本部
招集される英雄
- 形態
- ショート
- 難易度
- 易しい
- 参加費
- 1,000
- 参加人数
-
- 能力者
- 10人 / 8~10人
- 英雄
- 10人 / 0~10人
- 報酬
- 多め
- 相談期間
- 5日
- 締切
- 2015/09/30 19:00
- 完成予定
- 2015/10/09 19:00
掲示板
-
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2015/09/27 19:17:11 -
相談卓
最終発言2015/09/30 09:43:20
オープニング
●稀有な機会
H.O.P.E本部から直々に依頼が来るのだから、選別されたあなた達はどんな物かと中身を楽しみにしていた。戦闘物か、探索か、謎解きか。いずれにせよ、多額の報酬が支払われるとのことだ。おおよそそれに見合った内容なのだろう。
蓋を開けてみれば、そのどれでもない曲者の内容がオペレーターから飛ばされてきた。
「ハリウッド映画の監督で名が高いマクニース監督から、映画への出演依頼がきています」
彼女はそこで一度言葉を切った。あなた達の驚く反応を見たかったのだ。
「マクニース監督は自ら人を選別し、あなた達を選んだのです。非常に名誉な事だと誇っても良いでしょう。判断基準は、容姿は勿論のこと、あなた達の持つ独特な雰囲気も厳しい目で見ていました。秘密義務に関わるような事は一切お教えしていませんのでご安心ください。さて、撮影は一週間後とのことでした」
あなた達にはオペレーターから、薄い紙を渡された。どれも同じ中身の、一般的な学生が授業中ノートを取る時に使っている程の大きさの紙だ。
「そこには映画のジャンルと内容、撮影場所や日時が記されています。まずあなた達にどのような映画に出演するのかを確認してもらうのでしょう。さて、ここからが重要です」
再び言葉を区切った。
「あなた達が活躍するのは映画のワンシーンですが、内容が書かれている行の下に、あなた達にそのワンシーンの中でどんな活躍をしたいかを記すスペースがあります。つまり、演技指針を意見するのです。自分自身の得意な演技、技術を書き込み監督に送る事で、楽しく撮影に参加してもらおうということでしょう。その方が良い映画が取れる、と仰ってました」
紙には確かに、内容の下に自分で記入する欄が確保されている。というよりも、その欄が紙の半分以上を占めている。
「紙の一番下に監督に一言の欄があります。あなた達ライヴスリンカー、それもH.O.P.Eのエージェントが映画撮影に参加できるのは前代未聞の初の試みです。もし成功すればこれを機に我々への世間一般の理解度も高まっていくことでしょう」
あ、それから、と彼女は最後に付け加える。
「選別されたからといって出演するかしないかはあなた達の自由です。以上です。あなた達の良い活躍を楽しみにしてますね。完成したら私も目を通します。カッコいい姿、期待です」
説明が終えた彼女はどこか生き生きとしながらあなた達に笑みを向けた。
●マクニース監督
その頃、あなた達を待ち望んでいるマクニース監督は、その周囲の関係者達含め全員歓迎の体制となっていた。
「監督の新しい挑戦、すごく楽しみですよ。マクニース監督が選んだのなら間違いなしのリンカーが勢揃いに違いない!」
脚本を担当したタンストールは特に期待を表に出していた。彼は今回、初めてハリウッドで脚本家として選ばれたのだ。脚本は監督も加わっているが、大部分は彼が担当している。もともと彼は小説家で、初めて自分の作品が映像化されるのだから興奮しているのだ。
「みんなが私を信じてくれて嬉しいよ、ありがとう。挑戦してよかった。最初はみんなに反対されるかと思ってたんだが」
「そんなそんな。新しい事にしか挑戦しない監督でみんな分かってるんですから」
「だからこそついてきたんだ。な、皆ぁ!」
今日もマクニース監督の取り巻き達は平和だ。
彼はとても楽しみにしている。あなた達の描くシーンを撮影する事は勿論のこと、あなた達の期待通りに活躍をさせることと、何よりもあなた達の笑顔を。
解説
●マクニース監督
偉大なるエージェントへ
・集合場所、日時
『エンテベ国際空港』アフリカ側の時間で、昼11時集合 9/25~9/28まで。※交通費はこちらが負担します。 ※詳しい日程表は当日お配りします。
・映画内容
人類の平和の裏側には、世界中に存在する英雄の活躍がある。古来より人類を脅かしてきた悪魔達『レヴィアーグ』はかつて人類によって滅ぼされたと信じられていた。しかしそれは真っ赤な嘘。レヴィアーグは以前より数は少なくなったものの、未だに存在している。彼らが闇から出てこないのは英雄の存在があるからだ。
英雄の手によって世界の均衡が保たれていたが、ある日、いじめられっこ主人公の少年(主演:マックス・ヴィクト)が塾帰りの帰路、暗い道端(そこは大人の腰の高さ程ある草木で覆われている)に赤く光る卵のような物を見つけてしまう。その卵はかつて、レヴィアーグの王と呼ばれた最強の存在が産んだ卵だったのだ。卵を持ち帰った少年はその日から、不可解な生物に追い回される事になる。
これは主人公の少年と、彼の下で生まれてしまった魔王の子供が共に成長していく物語である。
・あなた達の活躍するシーン
あなた達には英雄を演じてもらいます。
冒頭、主人公の少年がレヴィアーグの集団(ゴブリンのような見た目です)に襲われてる所を助けるというシーンです。少年は自分を助けてくれるあなた達を見て、尊敬と羨望の気持ちを抱き、自分の将来の姿を重ねることになります。
集団の数は多いですが、人気の少ない道という舞台上の設定から通行人に遭遇することはありません。
・演技指針
この欄に、シーンの中でどのように動くかを記述してください。英雄の中でのあなたの役割、使う武器、能力を大まかにでも、細かくにでも)
・監督に一言
マスターより
マクニース監督が初めての試みと言っている通り、私自身も初の試みです。数多くのTRPGのGMをやったり小説も書いたりしてきましたが、プレイヤーに映画に参加させるというシナリオを書いた事は一度もありません。しかし本質的には物語と一緒。皆さんに良い活躍の場が与えられるよう頑張ります。
私もいつか映画の脚本家になりたいです。
リプレイ公開中 納品日時 2015/10/05 01:04
参加者
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依頼前の挨拶スレッド
最終発言2015/09/27 19:17:11 -
相談卓
最終発言2015/09/30 09:43:20