本部
あけましておめでとう。門松を倒せ
- 形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- 参加費
- 1,000
- 参加人数
-
- 能力者
- 12人 / 4~12人
- 英雄
- 12人 / 0~12人
- 報酬
- 多め
- 相談期間
- 5日
- 締切
- 2016/01/11 19:00
- 完成予定
- 2016/01/20 19:00
掲示板
-
恐怖ビッグカドマ2
最終発言2016/01/11 14:12:23 -
質問卓
最終発言2016/01/10 12:26:50 -
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2016/01/09 00:09:32
オープニング
一富士二鷹三茄子。皆さんはよい初夢をご覧になることができたでしょうか。
一年の計は元旦にあり。この日をいかに良く過ごせるかでこの一年が良い年になるか占うこともできるのでしょう。
そんな年が明けたばかりの良き日に。大変な目にあっている人がいました。
「悪夢だわ」
遙華さんです。
「なによこれ、夢なの? 私は悪い夢を見ているというの?」
遙華さんは新年早々悪夢を見ているような、けれども逃れられない現実に直面しているのですから笑えませんでした。
「これ、なによ。昨日の夜までこんな物なかったじゃないの」
遙華さんはグロリア社の衛星画像を映したモニター越し、うねうねと触手を伸ばした、大木のような、それこそ触手大魔神のような愚神を目の当たりにして、唖然となりました、そしてその手のみかんを落しました。
「あれは、ビック門松」
ロクトが感嘆したように、モニター越しのその超巨大生物を見やります。
「知ってるの?」
「ええ、細部が異なっているから、同種の別個体だと思うけど。去年の元旦にも現れて相当な被害を残した愚神よ。その戦闘能力はすさまじいわ」
「去年の個体は倒したのよね?」
「ええ、だから別種の個体だと断言できるの。それにしても被害は尋常じゃなかったわ。大けがをするリンカーも何人も出て、とても大変だったの」
ロクトはしみじみつぶやきます。
「私は全然知らなかったわ」
「去年の暮はお年玉が少ないってふて寝してたから、声をかけられなかったのよ。だから記憶に残ってなくても無理はないわ」
「う……」
遙華さんは肩からずりおちたモンペをかけなおします。
「今年はたくさんもらえた?」
「128万ほど」
「レートは?」
「128万霊石」
「分かりにくいわ!」
「冗談よ! 普通にこの国の一般通貨。正月時期の銀行があいていない時に外国通貨を渡されても困るわ」
「あら、すぐに使うつもりなのね」
「欲しい福袋があって……」
「あらあら、私、今ざっとお年玉の額を去年と比較したのだけど。去年の123%増しね、駄々をこねたかいがあったじゃない」
「それはもう言わないで! それよりロクト、直ちにH.O.P.E.に強力を要請しましょう。これは私達だけでは手に負えないわ」
そう遙華はスリッパを引きずりながらモニタールームを抜け寒さに肩を震わせながらH.O.P.E.の支部に行く段取りを整えたのでした。
* *
ビック門松が出現した日本国内某都市の周囲には警戒態勢が敷かれていた。
去年同じような愚神と相対したこともあり、H.O.P.E.の対応は的確で一般人はすべて町から脱出したことがわかっている。
しかし去年と比べて門松の成長力は強く、あっという間に町全体を蔦や根で覆い尽くしてしまった。
おかげで地上から近づくとなると。この根からの攻撃を受け、接近は困難を極める。
また、見た目は門松っぽくなく、本体のような幹から数本の赤い石のついた触手が伸びているが。
ここからレーザーを放ってくるため、上空からは近づくことができなかった。
またこの愚神はコアが四つに分かれ、それぞれが違う役割を持っている。
中心核と呼ばれる核さえ破壊してしまえば倒せはするのだが。他の三つの核が総手で守るので、中心核だけ狙うことは困難を極める。
