本部
広告塔の少女~チーズケーキを求めて~
- 形態
- ショート
- 難易度
- 易しい
- 参加費
- 1,000
- 参加人数
-
- 能力者
- 10人 / 4~10人
- 英雄
- 10人 / 0~10人
- 報酬
- 寸志
- 相談期間
- 4日
- 締切
- 2016/07/16 07:30
- 完成予定
- 2016/07/25 07:30
掲示板
-
遙華とロクトを仲直りさせ隊!
最終発言2016/07/14 13:36:18 -
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2016/07/14 12:52:50
オープニング
● それはとある昼下がり。
「遙華……」
「なに? ロクト」
遙華は研究室にいた。珈琲を飲みながらライブススピーカーの出力データに目を通している。
「やっぱり霊石ではだめね、再現できない」
「遙華、これなんだけど」
そうロクトが手渡したのは空っぽの箱。
「遙華、冷蔵庫にこの箱が入っていたことは知ってる?」
「ああ、中にチーズケーキが入っていたわね」
「それ私のよ」
「あらごめんなさい、気が付かなくて」
「確認しなさいよ」
「そんなに言うなら名前を書いておけばいいじゃない」
「箱に付箋が貼ってあったじゃない『ロクト 三時のおやつ』って」
「チーズケーキによ、冷蔵庫に紙箱が入ってたら、私興奮して側面なんて見ないもの」
「卑しい! びっくりしたわ! お腹減ってるの?」
「最近ブロック食しか食べてないから。誘惑に負けてしまったわ」
「というより三つもあったのに、全部なくなっていることの方が驚いたわ。普通一つの箱にケーキがたくさん入っていたら、みんなで食べるものだと思わない?」
「考えもしなかったわ」
「常識! 何で少しの思考も回せなかったの!?」
「お腹がすいてて」
「…………遙華、私ね本当言うとチーズケーキはどうでもいいのよ。それより私に言うべきことがあるんじゃない?」
「あのチーズケーキ、すごくおいしくてついつい全部食べてしまったわ」
「そうでしょうね、私が30分も並んで買ってきたチーズケーキだからね!」
ロクトは青筋を立てて頭を抱えた。
「えーっと遙華、社会人として大切な『ほうれんそう』って知ってる?」
「報告、連絡、相談よね?」
「あなた最近怠りすぎよ、この前のアルスマギカの一件もそう、私触らないでって言ったわよね。なのにあなたがいじくってそれでまた大変なことに」
「お小言ならあとでいいわ。それより見て、この研究データ、やっぱりエンジェルスビットは方向性からして見直す必要があると思うの」
「遙華!!」
研究室に響く怒声。思わず遙華の体が跳ね、視線だけロクトに向ける。
手に持っている資料を口元に当てて、あからさまに怯えた表情を見せた。
「ど、どうしたのロクト」
「あなた、最近私をなめてるわね」
「いえ、そう言うわけではないのよ……」
「ケーキの件もアルスマギカの件も謝りもしないし。他にも危ないことをいろいろしているらしいじゃない」
「そ、それは、だって……」
「もういいわ。遙華、頭を冷やしてきなさい」
そう首根っこを掴まれて研究室から追い出される遙華。ぺたんと廊下に座りっ茫然自失の表情だったが、ハッと何かに気が付くと、遙華はカードキーを取り出し壁にかざした。
「ロクトあけて、ちゃんと話をさせて、お願い!」
しかし、ビーっと音が鳴ってロックが解除されない。
締め出されてしまった。
「ロクト…………」
● そうして君たちが呼ばれた。
「ロクトに怒られてしまったわ。どうやらチーズケーキを勝手に食べたことが原因みたい」
「謝りたいのだけど、でも単に頭を下げただけじゃきっと許してくれないわ」
「あんなに怒ってるロクト初めてみたもの」
「だから、私もチーズケーキを用意することに決めたわ」
「けど私は美味しいチーズケーキのお店を知らないの。だからみんなに教えてもらおうと思って」
「ついでにその手のおしゃれなお店に入ろうとすると、鼓動が激しくなるわ、引率が必要なの、お願いできないかしら」
こうして、あなた達は休日に遙華と一緒にケーキを買いに行くことになった。
******下記PL情報******
今回のお話は大きく分けて三パートに分かれます
● お買いものパート
遙華と町に繰り出します、皆さんが知っている美味しいケーキ屋さん。もしくはロクトの機嫌が直りそうなものがある店に連れて行ってあげてください。
あとは皆さんが欲しかった日用品や服やいろいろの買い物に付き合わせていただいて構いません。
お昼ご飯は遙華のおごりです、何が食べたいか考えておいてください。
*トラブル 下記のイベントがランダムで発生するので注意してください
1 人の流れに連れ去られる遙華
遙華が迷子になる。街中を探さないといけなくなる
2 ペリカンと出会う。
休憩しているとあなた達の輪の中にペリカンが入ってきます。わりと凶暴です
3 やたら本屋に行きたがる遙華。
ことあるごとに本屋に誘導しようとします。行ってもいいのですが、遙華は本屋さんに入ると平気で二時間本を漁るので注意が必要です。
● クッキングパート
皆さんが希望すればチーズケーキを自作することが可能です。
遙華とのドタバタクッキングが始まります。
・ちなみに食べ物以外のものを作ってもよいです。
・申請されれば調理器具以外にも、ミシンやドライバーとなんでも用意できます。
*トラブル 対策を練らないと下記のトラブルがランダムで発生します。
1 爆発する調理器具。
遙華の料理音痴によってミキサーや鍋が爆発します。
2 紛れ込むペリカン
あの大きいくちばしの中に頼まれた調理器具や材料を入れて登場します。割と凶暴で、アイテムを受け取るには一工夫必要です。
3 コスプレの危機。
服が作業中に汚れてしまったので着替えを要求すると、普段着とは思えない衣装が出てきて、それに着替えることを要求されます。
衣装は希望してくれると、その希望が通るかもしれません。
● 居酒屋パート
ロクトと話をすることができます。お店は焼き鳥メインの居酒屋『フェニックス』です。
・希望者がいない場合スキップされます
・ソフトドリンクもあります
・ロクトはお酒に酔うとよく笑うようになります
・あとはコンタクトを外してメガネです
*今回のお話でロクトにきくと教えてくれる情報についてまとめます。
・ロクトの好きなものは『ワイン、ケーキ、牛肉、家電製品』です。
セグウェイはもう持っています。
・ロクトは遙華が何をしているか知っています。
「私に隠れて、薬剤投与の実験や、AGWの試作運用をやっているわね、最近暴走事故を起こしたくせに」
・普段あまり接する機会がないと思うので気になる質問をぶつけてもらって構いません、普段より口が緩く答えると思います。
*************ここまでPL情報*********
解説
目標 ロクトと遙華の仲直り
今回ことの発端はチーズケーキですが、根は深い様子。
ちなみにロクトが怒っている理由はみなさんお気づきかと思いますので、場合によっては遙華に説教しないといけないかもしれないですね。
遙華に説教していただいても構いません、わりと素直に聞きます。
マスターより
いや、霊力関係ないお話久しぶりですね。
今回は純粋度百パーセントの日常回です、みんなで楽しみましょうね。
関連NPC
リプレイ公開中 納品日時 2016/07/25 12:36
参加者
掲示板
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遙華とロクトを仲直りさせ隊!
最終発言2016/07/14 13:36:18 -
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2016/07/14 12:52:50