本部
おはなしをきかせて
- 形態
- ショート
- 難易度
- やや易しい
- 参加費
- 1,000
- 参加人数
-
- 能力者
- 6人 / 4~6人
- 英雄
- 6人 / 0~6人
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- 締切
- 2015/12/25 12:00
- 完成予定
- 2016/01/03 12:00
掲示板
-
相談卓(必要性は?)
最終発言2015/12/23 22:22:59 -
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2015/12/21 21:53:57
オープニング
●まだ少女だった頃
彼女は逃げ惑っていた。
自分を守ってくれた家族の血を浴びて服は真っ赤に染まり、靴は片方どこかに置いて来てしまった。
それでも止まるわけにはいかない。後ろを振り返ってはいけない。
必死に逃げなければ死んでしまうと、幼いながらも彼女は理解していた。
このまま逃げていても死ぬかもしれない。助からないかもしれない。胸に抱えた誕生日プレゼントを開けることも出来ず、もしかしたら……。
絶望に覆われそうな思考の片隅でーーー声が聞こえた。
助かりたいか。救われたいか。それなら俺と『約束』をしろ。
どこから聞こえるのか分からない。しかし少女はその言葉に、悪魔の囁きかもしれない声に強く頷いた。
●幼い能力者と大きな英雄
この世界に現れた英雄の一人、ユウは困っていた。
目の前にいる、自分と誓約を交わした能力者……名前は竜見玉兎(たつみぎょくと)。
高身長の部類に入る自分が屈んで尚も目線の合わない彼女は、今年で十歳になるかという少女であった。話を理解しているのかいないのか分からない。彼女が受けた精神的苦痛のせいか、まだすらすらと会話も出来ない。
だからこそユウは困り果て、大好きなウサギのぬいぐるみを抱く玉兎は今にも泣きそうな顔をし……そして本部に依頼が届いたのだった。
●少女のおねがいごと
依頼を受けた能力者達が通されたのは、暖房の効いた小さな部屋だった。
大きな机が一つと小さな机、それとセットになっている椅子がいくつか。大きな机には様々なお菓子や飲み物が並び、拙い字で「ごじゆうにどうぞ」と書いた紙が置かれている。
まるで、これからパーティーでも始まるような。
そんな考えさえ浮かぶ部屋の扉が、こんこんとノックされた。がちゃりと扉を開けて入ってきたのは、真っ黒な髪に真っ黒な目。そして真っ白なウサギのぬいぐるみを抱いた少女。
「あの……おねがいが、あるの」
自身の契約英雄にに背中を押され能力者達の前に進み出た少女――玉兎は君たちを見上げ、小さな声でたどたどしい言葉で呟く。
「のうりょくしゃが、りんかーがどんなことをするのか……ぎょくとに、おしえてほしいの」
解説
●目的
まだ依頼を受けたことのない玉兎にこの世界のことや英雄のこと、リンカーがどんなことをするか……などを教えてあげてください。
●場所
会議室のような大きな部屋を一つ貸し切り。
大きな机は一つだけだが、小さな机と椅子は人数分より少し多いぐらいにある。
お菓子や飲み物も各種揃えられて多く用意してあり、少なくなれば職員が補充してくれる。
●NPC情報
・竜見玉兎(たつみぎょくと)
腰辺りまである黒髪に黒目の日本人の少女。常に真っ白なウサギのぬいぐるみを抱きかかえている。
能力者になったきっかけは目の前で家族が愚神に惨殺されたこと。死や戦闘についてはまだ恐怖心がある。
・ユウ
玉兎の英雄でいつも彼女の傍にいる。真っ白な髪と色素の薄い肌、それから真っ赤な目をしている人型の英雄。玉兎には「ウサギさん」と呼ばれている。
玉兎に能力者としての自覚を持ってもらいたいが、同時にあまり戦闘に出させたくない過保護な面も。
※OPの「まだ少女だった頃」と「幼い能力者と大きな英雄」はPL情報となります。
マスターより
誰にでも初めてがあります。
その時、誰に助言をもらうのか…それは成長してからも指針になるかもしれません。
改めて初めまして、秦と申します。
能力者になったばかりの少女と英雄になりたての青年。
本部から一応の説明は受けていますが、まだ実感が湧かないようです。
どうか彼女たちを導いてあげてください。
それでは、素敵なプレイングお待ちしております。
リプレイ公開中 納品日時 2015/12/31 19:41
参加者
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相談卓(必要性は?)
最終発言2015/12/23 22:22:59 -
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2015/12/21 21:53:57