「去年はどうやって倒したのよ」
遙華がブリーフィングルームで町の地図を見つめながらロクトに問いかけた。
「去年は、町に被害が出ることを覚悟で。衛星につむためのエネルギーガンを四方から撃ちまくったわ」
「そんな便利なものがあるなら、どこかのすごく強い愚神と戦うときに使えばいいのに」
「まずこれ、大きいし、エネルギーの消費量がすごいし、照準システムに無理があるから。門松くらいの大きさじゃないとまず当たらないのよ」
門松の大きさは東京タワーより少し大きい程度、これはどんなへたくそでも当たるだろう。
「それに愚神の近くまで運ぶのにどれだけコストがかかるか……。まぁそれ以上に運用データが欲しいから、これはこれで」
「ただでは起きないわね、グロリア社」
呆れて遙華がつぶやいた。
「とりあえず、報奨金を上乗せして、急募ということで集めましょう。相談する時間も少なくて気の毒だけど。仕方がないわね」
場所はビルなどが密集した、町の中心部。
背の高い建物など多く、障害物や踏み台に困らない反面。こちらも視界が多く敵の攻撃を判別しにくい。
また電波塔を添え木にするように生えているのでそこを登れば簡単にコアに攻撃することができるだろうが。門松が怒って電波塔をへし折る可能性もある。
市街地戦は慣れないと思うがグロリア社のバックアップの元、これを撃滅してほしい。
解説
目標 愚神 ビックカドマ2(作戦内ではBKと呼称)の撃破
攻撃可能箇所
コア1234のいずれか
KB本体(ダメージは低い)
コア
1 レッドサーチアイ KBの上部にあり、赤い。ここから対空レーザーが発射されるので、これが破壊されない限り空から近づけない。
2 トレントレッグコア 根を管理しているコア。これがある限り周囲の霊力を吸収しKBは大きくなり続ける。また一番低い部分にこのコアはあるが、このコアがある限り根が攻撃してくるので近づくのは難しい
3 キュアレーションハート KBの表面に大きく露出したコア。このコアがある限り、吸い上げた霊力を使い、装甲を回復させる。つまりHPがターンの終わりに自動回復する
4 中心核。体の中央にあり分厚い装甲で守られている。装甲は傷つけられても回復し、ある程度幹を削らないとこのコアは見えない。
行動パターン
1 上空に敵がいる場合、レーザー攻撃。範囲は町をすっぽり覆うほど
2 地上に敵がいる場合、蔦攻撃。範囲は町をすっぽり覆うほど
3 幹から広範囲に棘を飛ばす物理攻撃
4 蔦でからめ捕り、霊力を抜き取る魔法攻撃
上記の四つのどれかを四回、一ターンのうちに放ちます。
侵入方法。
1 ヘリでの輸送
2 車両による地上からの輸送
3 衛星エネルギーガンの弾丸として射出
3番を選ぶと、人間大砲みたいにKBに打ち込まれることになります。ダメージはないですが、絵面的にすごいことになります。ただ妨害はなく、一瞬でKBの元まで行けます
衛星エネルギーガン
チャージが完了次第打ちます。三回射出可能でリンカー側でタイミングは調整可能です。すごくダメージを与えることができる反面。AGWの部類になるので、着弾地点付近にいるとダメージを受けます。あとビルとか街とかもダメージを受けるので、そんなに使ってほしくないです。
救援物資
ヘリが飛べるようになれば救援物資ということで、回復アイテムが投下されます。
マスターより
あけましておめでとうございます
今年もよろしくお願いします
そう遙華さんが申しております。
今回は大怪獣バトルです。ちょっと複雑な戦闘なので、事前の打ち合わせが重要になるんじゃないかな
関連NPC
リプレイ公開中 納品日時 2016/01/18 09:21
参加者
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恐怖ビッグカドマ2
最終発言2016/01/11 14:12:23 -
質問卓
最終発言2016/01/10 12:26:50 -
依頼前の挨拶スレッド
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