本部
カラーボールでゲームをしましょ
- 形態
- ショート
- 難易度
- 易しい
- 参加費
- 1,000
- 参加人数
-
- 能力者
- 10人 / 4~10人
- 英雄
- 10人 / 0~10人
- 報酬
- 少なめ
- 相談期間
- 5日
- 締切
- 2016/04/23 22:00
- 完成予定
- 2016/05/02 22:00
掲示板
-
さくせんかいぎ~
最終発言2016/04/23 21:10:56 -
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2016/04/23 21:08:37
オープニング
「我が社で作っているカラーボールの性能テストに、是非とも参加してほしいのです!」
グラマラスな美女が、HOPEの支部やってきていた。彼女は防犯のために使われるカラーボールを製造している会社の営業である。
「近頃はヴィランの犯罪も増えていますからね。我が社も、ヴィランにも通用するようなカラーボールの製造に着手し始めたんですわ」
ちなみに、カラーボールは逃げる犯人に向かって投げるものである。投げた相手の塗料はつくが、殺傷性は全くない。武器とは言い難いが、店に置いてある事で犯罪者に「この店は防犯意識が高い」と思わせることも可能だという。
「こちらとしては、下手にヴィランを刺激するよりはエージェントたちの到着を待って欲しいですが……」
「世間からニーズがあるのですから、答えなくては! それこそが、一企業の宿命なのです!!」
営業の女性は、受付嬢の話しをあまり聞いてはくれなかった。
「お客様には、確実に良いものをとどけたい。だからこそ、開発されたカラーボールを性能テストに是非とも参加してほしいのです」
「……どのようなテストなのでしょうか?」
「高校生を襲ってください」
営業の女性のあんまりな一言に、受付嬢は言葉を失った。
「我が社が取引をしている学校が、不審者侵入を想定した避難訓練をするのです。それに、是非とも強盗役として参加してほしいのです。ああ、相手は普通の高校生たちですから、手加減をお願いしますよ」
●
放課後の教室には、体格の良い男子生徒たちが集まっていた。全員が運動部の精鋭たちであり、全国大会を何度も経験している者も少なくはない。
「おーい、おまえって野球部だったよな。やっぱり、カラーボールって配られたか?」
「おまえは、アーチェリー部か。おい……その矢ってなんかの洒落なのか? なんで、先端にカラーボールがついているんだよ」
高校生たちは全校集会で配られたカラーボールを見つめながら、各々ため息をついた。どこかの企業がカラーボールの性能を試すための企画だと知らされてはいるが、学校でこんなことをやってもいいのかと尋ねたくなってくる。
「今回は、強者が弱者を守るための避難訓練らしい。ちなみに、弱者役は女子」
「マジか……。あいつら、ぜんぜん弱くねーぞ。泉の奴なんて便所コウロギを叩き潰してたぞ。というか、木村なんて柔道で全国とかいってなかったか?」
いやいや、三組の吉田も剣道で良い所まで行ったらしいと男子高校生の話題は段々とずれていく。それを方向修正したのは、高校生たちのリーダー各の少年―黛であった。
「俺たち高校生チームは変質者リンカーから校長室の旗を守りつつ、女子生徒を校庭に避難させられれば勝ち」
「逆にリンカーたちは女子生徒を五名以上体育館に誘拐して、校長室の旗を奪えば勝ちなんだな。女子たちは手首を掴まれている間は動けなくなるけど、体育館に連れていく前にリンカーが手を話したら逃げる事も可能なのか。はははっ、放課後にやるゲームらしいルールだよな」
ルールを確認した生徒たちは、ため息をつく。
開始と終了の合図は始業ベルで知らされるが、リンカーたちが何処から学校に這入り込んでくるのかは生徒たちにはわからない。正門からなのか、はたまた窓からなのか、それとも屋上か。
やはり、高校生の――しかも最上級生がやるようなことではない。
「大変だ! 女子たちがカラーボールで武装しはじめたらしいぞ。竹刀の端っこに、カラーボールをつけてる!!」
がらり、と教室に飛び込んできた生徒の報告によると女子生徒は守られる気などないようで男子と同じような武装をし始めたらしい。
「やっぱり、あいつら弱者じゃねぇ……。でも、気持ちは分かるぜ」
にやり、と生徒たちは笑った。
スポーツ強豪校――喜多野高等学校。
彼らほどに、敗北を嫌うものたちはいない。
解説
ルール
・学校に侵入し、女子生徒たちが校庭に避難するまえに5名を体育館へ移動させる。
・校長室の机の上にある旗を確保する。
以上を達成できた時点で、リンカーチームの勝ち。
・女子生徒5名を確保するまえに生徒たちが校庭に避難してしまうとタイムアウトとなる。
・また、体の一部にカラーボールの塗料がつくと失格になる(生徒側に失格はない)
・基本的にスキルと暴力、AGWは禁止。
・高校――四階建ての建物。
一階――理科室や保健室などのクラス教室以外の部屋がある。どの部屋も物が多く、身を隠すことができる。
二階――一年生のクラスがある。机や椅子が多いが生徒はいない。
三階――二年生のクラスがある。二階と同じ条件。
四階――三年生のクラスがあり、高校生チームは一番端の教室よりスタートすることになる。その他の教室に生徒はいない。
階段――二階から四階まで続いている階段が、建物の中央にある。二階から一階に続いている階段は左端にあり、正門も建て物の左端にある。
体育館――校舎より離れたところにある。
・男子高校生
護衛……女子生徒を護衛する、十名出現。野球部、サッカー部、アメフト部より選ばれている。女子を取り囲んで移動し、リンカーたちを見るとボールを投げたり蹴ったりしてくる。ボールの補充のため、一度ボールを投げると二秒ほどのロスが出る。旗より先に女子生徒を奪われると、男子生徒たちは旗の方へと向かう。
旗守り……校長室の前にいる精鋭たち、五名出現。野球部、アーチェリー部。アーチェリー部はカラーボールのついた弓を討ってくるが、五発分だけである。撃ちつくすと、ボールを投げてくる。生徒たちは旗の守りに力を入れていない。
・女子生徒……十名出現。ルール上、手首を掴まれると動けなくなる。男子に守られているが、全員がカラーボールのついた竹刀で武装している。なお、基本的に教室には立ち寄らずに、真っ直ぐに校庭を目指す。
マスターより
こんにちは、落花生です。
今回は、カラーボールを使って高校生とゲームをしてください。
リンカー側は、カラーボールが一度でも当たると失格になるのでご注意!
なお、高校生は一般人ですのでHOPEのリンカーとして、ものすごい手加減をお願いいたします。高校生たちはスポーツ強豪校の精鋭たちですが、あくまで一般人よりもかなり運動神経が良いという程度です。(パッシブはセーフとなりますが、フラッシュバンやセーフティガスの使用は厳禁とさせていただきます)
リプレイ公開中 納品日時 2016/04/29 15:11
参加者
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さくせんかいぎ~
最終発言2016/04/23 21:10:56 -
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最終発言2016/04/23 21:08:37