本部
広告塔の少女~いのり歌う鎮魂歌~
- 形態
- ショートEX
- 難易度
- やや易しい
- オプション
-
- 参加費
- 1,500
- 参加人数
-
- 能力者
- 6人 / 4~6人
- 英雄
- 6人 / 0~6人
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 4日
- 締切
- 2016/06/11 22:00
- 完成予定
- 2016/06/20 22:00
掲示板
-
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2016/06/09 19:36:50 -
PV制作第2弾!
最終発言2016/06/11 21:01:16 -
質問卓
最終発言2016/06/09 10:06:41
オープニング
● ECCO再襲来
「いやあ、よかったなぁ、この前のPV。けっこう売れてん、うはうはやったわぁ」
「そう、それはよかったわね」
遙華は、また突如訪れたECCOに紅茶を振る舞いながら、適当に相槌を打った。
「やっぱ戦闘は生が一番ええなぁ」
「結構大変だったのよ、貴方に従魔を近づけさせないように工夫したり」
「そこは、感謝してます……」
そうECCOは紅茶を一口含むと本題に入る。
「それでPV第二弾でなぁ、うちの新曲任せたいんよ」
「ふーん、今度はどんな感じ?」
「今回は、別れの歌。死んでしまった大切な君に思いを伝える曲、かなぁ」
遙華のティーカップを手に取る動作が一瞬止まる。
「それは、前回からの流れを汲んだ曲?」
「ん? ちゃうなぁ。イメージとしては、高校生三人組の一人が死んでしまって、それぞれ思いを打ち明けるって曲やんなぁ」
「しっとりめ?」
「せやんなぁ」
てへへと笑うECCO。最近では勢いのある曲を歌うことが多かったが、そのクリスタルボイスは心情を歌うときに真価が発揮されると評判だった。
「歌って見せようか」
そうECCOはいたずらっぽく笑うと、胸の前で手を組んで会議室で歌って見せた。
在りし日の記憶を。ここにおいて歩むこと。
君は笑うだろうか、意気地なしと。
痛む胸引きずって、歩けない僕を君は笑うだろうか。
「これは曲の出だし」
まるで会議室全体が楽器になってしまったように、震える、そんな感覚を遙華は受けた。
「そんでな、今回はうちの役もやってほしいねん」
「あなたはPVに出ないってこと?」
「今回は用途がちがくてな、ライブ用やねん」
訊けば、ライブで歌っている後ろで流れているPVが欲しいのだという。
いわば二人で歌っているような、演出にしたいと。
まぁ遙華はいろいろその演出の効果について話をされたが、半分もわからなかった。
勉強しないとなぁと思いながら、細かい調整に入る。
●PVイメージ
今回は高校生三人の友情、そして別たれてしまう道、がテーマ。
なぜ三人なのかというと、対比を演出するため。
まず登場人物が三人『あなた』『僕』『私』
ちなみにこの呼称で性別を特定するわけではなく、女子男子どちらがやっても問題ない。
「一人目、せやなぁ『僕』にしとこか。『僕』はその死を受け入れてしまったがために悲しみに飲まれてしまうんよ」
仲の良かった友達の死の整理ができず、毎晩うなされて起きる『僕』は自分を抱きしめ『あなた』のいない生活にひたすら耐える。
「対して、『私』は死から目をそらしてしまうんよ。まるでそんな人は最初からいなかった、そんな風に振る舞うことで、心が痛まないように一生懸命になるんやな」
そんな『私』と『僕』は徐々に対立するようになっていく。学校一番の仲良し三人組。その称号はもう過去の物。
「そんな三人のところに『魔女』が現れるんよ」
『魔女』とは見透かしたような言葉で、青年たちの心を暴いていき、最後に『あなた』の残した思いを伝える人物だという。
「三人の担任でも、『あなた』のお母さんでも、普段の役回りは任せるわ。まったくの謎の人にしてもいいとおもうしなぁ」
「でな、『ECCO』つまりは歌を歌う役やな、この三人組の家族のだれかってポジションにしてほしいんよ」
身近で物語の行く末を眺めながら歌うという構図にしたいのだという。
「時に助言を、時に温かく見守り、一連の事件を優しく見守りながら歌う感じで。もちろん役として登場してもらってええ。これが二人」
「ふたり?」
「この曲、本来であればうちと。そしてうちの友達と謳うはずだったんよ。でもな、もう……」
遙華は思い出していた。先月の愚神暴走事件。それに巻き込まれたアイドルが確かいたはずだ。
「ごめんな、漠然と語ってしまったなぁ。纏めようか」
● 大まかな流れ
『あなた』の死。告別式。雨の中墓の前から動かない『僕』そして早々に立ち去る『私』言葉少なく、二人の道はここで別たれた。
そこから数日の時間が流れる。その時間を『僕』は胸を痛ませながら、『私』は僕のことを見苦しく思いながら過ごす。
