本部
- 形態
- ショート
- 難易度
- 易しい
- 参加費
- 1,000
- 参加人数
-
- 能力者
- 8人 / 4~8人
- 英雄
- 6人 / 0~8人
- 報酬
- 少なめ
- 相談期間
- 5日
- 締切
- 2016/01/21 19:00
- 完成予定
- 2016/01/30 19:00
掲示板
-
見学退治
最終発言2016/01/21 02:18:06 -
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2016/01/20 20:26:54
オープニング
グロリア社製チョコレート菓子を沢山食べて応募しよう。
抽選に当たった八名の方はグロリア社のチョコレート工場を見学できます。
霊力を使った最新のチョコレート作成技術はまるで魔法のよう。
さながら工場の中は魔法とチョコの国。
そんなふれこみでグロリア社製チョコレート菓子が飛ぶように売れたのは。
年末のころ。人々が仕事疲れと、忘年会の酒気と。これが終われば休みだという、ランナーズハイで。世界全体がカオスとなっているころだった。
疲れた人々はまるで肉にたかる亡者のようにチョコレートを食い漁り、あっという間にチョコレートは完売のあらし。
その戦争に参加したのはあなた方も同じで、あなたがたは見事その抽選に当たり。
工場見学券を手に入れたのだった。
さっそく工場見学に向かうリンカーたち。
「来てくれてありがとう、別段、歌や踊りの歓迎はないけれど、最後にチョコレートを配るから楽しんでいってね」
最新の霊力を原動力としたチョコレート製造機器は、それはそれは不思議なものでした。
息が凍るほどの寒いフロアではチョコレートの雪が降りますし。
巨大なロボットが蒸気を吹き出しながら、チョコレート生地をこねています。
千を超える型が磁力と霊力の力で乱舞しながら出たり入ったりする部屋もありましたし。
超高温のオーブンもありました。
それを遙華がひとしきり紹介していきます。
『フローズンタワー』
高さ300Mの長方形の塔の中にあり。地上はマイナス5℃程度、上空の方は温度がマイナス40℃程度に保たれています。その高さまで。チョコレート射出機でチョコレートをうちだし、細かい霧状になったチョコレートが、さながら雪のようになって振ってきます。
それを小さなドローンが吸い込みラッピングルームに運びます。
『ミック君キッチン』
原材料を適量混ぜ指定のフロアまで運ぶ、その工程を全てがロボットが行っています。そしてロボットが一挙に押し込まれているフロアがここ。
1キロメートル四方の広大なキッチンで壁にずらっと並んだ棚には各種調味料がどっさり並んでいます。
この世のありとあらゆる調味料がそろっていると言われています。
ちなみにフロア自体は、全長5メートルのロボットに合わせて設計されているので、棚もテーブルもボウルも泡だて器も通常の五倍程度の大きさがあります。
「小人になったみたいで面白いでしょ?」
『霊石炭オーブン』
熱を発する霊石炭が五百メートル四方の部屋に並べられたフロアです。
まるで地獄のようなフロアです。陰炎が立ち上り、視界全部が真っ赤です。
ここにさまざまな種類の生地が送られ。鉄板で作られた箱に入れられ加熱されます。
フロア内は常に60℃。お菓子に合わせて、鉄箱に火炎放射を浴びせたりして100℃から2000℃まで調整可能です。
そしてなぜか、140℃に保たれた液化チョコレートの泉がフロア内にあります。
「新しいお菓子の開発をするためにちょっとね」
『超次元収納棚』
チョコレートの型や設備の予備パーツ。機材などを収納しているフロアです。
磁力と霊力の力によって、任意のパーツを任意のフロアへ一瞬で飛ばすことができます。
地下に無数のダクトがあり、そこを通して射出します。
ちなみに使い終わった型や機材を洗浄する部屋と一緒であり。
使い終わった機材の洗浄は90℃以上の煮沸消毒。弱酸による殺菌消毒。純水での洗浄という工程が踏まれます。
「共鳴中であれば、あなた達もこの施設で消毒できるから楽でいいわね」
そう遙華さんは皆さんを笑顔で消毒室に送り込もうとしましたが、猛烈に拒絶されたのでやめました。
『ラッピングルーム』
いろんなラッピング用リボンや包装紙、箱があります。ここは案外普通で、機械が流れ作業で自動的にラッピングします。
