本部
- 形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- 参加費
- 1,000
- 参加人数
-
- 能力者
- 10人 / 4~10人
- 英雄
- 9人 / 0~10人
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- 締切
- 2016/01/16 15:00
- 完成予定
- 2016/01/25 15:00
掲示板
-
幽霊船対策室
最終発言2016/01/16 14:54:16 -
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2016/01/15 15:17:55
オープニング
●
雪解けの季節。世界的、というより主に極東の島国でのみ、需要が激増する菓子がある。
平和だったころに比べ、輸送には危険が伴うようになったが、子供たち、恋人たちの笑顔の為に様々な人々が尽力していた。
今も、カカオを山積みした小さなトラックが山道をゆく。それを岩場から見下ろす、怪しい影があった。
「……連中が最近、やったらこそこそ運んでるアレは、いったい何なのかしらね? 秘密兵器か何だか存じ上げませんですけど」
愚かな神、と書いて愚神と読む。一敗地に塗れたことで人間を警戒するようになっていたグリムローゼは、何やら激しく誤解をしていた。
「善はハリー、必死こいて守ろうとする連中を蹴散らして蹂躙して踏み潰して憂さ晴らしでもしないとやってらんねー気分ですし、ちょうど良い生贄ですわね」
パーリーは盛大な方が楽しいですし、殺し合いならなおのこと、という彼女の意向で、その「情報」は一部の愚神たちの間に広まっていった。不幸な事に、そんな残念過ぎる発想に至った彼女を誰も止めてはあげなかったらしい。
本部に並ぶ依頼に、輸送中のカカオやチョコレート工場、果ては街角の手作り教室までを襲う従魔や愚神の対策願いが並ぶようになったのは、その数日後だった。
●
「しかし、ほんとうに従魔が出るのか? こんな大海原に?」
「さあな」
チョコレート産業に携わる者が軒並み被害を受けるようになってからというもの、チョコレートの原料であるカカオ豆を輸送する船員たちも、より一層警戒を強めていた。
従魔や愚神に対抗できるのは、リンカーのみ。
今回のエージェントたちの任務は、大型の貨物船の護衛であった。
万一に備えての配備。何も起こらなければ、それでよし。
しかし、そうもいかないようで……。
首尾よく荷を積み終え、復路を中ほどまで来たところだった。
突如として、あたりは薄暗くなり、霧が出てきた。
「あれ、計器が利かない」
「……嘘だろ?」
「無線が通じません!」
「おい、なんだ、この霧は!」
突然、その船は姿を現した。
「艦長! 敵襲です! ……船です!」
「何い!」
エージェントたちの前に現れたのは、まるで幽霊船。おんぼろになったマストと戦隊に、おぞましいガイコツがぎっしりと乗っている。
『ぎぶ、ぎぶ、ぎぶ、ぎぶ……ぎぶ……』
ガイコツはカタカタと歯を鳴らす。幽霊船は急激に進路を変え、こちらの船へと体当たりをしかけようとする。船全体が大きく揺れた。
ガイコツたちは、うつろな瞳で、何事かをうわごとのようにつぶやいているのであった。
『ぎぶ、ぎぶ、ぎぶ、ぎぶ……ぎぶ……ぎぶ、みー、ちょこれーと……』
解説
●目標
貨物船を守り、幽霊船から逃げ切る、または倒す。
●登場
ゴーストシップ×1
巨大な船体の従魔。船自体攻撃して来ないが、大砲などの設備を持ち、意思を持ったかのようにひとりでに動く。
しつこく追ってくる。
後述のキャプテンを倒さずにゴーストシップを沈めるのはかなり難しい。
ガイコツキャプテン×1
海賊帽を被り、指揮系統をつかさどっている。
海賊船で待機していて、乗り込んできたものに攻撃するが、おおむね部下をけしかける。
・修理(パッシブ)
毎ラウンド海賊船の損傷が回復する。
・指揮(パッシヴ)
ガイコツたちの能力値が上昇する。
・サーベル
サーベルでの物理攻撃。
ガイコツ(剣)×20
船に乗っているガイコツ。数は多いが、それほど強くはない。
・乗り込む
板を渡して乗り込んでくる。
・斬撃
剣での攻撃。
ガイコツ(弓)×5
遠距離から攻撃をしてくるのが厄介。命中力自体はさほど高くない。
・射撃
遠くから弓を撃つ。物理攻撃。
ガイコツ(大砲)×3
ゴーストシップに備え付けられている大砲を撃ちだしてくる。要注意。
・発射!
遠くから大砲の弾を放つ。2ラウンドかかる。中範囲にそれなりのダメージ。
●場所
貨物船『カカオマス号』の甲板、時間帯は昼。
霧がかった魔の海域と呼ばれる地帯。
船の上ということで足場は多少悪い。
双方ともに海へ落ちてもダメージはないが、復帰に多少の時間がかかる上、その間は極めて無防備になる。
●状況
ゴーストシップに乗ったガイコツたちが襲ってくるところから。
スタート時はやや距離がある。
しばらくすれば、ガイコツたちは海賊船から板を渡して甲板へと乗り込もうとする。
(ラウンドにしておよそ3ラウンドほど※増減あり)
板はだいたい一人づつしか通れない幅である。
リンカーであれば、助走をつければ飛びうつることも可能。マストや足場というには頼りないロープのようなものもある。
マスターより
こんにちは。MSの布川です。
今回は連動シナリオです。
バレンタインに備えた、久しぶりの戦闘シナリオをご用意しました。
船員は基本的にはエージェントたちの指示に従います。
多少の操艦も可能です(それでも、なにもせずに逃げ切れるということはないのですが……)。
味方の船に誰もいないといった状態にならない限りは、こちらの船員たちに危険は及びませんが、船の損傷による沈没にはご注意ください。
リプレイ公開中 納品日時 2016/01/23 16:04
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幽霊船対策室
最終発言2016/01/16 14:54:16 -
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2016/01/15 15:17:55