本部
【駆け出しエージェント指南】心
- 形態
- ショート
- 難易度
- やや易しい
- 参加費
- 1,000
- 参加人数
-
- 能力者
- 8人 / 4~8人
- 英雄
- 7人 / 0~8人
- 報酬
- 寸志
- 相談期間
- 5日
- 締切
- 2015/12/30 07:30
- 完成予定
- 2016/01/08 07:30
掲示板
-
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2015/12/28 12:32:05 -
エージェントの心得掲示板
最終発言2015/12/29 20:47:42
オープニング
ここ最近、サンクトペテルブルクにあるH.O.P.E.支部ではちょっとした騒ぎが日常になっていて、それは今日も繰り広げられていた。
「それで結局、何がしたいわけ?」
「だからー、世界を守るんだよ!」
「……はぁ」
その、今日の発端は女性の割には大柄な彼女の問い掛けからでそれに対して声変わりをしたばかりかまだ若干ハスキーな声を発する少年の声が響くと、彼女は視線を下げれば次いで溜息を漏らして。
「……こう、何て言うかもっと具体的な所ってないのか?」
「具体的だろ、てか英雄のあんたならそっちの方が分かりいいんじゃないの?」
「いやいや、英雄の皆が皆そんな事考えてる訳じゃないしむしろ方向性としては漠然とし過ぎだって……世界を守る、って言ったってなぁ」
そしてすぐに口を開き応じたその彼女が発した言葉から察するに、女性は少年と誓約を交わした英雄で、ならば対面の少年は能力者……と傍から初めて二人を見守る者達はそう理解する中でも喧々囂々会話は未だ続けば何時もの様に戸惑いを露わに、頬を掻きながら女性は言葉を重ねる。
「まぁ……実際そうするとして、そのためにこれから俺達は何をするんだって言う話なんだけどさぁ」
「……あー」
「え、まさか今気付いたとか言わないよな……全く俺も焼きが回ったな」
「何だよその言い草!」
「そりゃ言いたくもなるさ!」
さばさばと、比較的落ち着いた調子で発せられた彼女の問いに少年は一時でも声を詰まらせるなら、肩を竦める女性に果たして今日も彼は噛みつくといよいよ本格的に今日の口論が始まろうとした、その時だった。。
「今日も今日とてうるさいですよーぷんぷん!」
受付担当のお姉さん、何時もの様に二人の間に割り入って仲裁に入るのもお約束。
「全くどうして毎日こうも同じやり取りをしては揉めているんですか!」
『だって……』
「はー……」
少年と同じ位の背丈でも肩をいからせしっかり二人へ叱咤すれば問うと、声をハモらせる二人にやはり溜息をついて受付嬢、いさかいの理由は多からずもこの事態の原因は理解していた……誓約の経緯こそ分らずも能力者と英雄の間に多かれ少なかれ『ずれ』が生じて結果、苛立ちを互いにぶつけているこの事態に。
一度、戦闘を経験させる事も考えたがこの状況では最悪の事態も考えられる以上はおいそれと送り出す事は彼女としては当然出来る筈もなく。
「なら、諸先輩方から話でも聞いてみますか」
と、その時になって漸く得た閃きをそのまま口にする彼女へ果たして二人。
「あっ、エージェントを始めた理由とか能力者になったきっかけの出来事とか?!」
「他にもなれそめとか、そもそもの行動原理とか諸々……ですかね。とにかく、エージェントとして登録こそされていますけどちゃんとした活動をする前に二人には先ず、自身の足場を固めて貰わないといけませんね」
「成程……そうかも冴えてるな姉ちゃん!」
「俺はやだなー……」
賛否両論、意外と少年の方が食いついて女性の英雄は頬を掻きながら不満げな表情を浮かべるもこれ以上の選択肢は二人にとって恐らくないから受付嬢はまた口を開くのだった。
「はいセフィアラさんだまらっしゃい、とりあえずは座学から! 本格的な活動はそれが終わったら!!」
この依頼が、憧れだった能力者になった少年がエージェントとして踏み出した最初の一歩だった。
解説
●目的
駆け出しエージェントに皆さんの経験談等を語ろう!
全員プレイングが白紙でない限り失敗はありません
●状況等
フィンランドにあるH.O.P.E.支部の会議室を借りています。
簡単な飲食なら問題ないので、必要なら何かしら持ち込んでも構いませんが未成年の飲酒は禁止です。
駆け出しエージェント二人の現状はOPに書いてある通り。
どんな話であれ、最終的に色々な意味で真っ直ぐな少年ハインが自らで手近な指針を定めさせる事が出来れば良いでしょう。
●ハイン・ザルバート
フィンランドにある小さな山村出身の少年、15歳。
とある事件で憧れだった能力者と触れ合い、彼らの活躍を目の当たりにして暫くしてから唐突に能力者として覚醒し、セフィアラと出会った。
性格は責任感が強く曲がった事が嫌い。どちらかと言うと単純で単細胞だが頑固な一面もあり、今回の事態になった。
先輩エージェントである皆さんの話には興味津々、どんな話でもちゃんと聞くが自分も曲げません。
●セフィアラ
本来いた世界では大海賊だったと自称する女性、見た目二十代後半。
彼女がいた世界では圧倒的なカリスマを誇りながら自らも前線で巨大な戦斧を豪快に振るい、並ぶ敵なしの大海賊団を率いていたと言う話だけでどうして海賊になったか等の詳細については語られていない。
どちらかと言うと豪放で竹を割った様な性格だがその実、情に深い側面もある。
今回、先輩エージェントである皆さんの話にはしっかり耳を傾けるもひたすら話を聞くだけ等、退屈なことが嫌いだったりもする。
●その他
PCさんの設定等を自由にプレイングに書いて、二人へ話して貰って構いません。
但し、内容等によっては描写出来ない場合あります。申し訳ありませんがご承知おき下さい。
マスターより
何時もお世話になっております、蘇芳です。
今回は以前にちらと登場した、気付いたら能力者になっちゃったハイン君とその英雄さんに、エージェントとしての心構えとか諸々を教えて頂く依頼となります。
エージェントとしての心構え等々も勿論ですが皆さんのこんな設定あんな設定等々もお話頂けると嬉しく、二人からしてもきっと思う事得る事があると思いますのでそちらも楽しみにしています。
とそんな感じの軽いシナリオになりますが、どうぞよろしくお願いします。
リプレイ公開中 納品日時 2016/01/08 21:23
参加者
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最終発言2015/12/28 12:32:05 -
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最終発言2015/12/29 20:47:42