本部
秘剣の森を下れ
- 形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- 参加費
- 1,000
- 参加人数
-
- 能力者
- 8人 / 4~8人
- 英雄
- 7人 / 0~8人
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- 締切
- 2016/06/28 19:00
- 完成予定
- 2016/07/07 19:00
掲示板
-
護衛方針
最終発言2016/06/28 09:55:37 -
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2016/06/26 04:34:49
オープニング
●秘剣の森を上れ
2ヶ月前。
イギリス南東部の森。3人の女性が一本道を駆けている。それを追うは黒ずくめたち。人数はわからない。少なくとも20人はいる。茶髪の女性が不意に体の向きを変えた。手にはリボルバー。辺りに銃声が数発分響いた。
「!」
確かに当たったはずなのに黒ずくめは誰も倒れない。
「レタ!」
「わかってる」
次の瞬間、赤毛の女性と茶髪の女性が1人になった。目深に被ったハンチング帽のせいで風貌はよくわからない。ちらとゴーグルが見えただけだ。黒ずくめたちへと大きく地を蹴った。蹴りながら1人残った女性に叫んだ。
「白菊! そのまま走れ!!」
●価値なきもの
「霜置白菊が明日、秘剣伝授を終えます」
ジェンナ・ユキ・タカネ(az0051)の言葉にHOPE職員は一瞬、眉を上げた。
「2ヶ月前と同じことが起きると思いますか?」
「確実に」
今度はレター・インレット(az0051hero001)がうなずく。
「多分、前回より大勢か、少数精鋭で来るでしょうね。戸田伊吹も来るかも」
戸田伊吹。霜置白菊の同門の男である。リンカーでもあり、剣技に優れていたが、伝授者として選ばれたのは霜置白菊だった。霜置は一度も戸田に勝ったことがない。それどころか一本取ったことすらないと言う。 戸田は今まで選ばれなかったことのない男だ。名家に生まれ、トップ校に優秀な成績で入り続け、剣術では常に代表に選ばれた。どこに所属しようと戸田が代表だった。だが、それを霜置が大きく崩した。秘剣を伝授されるのがじぶんではなく霜置と知った時の戸田の気持ちは簡単に察せられた。戸田は異常なほどプライドが高く、一種の選民思想じみたものまで持ち合わせている男だった。
あのなんの取り柄もない平凡な小娘が秘剣を伝授される? 俺に1回も勝ったことのないあの平凡な剣士に俺が劣るというのか。俺が? 戸田伊吹が!?
だが、動機は十二分にあるとは言え、霜置襲撃指示の証拠は警察もHOPEもあげられなかった。霜置たちを襲った黒ずくめの行方もわからなかった。ユキは口を開いた。
「戸田が出張るかはわかりません。しかし、少なくとも彼女を伝授者の屋敷まで送ったとき、霜置を守るので手一杯でした。レターの言うように今回は更に上の戦力で彼女を襲撃することがが予想されます。となればリンカー1名の護衛では無用心です。それと、私たちは外せない用事で近々ロンドンを離れます。護衛はできません」
用事とは仕事のことだろう。2人はロンドン警視庁の刑事である。
「何名ほど必要とお考えですか」
「最低でも4名は」
「わかりました。依頼をかけましょう。1つ聞いてもよろしいですか?」
HOPE職員の言葉に2人はうなずく。
「その剣術の流派に伝わる、えーっと秘剣ですか? そんなに価値のある剣技なんですか?」
「そうですね」
ユキはどこか冷ややかに答えた。
「15歳の女の子を襲う理由になるほどの価値はありませんよ」
解説
●目的
女性の警護(女性に関しては後述)
*警護が目的なので拘束等は任意。
●場所
背の高い木々が鬱蒼と生い茂るイギリス南東部のとある森。森の入口から申し訳程度一本道があり、警護対象の女性が待機している屋敷へと繋がっている。かなりの急勾配(警護中は帰り道なので下り坂)
森を抜けたところにHOPEがまわした車が待機してある。
●警護対象
霜置 白菊(しもおき しらぎく)
・15歳、女性。剣術のとある流派に伝わる門外不出の剣技(秘剣)を伝授される。現在は2ヶ月にも及ぶ伝授で疲弊しており、歩いて森を抜けるので手一杯。思考力も低下している状態で全く戦力にならない。
森を徒歩で抜けて伝授完了とされる。
●敵情報
戸田 伊吹(とだ いぶき)
・25歳、男性。前述の霜置とは同門。自分ではなく、自分に一本も入れられたことのない霜置が『秘剣』伝授者に選ばれたことを非常に恨んでおり、彼女を亡きものにしようとしている。2ヶ月前、霜置を配下に襲わせたが、今回は自らも出向く。
リンカーであり、童子切を主に使う。黒ずくめのため、ぱっと見誰かわからない。
(PL情報:日本で活動するヴィランズ”さしも草”のリーダーだが、警察等には知られておらず、一般人として暮らしている)
その他(戸田配下のヴィランズ)×10
・黒ずくめで弓、銃、ナイフなどで攻撃してくる。各々の実力は凡庸だが、連携は上手く、ちまちま鬱陶しく攻撃してくる。
●その他人物
ジェンナ・ユキ・タカネ/レター・インレット
・ロンドン警視庁刑事。今回の依頼人。2ヶ月前、朽名に頼まれ、霜置を朽名(後述)の屋敷まで送り届けた。朽名とは友人関係。
朽名 袖乃(くちな そでの)
・95歳、女性。リンカーで剣士。『秘剣』を霜置に伝授する。日本にいたが「なんか最近暑い」とイギリスの森の中にある屋敷に引っ越した。
マスターより
こんにちは。落合陽子です。
登場人物がごちゃごちゃ出てきますが、要は15歳の女の子をヴィランズ11人から守って欲しいという依頼です(なんだこの大人気ないヴィランズは)
舞台は薄暗い森の中。面倒だからと言って女の子を担いで木に登ってヘリを呼ぶとか、森を丸焼きにして女の子と脱出とかそういうのはなしです(朽名女史が物理的に止めます)森を通って帰りましょう。あくまで護衛目的ですのでヴィランズの拘束等は任意です。まずは(森林浴を楽しみつつ)屋敷に向かってください。この時点では襲撃されません。襲撃されるのは霜置白菊が森を下る途中です。
ではよろしくお願いします。
関連NPC
リプレイ公開中 納品日時 2016/07/06 19:31
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最終発言2016/06/28 09:55:37 -
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2016/06/26 04:34:49