイント弾に当たりたい方はよろしくお願い致します。
マスターより
●参加NPC
灰墨 信義 (az0055)&ライラ・セイデリア
ソフィスビショップ。NPCの能力はマイページの数値通りではありません。
颯&ニハル
『【神月】七夕に願いを叩き込め!』に登場した新人カオティックブレイド。
ジョン・スミス
トラブルをよく起こすAGW研究者。
『英雄たちは斧を持ち』、チャリティーマスター名義の『小さなテーブルの大冒険』に登場。
※各登場シナリオを読まなくても問題はありません。
新人講習ってとてもありがたいですよね。
教えてくださった先生方に全力で挑んでお礼しましょう。
RP・台詞・プレイングをよろしくお願い致します!
関連NPC
リプレイ公開中 納品日時 2016/09/07 19:10
参加者
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相談卓
最終発言2016/08/28 18:48:47 -
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2016/08/29 06:26:50