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上座部仏教系の教訓を教える意味も含む、ビルマ創世記神話・民話に伝わるパデーダの樹の精霊。 遥か昔昔、ミャンマーにはパデーダの樹があり、その葉はとても有益で、料理の匂い消しや薬など多様な事に役だったが、捕りすぎないようにみんな必要な分だけをとっていた。しかし、やがて余剰分をストックする人間が現れると互いに多くとるようになり、人間同士が人間不信になり、パデーダの樹はもう現在に存在しなくなってしまった。 それゆえに美徳・謙遜を得た人間を褒める時に「あなたの家にはきっとパデーダの樹が生える」などとほめる。ミャンマー人の共通認識から出現した観念系英雄と推測される。 なお、このパデーダは顕現の時に特別な能力を失っており、葉っぱは料理の匂い消しとしてただおいしいだけで特別な効果はない。ちぎってもまた生えてくるが、痛がる。世間に迷惑をかけないなら私の痛みは耐えましょうとか言う。 誓約「悪事をするな」

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