本部
K2はつるつるすべる
- 形態
- ショート
- 難易度
- 易しい
- 参加費
- 1,000
- 参加人数
-
- 能力者
- 9人 / 4~10人
- 英雄
- 6人 / 0~10人
- 報酬
- 少なめ
- 相談期間
- 5日
- 締切
- 2016/04/28 09:00
- 完成予定
- 2016/05/07 09:00
掲示板
-
大食い
最終発言2016/04/27 23:41:41 -
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2016/04/27 23:40:24
オープニング
●K2
ニポンにインプレナグブル(難攻不落)なK2ありマス。
拙い日本語で言い残し、TVCはトイレ(ウォッシュレット完備)へ消えた。
『TVC、極東のK2登頂に失敗!』
その報はHOPE本部からテキサス支部、ギアナ支部、果てはインカ支部へまでも駆け巡り、そして――
●ボブの魂
「えっとぉ~、ディスタイムのミッションはバトルじゃナッシングだよ~」
文章のほとんどが和風英単語なセリフを垂れ流し、礼元堂深澪 (az0016)はブリーフィングルームに集まったエージェントたちを見回した。
「本部の経理班にロバート・サンバーニ――ボブ・ザ・バキューム・クリーナーって人がいるの」
プロジェクターに映し出されたのは、台となったダイニングテーブルと同じ幅のピザにかじりつく、イタリア系アメリカンの輝く笑顔だった。
見ただけで、全員が理解した。
こいつ、大食いだ!
「このボブ君が日本出張のついでに登りたい山があるって、挑戦したんだけどね」
深澪はぱあっと両手を広げて「玉砕」を表現してみせた。
「登りきれなかっただけじゃなくって、もう3日もトイレとリビングを往復してるんだって。タイヘンだよねぇ~」
映像では、ボブのワイフだというエジプト美女が必死にあれこれ訴えていたが、その後ろを往復するボブの「オーマイ、オーマイ」の音量が大きすぎてまったく聞こえなかった。
「ボブのブロークン・ハートをプリーズ・ヘルプみたいな感じだよ~」
異名持ちの大食いが玉砕した山――どう考えてもいやな予感しかしないわけだが、その山とはいったい?
「ラーメン黄二(こうじ)の大豚マキシマム盛り……通称K2(けーつー)っ!」
ラーメン麺増し・煮豚増量・無料トッピング全種類(ゆで野菜(キャベツともやし)・背脂・刻みニンニク・醤油ダレ)を店主の好意で盛れるだけ盛ってもらったもの。
プロジェクターで映し出されたそれは、まさに山だった。
巨大などんぶりに極太麺を詰め、豚肉を漬け込んだ醤油ダレに乳化――微粒子化した脂が本来溶け合うことのない水に混じり合ったような状態――した豚骨スープを注ぎ、もやしとキャベツを高々と盛り上げたあげく、背脂の塊3つ、ぶった切った豚バラ肉5枚、大量の刻みニンニクを添えた代物。
「重さだけで4キロ超え! でもこれ、チャレンジメニューじゃないんだよ。お店のオヤジさんの心意気ってやつなの。胸が苦しくなっちゃうよねぇ~」
渋い顔で胸へ手を当てる深澪。その苦しさは心苦しさじゃなく、多分、胸焼けだ。見るだけで人にダメージを与える壮絶さが、その山にはあった。
「量もマジすごいんだけどぉ~、脂がヤバいんだって」
挑戦者の食欲を塗りつぶす、スープに溶けた脂、バラ肉の脂身、背脂のトリプルパンチ! そこにニンニクの強烈な殺菌作用が加わって、ザ・バキューム・クリーナーの腹はクラッシュしたのだ。
「で。みんなにはこの山の登頂を目ざしてもらっちゃいまぁ~す」
登頂って、まさか完食!?
おののくエージェントたちに、女子職員は達観した顔でうなずいた。
「今回の依頼はね、報酬がボブ君から出てるの。くわしいことは依頼書を見てね。――あ、ボクも現場でボブ君といっしょにみんなのことレポートしちゃうからがんばって! 大丈夫、なんとかなるでしょ~」
解説
●依頼
ラーメン黄二(こうじ)の大豚マキシマム盛り(通称K2)の完食を目ざしてください。
●K2
・歯を押し返す弾力の極太麺1・5キロ(時間経過とともにスープを吸って増量)
・もやし6・キャベツ3をゆでたもの1・5キロ
・煮豚(バラ肉)120グラム×5枚
・しょっぱい乳化豚骨醤油スープ600cc
・背脂100グラム×3
・刻みニンニク150グラム
●ルール
・今回の依頼はボブがクラウドファンディングによって集めた資金で運営されています。出資者にチャレンジの様子を見せるのが公約なので、現場でのみなさんの様子はネットでライブ中継されます。
・英雄や他のエージェントとのシェアは不可。リンクしていれば1人前、リンクしないなら2人前が用意されます。
・スープはお残し可。
・取り皿という名のどんぶり、レンゲ、コショウ、一味唐辛子、醤油ダレは使用自由。
・野菜に味はついていませんので、タレやスープを駆使してどうぞ。
・お持ち帰り不可(食べきれなかった分は肥料としてリサイクルされます)。
・エージェント同士の会話はもちろん、足を引っぱりあうのも自由です。
●ボブ&深澪
・ボブと深澪はレポーターとしてみなさんの食べっぷりをにぎやかします。
・ボブの確定ゼリフは以下の3つです。
「ユーはどうしてK2にトライしたんだい?」
「ユーを応援してるエブリバディにコメントをプリーズ!」
「ミーのカタキウチ、してくれるよね!?」
●プレイング備考
・「完食する」ならどのように完食へ至るかを、「完食しない」ならどのように食べ、どのように完食をあきらめるかをプレイングしてください。
・英雄や他のエージェント、ボブ、深澪との会話は自由。
・モラルとマナーの許容範囲内なら、たいていのプレイングは描写対象になります。
・泣き言、絶望、気絶歓迎。すべてをドラマチックに!
・重体の方でも心配なくご参加いただけます。
マスターより
はじめまして。電気石八生(でんきいし はちお)と申します。
内容的にはコメディかと思いますが、一応は私の初・日常ジャンルシナリオとなっております。ドラマチックなプレイングでデカ盛りラーメンの山に挑んでいただければ幸いです。
また、描写注文表をご用意しております。
描写重視要素がおありの方は、お手数ですが本シナリオタイトル下の私の名前をクリックし、紹介ページにてご確認いただきますようお願いいたします。
関連NPC
リプレイ公開中 納品日時 2016/05/05 18:42
参加者
掲示板
-
大食い
最終発言2016/04/27 23:41:41 -
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2016/04/27 23:40:24