ただ、包装紙やリボンを延々と印刷している、超大型印刷機。が無数に壁に並んでいるのでうるさいです。
「と、まぁ、一通りこんな感じね。ここでラッピングされてトラックに積まれて出荷されるわ……ん?」
その時、遙華さんは首をひねって話を唐突にやめました。
その視線はテーブルの上のサンプルチョコレートに注がれています。
「いま、このチョコレート動かなかった?」
あなた達は当然わかりません。
「動いたわよね?」
そう遙華はドスの利いた声でつぶやくと、おもむろにテーブルのチョコレートを叩きました。
「ぎゃああああああああああああああ!」
突如汚い悲鳴が聞こえ。そして遙華が手をどけると、そこには板チョコレートに手足が生えた珍妙な従魔が伸びていました。
「遙華! 大変よ! 在庫の確認をしていたのだけど。チョコレートが多いわ。それも相当数。ってなにそれ?」
「従魔よ、やられたわ。チェックは万全だったはずなのに。お昼のトラックね……」
「これはまずいわ、従魔を出荷するわけにはいかないし。バレンタイン用の在庫を減らすわけにはいかないし。どうにかしてチョコレート従魔と、普通のチョコレートを分けられないかしら……」
ロクトは頭をひねります。
「二番倉庫にある大量の板チョコレートの中にも混じってると思うし。ここに従魔がいたことから、ある程度この工場内に散ってしまっているようね。何かいい対処法はないかしらね?」
ロクトはあなた方に問いかけます。
「お願い、従魔退治を手伝ってくれない? ちゃんと報酬はお支払するわ」
解説
「見分ける方法? そうね、さすがに食べたらわかると思うわよ」
「…………私は食べないわよ、お腹壊しそうじゃない。みんなよろしくね」
目標 チョコレート従魔を退治する。
チョコレート従魔の数は不明
「わかったら苦労しないわ、なるべくたくさん倒してね」
今回は 雑談半分、従魔討伐が半分の。緩い空気の中やりたいことをやっていただくシナリオです。そんなに必死に倒さなくても大丈夫です。
バレンタインデーどうする予定? とかチョコレート好き? とか遙華や別のプレイヤーとコミュニケーションをとりながらやっていただいて問題ないです。
今回の従魔討伐数で、次回の鳴海の甘想のシナリオに影響します。
チョコレート従魔の特徴
・一見普通の板チョコ。チョコレートに擬態している間はなかなか見分けがつかないが、義体がとけると、小さな手足,鼻と口が出る。
・ほとんどの個体は話すことはできないが、まれに喋る従魔もいる。従魔の特性上、話は通じない。(会話できる自我がない)
・頭が悪い
・攻撃力はかなり低い。ただし攻撃されるたびにチョコレートで汚れる。
・百体以上はいる様子
・チョコレートがたくさんある場所に潜り込もうとする。砂糖が好き。トウガラシが嫌い。
・マイナス5℃から43℃が適正活動温度、それ以上以下だと擬態できない。
・チョコレートのように溶けたり凍ったりするわけではない。
・触ると温かい、ぷにぷにする。
「各フロアの設備を使用しても構わないわ。有効活用してね」
遙華はどうやらダクトの中や床下、天井などを探すようですね。予期せぬ場所であったら優しく接してあげてください。
最後に遙華さんとロクトさんがチョコレートをくれるそうですが。
どちらからチョコレートをもらいたいか考えておいてください。
ひそかにどちらが多く受け取ってもらえるか、競っているようです。
受け取らない場合、その時はまぁ。遙華さんの悲しい顔が見られると思いますよ。
マスターより
ハッピーバレンタイーン。
まだ気が早いですかね。
今回はチョコレート工場でのひと悶着。
大量の板チョコに化けた従魔をできるだけ排除してください。
探す方法も重要ですが、従魔を処理する方法も重要ですよ。
それではよろしくお願いします。
関連NPC
リプレイ公開中 納品日時 2016/01/28 02:20
参加者
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見学退治
最終発言2016/01/21 02:18:06 -
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2016/01/20 20:26:54