本部
- 形態
- イベント
- 難易度
- 難しい
- オプション
-
- 参加費
- 500
- 参加人数
-
- 能力者
- 25人 / 1~25人
- 英雄
- 23人 / 0~25人
- 報酬
- 多め
- 相談期間
- 4日
- 締切
- 2016/06/18 19:00
- 完成予定
- 2016/06/27 19:00
掲示板
-
遙華とロクトさんに質問
最終発言2016/06/18 00:03:01 -
作戦会議室【噴水広場】
最終発言2016/06/18 18:41:47 -
まとめ
最終発言2016/06/16 02:27:28 -
作戦会議室【北祭壇・北西水門】
最終発言2016/06/18 15:56:18 -
作戦会議室【東祭壇・東南水門】
最終発言2016/06/18 15:10:00 -
作戦会議室【共通】2
最終発言2016/06/18 18:50:49 -
プレイング卓【噴水広場】
最終発言2016/06/18 17:14:39 -
作戦会議室【共通】
最終発言2016/06/15 22:26:47 -
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2016/06/15 23:37:19
オープニング
このシナリオはグランドシナリオです。
他のシナリオと重複してご参加頂けますが、グランドシナリオ同士の重複参加はご遠慮ください。
***************注意***************
このシナリオは難易度が高く設定されており、重体、邪英化の危険性があります。
十分に注意してシナリオに参加してください。
********************************
● 決戦の火ぶた。
戦場は開かれた。ダンスホールに役者はそろい、喜劇も悲劇も踏み倒して狂乱の幕が上がる。
カーテンフォールはない。すでに引きちぎられて、床に落された赤いものがそれだ。
ゆえに穏便な和平も調停もあり得ず。どちらかが地に伏している場合のみ、喝采とは送られるのだろう。
勝つのはH.O.P.E.か、それとも愚神側か。
お互いがお互いの駒を賭け。今宵、遺跡を盤面にゲームが始まる。
神が宿る月の夜。世界を引き裂く刃はどちらの手に渡るのだろうか。
「Aチーム、ゲイン。Bチーム退路の確保に回って」
その戦場の一角に先に駒を送り込んだのはロクト。
三つの斥候部隊は各班五人ずつ、それを使い、敵城を探る。
『大きな広間に出ました。こちらが短剣の設置位置かと思われます』
「ありがとう。これで地図は埋まったわね。いったん撤退しましょう」
「無粋じゃなぁ、良い夜に、興をわきまえないものほど醜いものはないなぁ」
そう夜に声が響く。水晶を震わせたような澄んだ声。
甲高く夜を突くような耳障りな声。
その声の主は……
「ガデンツァ……」
ロクトが叫んだその時だった、アルファチームの背後に突如敵が出現した。
『突如発生した従魔によって、退路を断たれました。従魔の数は三』
「撤退を優先して、ガデンツァに捕らえられれば生きては帰れないわ……」
『いえこいつら変です。なんだ、攻撃が、全く……』
『あ、あああああ。やめろ! やめてくれ。あああああ!』
「何が起きているの、報告して トニー! マイク!」
アルファチーム反応途絶。この時ロクトは音声通信のみ繋いで斥候部隊を送り出したことを悔やんだ。
そして己の力の過信も。
「シャドウルーカ―の精鋭部隊……。それを一瞬で……」
その隣で通信内容を聞いていた遙華は青ざめていた。
「他のチームに撤退命令を……」
「わかっているわ……」
「残念じゃが」
二人は驚きに目を見開く。
その声は明らかに通信機を口に当てた状態の声だ。
つまり通信機を奪取されている。
そして通信機のランプを見る限り、これはBチームの……
「誰も帰っては、こんよ……」
その瞬間、耳を覆いたくなるような虐殺の音が聞こえた。
骨がひしゃげ、肉が飛び散り、血が噴き出して壁に叩きつけられる。
重たい肉の塊が落ちる音。
そして終始続く断末魔を。遙華は固く口を閉ざして、聞いていた。
「ん? お前はカメラを持っておるのか。気が変わった。お前は生きて帰るがいい。そして遙華に教えてやれ、我がどれだけ恐ろしい敵なのかを」
最後にガデンツァは言った。
「最後に忠告しておこう、兵士よ、伝えたい言葉は慎重に選べ、後悔のないようにのう」
● ディスペア
結局生きて帰った斥候部隊はたったの一人だった。
そのリンカーは涙ながらに仲間の無念を訴え、敵地の詳細な情報と、完成した地図。を渡した。
全十四人のリンカーが個別に集積した情報を、死体一つ一つ漁りながら集め持ち帰ったのだという。申し分ない情報量だった、これであちらの地の利は消えたと言っていい。
そして、持ち帰った映像情報と共にガデンツァの情報を伝えた。
「どうか、どうか仲間の仇を取ってください。お願いします」
その瞬間。リンカーの胸に淡い光が灯り。苦しみ始める。
「大丈夫? どこか痛い?」
そうふらふらと歩み寄ろうとする遙華、それを止めるロクト。
次の瞬間、飛び散る血が遙華の頬を染めた。
「いや! 金沢!」
胸から突き出した水晶は、肥大化を続け、そして大きな水晶の華をさかせた。
「これが、最後の願いです。娘に愛していると伝えてください……」
そして流れ出る水色の塊、それが寄り集まって生まれたのは水晶の少女。
遙華は知っていた、その少女の名を。何せ見た目がそっくりなのだ。間違えるはずがない。
ルネだ。その瞳のあどけなさなど特にそっくりで。今にも「遙華、歌っていい?」と囁いてきそうだった。
しかしその思いを裏切り、聞こえたのは冷徹な女性の声。
