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日常

空き缶を巡る戦い

水藍

形態
ショート
難易度
易しい
参加費
1,000
参加人数
能力者
1人 / 4~8人
英雄
0人 / 0~8人
報酬
無し
相談期間
5日
締切
2016/02/29 07:30
完成予定
2016/03/09 07:30

掲示板

オープニング

 HOPE東京海上支部内にある廊下で、1人のHOPE職員がどんよりと肩を落としながら歩いている。
 ――明日、どうしようかなぁ……。
 先ほどすれ違った能力者の呟きが脳内に響く。
 能力者の呟きを耳にした職員は休憩所のソファーに深く腰を掛けた後、深くため息を吐いた。
 日々従魔や愚神との激しい戦いを繰り広げている能力者と英雄の為、HOPEが一部の能力者に翌日休暇を言い渡したのだった。
 先程買った缶コーヒーのプルタブを引っ張り、職員はコーヒーを煽った。苦い味が口に広がり、職員の気分は更に落ち込んでしまった。
(あー……、でも、よく考えたらそうだよなぁ……。今までほぼ毎日仕事で世界中を駆け回ってるわけだし、いきなり休めって言われても戸惑うかもなぁ……)
 一口飲んでもう飲む気が失せてしまった缶コーヒーを脇に置き、職員は再び深いため息を吐いた。
(……いっその事、暇を持て余している能力者と英雄たちに向けて何かアクティビティでも提案しようかな)
 脇に置いた缶コーヒーを意味もなく凝視しながら、職員は心の中でぼやいた。
 じっと缶コーヒーに描かれたロゴを見ている職員の目の前を、先程すれ違った能力者が何人かの能力者と英雄と共に通りかかる。彼等は翌日休暇を告げられた者達だった。
「……あ、ちょっと君達!」
「?」
 声を掛けられて振り返った能力者達とその英雄達に駆け寄り、職員は1つ提案をした。
「明日、どうしようか迷ってたよね? それで提案なんだけど、みんなで何かして遊ぶってのはどうかな? ほら、鬼ごっことかかくれんぼとかだったらルールがシンプルだし」
 突然の提案に能力者達は驚いて瞬きをしている。そんな彼らの隣で、嬉しそうな声を上げたのは彼らの英雄だった。異世界からやって来た英雄にとってはこちらの世界の遊びが新鮮なのだろう。
 嬉しそうに英雄同士で盛り上がっているのを見た能力者達は、職員に向かって頷いた。
 一同が賛成、という声を上げる中、1人の能力者が手を挙げた。
「どうしたの?」
「あの、でも鬼ごっことかくれんぼを両方やるとなると大変ですし、集中力も切れてしまうかもしれません」
「あぁ……」
 困ったような能力者の声に、職員と能力者達は思案を始めた。
「んん……、じゃあ、缶蹴りにしようか。それなら鬼ごっこもかくれんぼも出来るし」
 職員の提案に、先程挙手した能力者も含めて全員が得心したように頷いた。
「じゃあ、僕は場所を探しておくね。ルールは……、それぞれ地方によって細かい事が違うだろうし、そこは君達で決めてね。じゃ、後は任せたよ!」
 職員がそう言うと、能力者達は早速細かいルールを決め始めた。
 そんな彼らを見て、職員は満足そうな笑みを浮かべながらその場を後にしたのだった。

解説

缶蹴りをして下さい。

●場所
 広大な広さが特徴の公園の芝生が生えている大広場にて行っていただきます。
  ・大広場の周りは雑木林が取り囲んでいます。
  ・広場内には4人用のブランコ、滑り台、そして丸みを帯びた形状のコンクリート製建造物が複合した大型滑り台が配置されています。

●時間帯
 10時開始、12時終了予定です。

●ルール
 ・時間終了まで鬼に見つからなかったら逃げる方の勝ち、鬼が全員捕まえたら鬼の勝ちです。
 ・鬼は能力者と英雄2人ずつ、合計4人です。
 ・鬼が逃げる方を探し始めるのは50カウント後になります。
 ・鬼が逃げる方の誰かを見つけ、缶を踏みながら名前を呼んだら大広場の真ん中に生えている木にて待機してください。
 ・鬼に捕まったら誰かが缶を蹴るまで待機、誰かが缶を蹴ったら全員解放されます。
 ・缶は大広場の真ん中にある木の下に設置されています。

●留意点
 ・公共の施設で行うので、一般の方の迷惑になるような行為は厳禁です。
 ・共鳴は禁止です。
 ・相手に怪我をさせる行為は避けて下さい。

マスターより

缶蹴りは隠れる専門でした、水藍です。
鬼をしたい方は挨拶掲示板にてその旨をお書きください。(先着順とさせて頂きます)
終ったら皆さんで公園内で昼食を食べたり交流を深めるのもいいかもしれません。
皆様からの戦略溢れるプレイングをお待ちしております。

参加受付中 プレイング締切日時 2016/02/29 07:30


参加にはSC1,000が必要です。

掲示板

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