やがて、『あなた』との思い出の品を捨ててしまおうとする『私』に『僕』が激怒する。これまでにないほどのケンカに発展した二人の間に。
これまで傍観するだけだった『魔女』が現れる。
『魔女』は二人に見せたいものを見せると言って彼らを山奥へ案内する。そこには小さな病院があり、そこに『あなた』が最後を迎えた病室があった。
そこには三人で笑って移っている写真がそして『魔女』は二人に手紙を手渡す。
そこには震える字で二人に当てたメッセージが込められている。
*メッセージ内容は希望がなければ下記の通りになります。皆さんの意見によって変えられます。*
『僕』へ、君が私がいなくなってしまったこと、そんなに悲しんでくれるなんて、少し嬉しいと思ってしまう。そんな私は悪い子かな。
でもね、君が苦しんでる姿は見たくないよ。
だから、こう考えてみようよ。私は度に出たんだ。
つらく厳しい旅だけど。いつか姿を変えて君に会いに行くよ。その時笑ってくれていないと嫌だな。
また、私たちは出会えるから。だから今すぐ私を振り切る必要はないよ。
前だけ向いて。
『私』へ、私の死で足を止めないのはあなたの強さ。そして私の憧れ。
私はそれを責めないよ。
でもね、無理をしてるなら、泣いていいんだよ。一度泣いたくらいじゃあなたが折れないのは私が一番知ってる。だから泣いてもいいんだよ。
この手紙がどうやってもたらされたかは『魔女』しか知りません。黄泉の国に行ってもらってきた、とかの超設定でも構いません。なにせ『魔女』ですから。
歌詞は一番が『私』の心情メイン。
『あなた』の死を受け入れられない『私』をあなたはどう思うか。
笑うだろうか、怒るだろうか、どちらにせよ。『あなた』との思い出をなかったことにする『私』の行為をどうか許してほしい、『私』はあなたの思いと決別して生きていく。
二番は『僕』の心情メイン。
『あなた』の死を受け入れられない、『あなた』のいない現実が、毎朝目覚める度に押し寄せて、夜眠るときにはつらくなるほど染みついて。
『僕』はいったいどこを目指して生きていけばいいのだろう。『僕』はこれからどうして生きていけばいいのだろう。
解説
目標。PVを成功させるべく、演じる
曲名 氷の鯨
登場人物
『あなた』『僕』『私』『魔女』『ECCO1』『ECCO2』
大まかな流れはOPで説明した通り。外枠しか埋まっていないので演出を追加することは可能。
今回は能力者と英雄一組につき。名前付きの役は一名のみ。
余った能力者、英雄はモブキャラや、撮影協力をしていただくことになります。
登場人物説明
『あなた』性別未定
死んでしまった仲良し三人組の一人。死因はお任せ。
僕と私の思い出のシーンでしか出番がないが、二人にたくさんの言葉を残す、いわば影の主役。
カットシーンで多く登場。歌唱シーンに多く登場予定。
『僕』性別未定
死に傷つき、終わることのない悲しみに飲まれてしまった主人公1
次第に精神を病んでいく、さらに『私』が悲しんでいる素振りを見せないことを責める。
『私』性別未定
死から目を背け、まるで『あなた』のことなんて忘れてしまったかのように振る舞う主人公2
実際にその痛みを忘れているわけではなく、ふとした日常に『あなた』の面影を見て胸を痛ませている。
『魔女』可能であれば女性
青少年導く大人ポジション。『あなた』からのメッセージを受け取っており、それを渡す役目を担う。メッセージの中身はこう
『ECCO1』『ECCO2』性別未定
三人のうちの家族で会ったり、特に親しいものであったり。
物語上はわき役だが、歌っているのはこの人。
劇中には、ECCOたちだけで歌うカットがたくさん入る予定。
歌を歌うときの演出であったり、主人公たちにかける言葉であったり、魔女の補佐で会ったり、劇中では一番自由度が高い故に難しいキャラクター。
ECCO1,2の希望があれば、歌詞に自分のフレーズを入れることが可能
演奏ができるなら、演奏もしていただいて構わない。
マスターより
こんにちわ、鳴海です。
今回はPV撮影第二弾ということで、前回とは違って、演技メインです。
メタ発言をすると。PCで演技しているのにもかかわらず、さらにそのPCに演技させるという、すごく難しい感じがする依頼ですが。
前回の様子を見ていると、できるのではないかと思って、こんな依頼を作ってみました。
これ、テーマはあれなんですよね。
某、死んだ人から手紙が届くって、あれなんですよね。
全体的に切なげに演出できればいいなと思っています。
ちなみに遙華はみんなのバックアップに回る予定です。
それではよろしくお願いします
関連NPC
リプレイ公開中 納品日時 2016/06/19 23:36
参加者
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最終発言2016/06/09 19:36:50 -
PV制作第2弾!
最終発言2016/06/11 21:01:16 -
質問卓
最終発言2016/06/09 10:06:41