「このルネは通信用じゃ、戦闘能力は持たん、安心せい」
「このルネには、喉が一定回数『振動』すると目覚めるように指示しておいた。このことはそこの男にも伝えておいたはずだが……」
「なんですって……」
遙華は言葉を失った。
「ふふふ、最後に伝えた『言葉』が愛するものに伝える別れの歌ではなく、仲間を奮起させる詩とは、人間はようわからんのう……」
遙華は拳を握りしめた。彼は自分の最後の一時を人類勝利のために消費したのだ。
自分のためでも、家族のためでもなく。これから戦場に赴くリンカーのために……
遙華は拳を握りしめ、砕かれんばかりに噛み締められた口を開く。その瞳は怒りに燃え。低く重たい音で、ありったけの怒りの言葉を絞り出す。
「あなたを、あなたを絶対に許さない!」
「ゲームをしようではないか。遙華」
遙華は瞳を伝う涙をぬぐい、ガデンツァの声に応じた。
● ゲーム内容
開始時間は五分後。すでに待機させているリンカー全員を導入しての攻防戦になる。
作戦会議が開始された。
H.O.P.E.の所持する短剣は『ティファレト(美)』『マルクト(王国)』
「こちらの駒はリンカーの半分の数の従魔、そして我。お互いにかけるのは命。そして短剣」
この町の中心、噴水広場には常にガデンツァが待機しているという。その噴水を中心に、北エリア、東エリアに祭壇があり、そこに短剣を突き立てる必要がある。
「我はルネを使い。お主たちから短剣を奪う。しかしここでハンデ1じゃ」
ガデンツァは自分側の短剣『イェソド(基礎)』を噴水広場にさしっぱなしにし、それを守らないと言った。
「我は、護りを捨てる、攻撃にすべてをさく。そして続いてハンデ2」
「我はこの短剣に触れられない限り戦闘には参加せん」
「もともと、我は出張してきている。管轄が違う。正直この戦いは我の目的と合致せぬゆえ、どうでもいい、なるべく体力をさきたくない」
だからガデンツァはこの争奪戦を見守ると言った。
「じゃから、短剣に触れられなければ必要最低限の仕事しかしない。その代り」
短剣に触れられた場合、積極的に殺しに出ることを告げた。
そして、短剣を手にした者以外の誰かを集中的に狙い殺すことを宣言した。
「な……」
遙華は絶句する。
「そうじゃなぁ、そのものと親しそうな物を優先的に狙おうかのう。自分が短剣を奪ったがために死んでいく仲間を見て、落涙と落命を楽しむがよいぞ」
そう言い、ガデンツァは笑った。
解説
解説
目標 短剣を適切な場所に設置する
ガデンツァから短剣を奪い、適切な場所に設置する。
トリブヌス級愚神 ガデンツァ。
音と水の愚神。能力は未知数であるが、精神干渉の能力を持つようなので注意すること
● 戦場について
敵の従魔ルネは、極めて戦闘力が高い従魔である。しかも報告によると、自己再生能力を有しているらしい。
「けれど、リソースなしで驚異的な能力を発現できるとは思えないわ」
遙華は言った。彼女が自分たちの前に姿を見せるとき、常に周囲に水があった。
「今は枯れているはずの水路に水が満ちていることも確認できたわ、たぶんそれが彼女の力を支えている。」
水門は東西南北に四つ。ただし、どれがあいていてどれが閉まっているかはわからない。開いている箇所が一つかもわからない。
この水をどうにかしない限り、ルネは強大な戦闘力を行使し続けるだろう。
それに加え、北と東。そして中央の噴水広場には短剣を突き刺すための祭壇がある。
●従魔について
「ハープス・ルネ」 (参加者の四分の一)体出現
ハープの盾を装備するルネ。物理防御に秀で、魔法防御が低いらしい。
自身付近の周囲360°に音波を発生させ攻撃するが、味方識別不可能。
「ホルンズ・ルネ」 (参加者の四分の一)体出現
肩にホルンを装備したルネ。指向性の音波で長距離を攻撃が可能。物理防御が低く、魔法防御が高いらしい。
●短剣について
あなた達が短剣に触れるとその能力を大雑把に知ることができる。
ティファレト 周囲の霊力の流れをかなり高感度で知ることができる
マルクト 大量の霊力をため込むことが可能。
イェソド 突き刺した対象の霊力を放出させることが可能。細かな霊力操作や術式の操作ができなくなる
マスターより
こんばんわ、いい夜ですね、月は出てないですが。
鳴海です。今回は初めての難易度難しい、でのミッションです。
今回は純粋に敵がトリブヌスというのもありますが、役割分担や作戦立てが重要になってくる作戦でもあるので難易度高めです。
最後にですが、ガデンツァを信用しすぎるのはどうかと思いますよ。
それでは、頑張ってください。
よろしくお願いします。
リプレイ公開中 納品日時 2016/06/27 19:18
参加者
掲示板
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遙華とロクトさんに質問
最終発言2016/06/18 00:03:01 -
作戦会議室【噴水広場】
最終発言2016/06/18 18:41:47 -
まとめ
最終発言2016/06/16 02:27:28 -
作戦会議室【北祭壇・北西水門】
最終発言2016/06/18 15:56:18 -
作戦会議室【東祭壇・東南水門】
最終発言2016/06/18 15:10:00 -
作戦会議室【共通】2
最終発言2016/06/18 18:50:49 -
プレイング卓【噴水広場】
最終発言2016/06/18 17:14:39 -
作戦会議室【共通】
最終発言2016/06/15 22:26:47 -
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2016/06/15 23:37:19